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武蔵小山に移転した「スペイン食堂 石井」に行ってきました

「スペイン食堂 石井。今、ズキーンときたぞ」

ドラマ『孤独のグルメ』シリーズに登場するお店の中でもリピートするくらい気に入ったお店というのは多数あるのですが、この「スペイン食堂 石井」も私が特にリピートしているお店の一つです。自分から行くだけでなく誰かから「行きたい」と誘われて行くことも多いお店。
そのスペイン食堂 石井が 3 月にいったん閉店し、7 月に移転再オープンしたということで再び行ってきました。

新しいお店は武蔵小山の有名なアーケード街の出口すぐのところにあります。以前あった旗の台とは隣町くらいの位置関係で、都内でも有数の商店街がある戸越銀座からも徒歩圏内。ここ、なかなかいい立地じゃないでしょうか。
こちらの店舗も以前と同様、赤と黄色のスパニッシュカラーが眩しい看板が目印。

スペイン食堂 石井

休日のランチタイムともなると予約だけで満席になるようです。予約しておいて良かったー。

改装したての店内は以前の店舗よりもかなり広く、席数が増えただけでなく厨房も二倍以上広いんじゃないですかね。スタッフも以前より増員したようで、なんかすっかり立派なレストランになってしまった感。
メニュー表もいきなり垢抜けた感じに。ちょっと押しの強さを感じるけど、料理の写真がどれも良い。

メニューの一角を占める『孤独のグルメ』コーナーを発見(笑
今でもドラマを観て来るお客さんは絶えないようで、隣のテーブルでも五郎さんメニューをいくつか注文している様子でした。

黒板メニューも健在。
定番料理もいいけど、日によって変わるこの黒板にどんな文字が躍っているかを確認するのも楽しみなんだ。
しかしまあ、見れば見るほどどれもおいしそうで迷ってしまう。

昼間だけど飲んじゃうもんね。
スペインビール「アルハンブラ」。日本のビールよりも軽い飲み口でグイグイ行ける。飲みやすすぎて料理が来るまでもたないんじゃないの…。

まずはガスパチョ(トマト冷製スープ)から出てきました。まだまだ暑いから、冷製スープとか冷製パスタとかがあると嬉しい。

トロッとした冷たいスープを口に運ぶと…ん~~~~~、酸っぱい!!
でもキリッと冷えたこの酸味が、暑い中駅から歩いてきた喉に胃に染みわたる。この酸っぱさ、クセになりそうだ。

続いてスペイン風ミックスサラダ。
メニューの写真よりも実物の方が盛りが良いような…これは逆写真詐欺かな?(笑

サラダの上にたっぷりめのゆで玉子、ホワイトアスパラ、ツナ、フライドオニオン…といろいろ載っかってくるのが嬉しい。こういうサラダ大好き。

そしてここに来たら絶対食べるやつ、「長谷川さんこだわりマッシュルームの鉄板焼き」。
プリップリの大ぶりマッシュルームにベーコンが詰めてあって、口に入れるとうまみの大洪水。やっぱりこれは何度食べてもおいしい。

メインは黒板メニューにおすすめの文字があった「豚ロースの低温調理ロースト ポルチーニソース」。
低温でじっくり調理されているだけあって、しっとりとした豚肉の中にうまみが詰まっています。香り高いポルチーニソースとの組み合わせも実にいい。
しかも肉の下に敷かれたズッキーニやナスなどの温野菜が豚のうまみを吸って、この一皿の中で二つめのごちそうになっている。

こんなのを食べさせられたら赤ワインを追加するしかないじゃないですか。
もう午後はなんにもしないぞー(←。

〆はもちろんパエリア。今回はバレンシアパエリア(ウサギ入り)を選びました。
通常のバレンシアパエリアは鶏肉だけのところ、ウサギを追加するとすごく良いダシが出るとのこと。

スペインといえば魚介系のパエリアだけど、私の中ではこのパエリアも定番として定着しています。

お手洗いの前にはドラマ撮影時の写真がたくさん貼ってあって、ほっこり。
店構えが立派になっても、以前と同じ身近な雰囲気が感じられるのが良いじゃないですか。

そういえば、以前マスターと少し会話したときに「ドラマの効果もそのうち切れるから、飽きられないようにいろいろ新しいことに挑戦してるんですよ」ということを仰っていたのが印象的でした。この立派な新店舗はきっとその努力の賜物なのでしょう。

今回もごちそうさまでした。
必ずまた、あのマッシュルームを食べに来させてもらいますよ。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート Season1~10&原作
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、および原作の病院、パリのみ未巡礼)。 ドラマ...

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