リコリス・リコイル展 @松屋銀座

松屋銀座にて開催中の「リコリス・リコイル展」に行ってきました。

リコリス・リコイル展 ～seize the day～

『リコリス・リコイル』は私が昨年ガッツリハマったテレビアニメで、BD を全巻買ったのに加えてあちこち聖地巡礼したりもしました。でもリアルイベント系はなかなか抽選に当たらず（応募だけはしていたらしい）、今回の展示会が初めて。

放送開始から一年経ったにも関わらず会場はすごい人出で衰えぬ人気を実感しました。隣のスペースでは SPY×FAMILY 展もやっていて、松屋銀座のイベントフロアはカオス状態。この二つのイベントを同日程でぶつけるのはちょっと無茶だったのでは…。

展示は入口からもう「喫茶リコリコ」をそのまま再現した作りになっていて感激しますね。扉を開けた途端、店員姿の千束とたきなが出迎えてくれそうな。

と思っていたら、内部もほぼ喫茶リコリコそのままで、本当に二人のパネルが出迎えてくれました。

なお会場内は一眼カメラや動画の撮影は禁止で、スマホでの写真撮影のみ OK でした。別料金の音声ガイド（自分のスマホで聴くタイプ）はメインキャスト二人による新録で必聴と言えます。が、スマホで撮影しながら聴いているとシャッターを切るたびにシャッター音で音声が途切れるのが問題。あまりゆっくり滞留できる会場でもないので、スマホはサブ機も持っていって撮影用と音声ガイド用に分けるべきでした。

いきなりメイン級の展示。喫茶リコリコの看板甘味、だんご三兄弟・たきなスペシャル・千束スペシャル。劇中にも登場したやつ、どころか真ん中は 8 話のストーリーの軸になっていたくらいです。

個人的には試験管にブッ刺さった三本のだんごは劇中で見たときから食べてみたいと思っていたんですよね。以前やっていたコラボカフェでは実際に出していたようですが。

お店の裏に回ってクルミの秘密基地。椅子の後ろにある箱はコンピューターの電源なのか、ネットワークなのか、それとも PC 本体なのか、とかそういうところばかり気になってしまいます。

水族館の大水槽をを模した「さかなー！」「ちんあなご！」エリア。ここに立って例のポーズをするとスタッフさんが「さかなー！」「ちんあなご！」の音声を流した上で写真を撮ってくれます。勧められるがままに撮られているお客さんもいましたが、私は遠慮しておきました（笑

毎話話題になっていた CM 入り／明けのアイキャッチもひととおり展示。これ芸術点高かったし、本編の外側の千束やたきなの様子を想像する余地をくれて良かったですよね。
ただ、真似をすると危険という理由で放送後に差し替えられた「彼岸花をタバコに見立てたアイキャッチ」はここでも差し替えられていました。残念だけどこのままお蔵入りになってしまうんだろうなあ。

ハッカー・ロボ太のアジト。モニターが 9 枚！設備的にはクルミよりもすごいのに、どうがんばっても絶対クルミには勝てないあたりが哀愁を誘います。現在制作中の新作では彼の登場はあるのでしょうか。

芸が細かいと思ったのは劇中に登場したドリンク「ゴキゲン」の缶がちゃんと再現されていたこと。
これ二十年くらい前にアサヒ飲料から発売されていた「フキゲン」のパロディですよね。何故こんな懐かしいものを今さらパロろうと思ったのか（笑

秘密組織 DA のコマンドルームもありました。銃取引事件や延空木事件の際に楠木司令らが詰めていたところですね。
これ自体は「ふーん」という感じだったのですが、しばらく見ていると一定時間ごとにウォールナットにハッキングされる演出が仕込まれていて、それがこの展示のメインだと思いました（笑

最終話のラストシーンに登場したハワイのキッチンカー。
全てが終わった後のあの底抜けにハッピーな雰囲気が思い出されます。でもキッチンカーは造作じゃなくて実車を置いてほしかった気も。

制作スタッフ陣による本イベント向けのミニ色紙がズラリ。これが最大の見せ場、というくらいの物量で圧倒されますが、それぞれのイラストも制作陣の作品愛が溢れていて見応えがあります。ここが会場内で最も人でごった返していた印象。

このミニ色紙、全種類の複製が会場の物販コーナーで販売されています。しかもランダム。売り方がえげつない（汗
でもむしろイベントのキービジュアルを使ったグッズよりも欲しいと思えるイラストも複数あったりして、そういう意味でもやっぱりえげつない。

物販エリアではまさかの真島ジェンガが販売（笑。
これ、ラジオのゲームコーナーで盛り上がっていたのをアレンジして商品化したやつですね。バランス取らねえとなあ！

今後新作アニメが予定されているとはいえ、放送もいったん終わって少し時間が経ったこのタイミングでイベントを開催してくれたことに感謝。
でも展示内容的には思っていたよりも薄めだったかなあ。せっかくだからコンテとか原画とか台本とかも見せてほしかったです。
あと、混みすぎてせっかくの展示をじっくり見る余裕がなかったのも残念。このイベントに限らずですが、この手の展示会って写真撮影 OK な代わりにあまり滞留できる雰囲気じゃなくて、せっかく現物があるのにじっくり楽しむのは後から写真で…となりがちなんですよね。お盆休みを待たずに平日に休暇取って来るのが正解だったかもしれません。

でもとにかく久しぶりに作品世界に触れることができて楽しかったです。今回のイベント合わせでの発表は特にありませんでしたが、新作の情報も期待してますよ！