久しぶりに渋谷の街を撮りたくなって、α7C と FE 12-24mm F4 G を持って出かけてきました。
渋谷はちょうど COVID-19 で人が出歩かなくなったのにビルの建築だけはどんどん進んで街が変化していっていた頃によく撮りに来ていたのですが、久しぶりに写欲に駆られました。
今ではすっかり見慣れてしまった MIYASHITA PARK も、広角レンズで見上げるといつもと少し違って見える。
渋谷はただでさえ JR や地下鉄銀座線が高架を走っているのに加えて、MIYASHITA PARK、渋谷ストリーム、フクラスといった振興の商業ビル群が軒並み外廊下式の造りになっていて「階層構造の街」というイメージになりました。普通は高層ビルが建っていても壁やガラスで区切られているところ、最近の建物は低層階が外と繋がっているから街が積み上がっていく感覚があり、それがなんとも面白い。
ただでさえ鉄骨や巨大建造物が好きなのに、こんなの撮りたくならないわけがないでしょう。見る角度や見方によって全然違って見えるのも面白い。特に超広角レンズで肉眼では見えないパースが表現できるとめちゃくちゃ楽しい。
同じ街の中にありながら、いる階層が違うだけで決して交わらないだろう人々を見上げたり見下ろしたりしていると、なんか昔想像していた未来の時代に生きてる感がすごくある。渋谷は今の東京の中でもそういう未来感が最も感じられる場所だと思います。ハチ公口側には行きたくないけど。
渋谷の駅舎の上にも何かビルが積み上がっていくようです。ここは東急の駅ビル跡だったと思うから、スクランブルスクエアの第 II 期工事でしょうね。ここの景色もまた変わっていくのかあ。
たまにしか行かないのにどんどん変わっていくからすっかり把握できなくなってしまった渋谷の街ですが、来るたびに違うということは常に新しい何かに出会えるということでもあります。またカメラを持って行ってみよう。
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