ポインティングスティック搭載のメカニカルキーボード – PC Watch
ARHICSS からちょっと面白そうな PC 用キーボードがリリースされました。
ARCHISS ってキーボードメーカーとしては東プレやダイヤテック(FILCO)に比べると知名度が低いけど、以前からなかなか玄人好みのスペックをもつキーボードを出しているんですよね。私も今の REALFORCE TKL S を買う前にちょっと買いそうになっていたことがありました。
定番の CHERRY 製キースイッチを採用したコンパクトなテンキーレスキーボードという点で私好みなわけですが、静音赤軸の選択肢があることと、ポインティングスティックを搭載してキーボード単体でマウス操作までできるのがツボ。REALFORCE ユーザーになる前はずっと IBM の Space Saver II(TrackPoint つきテンキーレス)を使っていたこともあり、こういう仕様のキーボードはどストライクなんですよね。
使い途は思いつかないけどとりあえず買ってみようかな…と気持ちが傾いたのですが、クリックボタンの仕様を見て我に返りました。クリックボタンの位置がスペースキーの両隣じゃないですか。
これだと人差し指を伸ばしてスティックを操作しつつ、両親指を縮こめた状態でクリックしなくてはならず、想像しただけで窮屈そう。IBM/Lenovo の TrackPoint 系キーボードはスペースキーの下に別途クリックボタンが用意されているのに。また、私はスペースキーの右隣にある [変換] キーを ATOK のオン/オフに割り当てる設定で長年使っているので、それが右クリックに割り当てられているというのもあり得ない。それにクリックボタンなのにキーボードと同じストロークのあるキーというのも使いづらい。これはないなー。
クリックボタンさえ独立して用意しておいてくれたら買っていただろうに…と悔やんでいたところ、台湾の TEX というメーカーが発売している「Yoda II」というキーボードを発見。
Mechanical keyboard with TrackPoint | TEX – 鈦思科技
これは完成品のキーボードではなく自作キットのようですが、スティックポインタつきのテンキーレスキーボードで CHERRY 製スイッチ採用、しかもスティックポインタは Lenovo 製の TrackPoint モジュールを採用しているらしく、理想型に近い感じ?
ただこれもクリックボタンがキーボードと同じくストロークの深い CHERRY スイッチなのと、ファンクションキーがない時点で私の選択肢からは外れるわけですが(日本語変換やショートカットキーとしてファンクションキーを多用する人なので)、デザイン等も含めるとこのキーボードはちょっとグッとくる。
まあなんだかんだ言って手への馴染み度や打鍵感の気持ちよさまで含めると、マウス機能はないけどやっぱり REALFORCE TKL が至高なんですよね。十年は余裕で使えるキーボードなので、機能的によほどこれを超える製品が出てこない限り乗り換えることはないでしょうが、入出力機器好きとしてはたまに違うのも使ってみたくなるじゃないですか(笑。
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