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Intel デスクトップ向け Core Ultra プロセッサー発表

Intel、デスクトップ向け「Core Ultra 200S」発表。高性能と低消費電力を両立 – PC Watch
【笠原一輝のユビキタス情報局】CPUコアの進化で、性能と電力効率が大きく改善されたArrow Lakeの詳細 – PC Watch

Core Ultra 200S

ラップトップ向けモデル(Meteor Lake)の発表から十ヶ月、Intel からデスクトップ向けの新世代 CPU「Core Ultra 200S」(コードネーム Arrow Lake-S)が発表されました。今回はデスクトップ用とラップトップ用で基本アーキテクチャーは共通ということで、デスクトップ用も高い電力効率が期待できそう。また上記笠原さんの記事によると久しぶりに AMD Ryzen に対抗し得る性能になるようで、それなら私も次は AMD から Intel に戻っても良いかなと考えています。Intel って数年に一度は性能や電力効率で他社に出し抜かれるけど、その後 2~3 年でキャッチアップしたときの CPU が本命というイメージがあります。

でも今回デスクトップ用もようやく Core i から Core Ultra シリーズに切り換わるということで、気になるのは NPU(Neural network Processing Unit=AI プロセッサー)性能。生成 AI の用途もまだ限定的とはいえ、これから PC を買い換えるなら NPU 性能はチェックしておきたいところ。
確認したところ Core Ultra 200S の NPU 性能は 13TOPS(Trillions of Operations Per Second)になる模様。対して Apple M4 は 38TOPS、Apple A17 でも 35TOPS。Microsoft の Copilot+ PC に搭載される Snapdragon X Elite は 45TOPS と言われており、Core Ultra 200S の NPU 性能はそれらよりも明らかに低い。ただし Core Ultra 200S が内蔵する Xe GPU が 77TOPS 相当の NPU 性能を持っているということで、併用すれば 90TOPS という計算になります。とはいえディスクリート GPU ではローエンドの GeForce RTX 4060 でさえ 242TOPS あるので、別途グラフィックボードを搭載するつもりなら現時点では CPU の NPU 性能を気にしてもしょうがないという話になりそうです。数年後ならもう少し差は縮まっている可能性はありますが。

我が家のメインマシンである自作機は現在の Ryzen ベースの構成にしてから間もなく五年、そろそろ更新タイミングではあります。正直なところ CPU 性能にはまだあまり不満はなくて GPU を RTX 4000 世代に更新したいのと、もっと高速な SSD に対応できるマザーボードにしたいというのが主なポイント。でも CPU が Core Ultra 200S ベースになれば消費電力が下がることに期待はできそうです(GPU の電力増とどっちが勝つかという問題はありますが)。まあ更新するとしても年明けになると思うので、まずはこれから出てくるであろうベンチマーク結果等の情報に目を光らせておくことにします。

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