神保町中国料理唐人飯店

神保町まで担々麺を食べに行ってきました。

自由が丘吉華、大岡山四川屋台と私の担々麺好きのルーツとなった久田大吉氏の流れを汲む店を最近巡っています。ここ神保町の唐人飯店もルーツを同じくする店とのこと。というか、神保町に来る前は八重洲で「唐人吉華」として営業していたというから完全に吉華系の店なわけです。

ランチメニューはいろいろあるけど担々麺と麻婆豆腐が二大巨頭という感じ。他のお客さんを見渡す限りではもやし担々麺も人気のようでした。

麻婆豆腐や担々麺は注文時に辛さを選べます。でも「大辛」「激辛」までは分かるけど「超激辛」とか「スペシャル」はどんな辛さになるのかまるで想像がつかない。
私は辛いものは好きだけどあまり辛すぎると味が分からなくなってしまうので、基本的にはほどほどの辛さなのが好み。

というわけで麻婆豆腐ランチ。シンプルに麻婆豆腐とライス、中華スープ、付け合わせ（もやし）のセットです。
辛さはお店のお勧めに従うのが一番おいしく食べる道だろうと思って「普通」をオーダー。

皿の縁に見えるほどたっぷりの山椒がかかった麻婆豆腐。
シビ辛を覚悟して食べたら、唐辛子の辛さと山椒の痺れ、それとうまみのバランスがちょうど良い。これ以上辛いとうまみが味わいにくくなるし、かといって辛くないと物足りない。絶妙なバランスの旨辛麻婆豆腐で、私としてはかなり好きな味。

吉華系の店に来たなら担々麺を食べずに帰るわけにはいかないでしょう、ということで担々麺も注文。
「単品で」と注文したらデザートは省略されたけどライスは問答無用でついてきて、結果二杯目のライスを食べることに（汗。

この担々麺も辛さ普通で注文したのに、先ほどの麻婆豆腐とは辛さのベースが違う。見るからに赤くて辛そう。
あっさり目のスープに白胡麻とラー油という構造は吉華や四川屋台と同系統ながら、こちらの方がガツンと辛い。中辛くらいに下げても良かったかもしれないけど、でもうまい。

スープの辛さに麺だけではおっつかなくなって、結果的に白飯があって助かった。

麻婆と担々のダブルパンチに大汗をかきながら食べていたところ、店員さんがお冷やをピッチャーで持ってきてくれました。
この店、標準は冷水じゃなくて熱いお茶だから口を冷やせなくて困っていたところでした。これは助かった…。

デザートはライチゼリーでした。担々麺は単品注文だったからこれは麻婆豆腐ランチの分と思われます。
唐辛子で火照った舌に、ひんやりしたゼリーが気持ちいい～。

麻婆豆腐も担々麺も、期待した通り私好みの味で気に入りました。焼きそばもおいしそうだし、ここはまた食べに来よう。
神保町というとどうしてもカレーに足が向いてしまうところですが、今度からは四川料理も選択肢に含めることにします。