待ち焦がれていたモデルカーが発売されました。
MINICHAMPS / 京商別注 Red Bull RB21 Y. Tsunoda Japanese GP 2025
レッドブルRB21のミニカーです。今年4月に開催されたF1日本グランプリでは、改めてレッドブルとホンダのジョイント最終年を記念してスペシャルリバリーのRB21が走行しました。2021年トルコGPでの白いスペシャルリバリー、通称「ありがとう号」はあまりに好きすぎてモデルカーを3台買ってしまいましたが、今年のスペシャルリバリー「RB21 JPN_SPEC」はそれを上回る格好良さ。しかもそのクルマに乗ったのが角田裕毅とあってはモデルカーを買わないわけにはいきません。
モデルカーの発売はいつもならSparkが先行してMINICHAMPSは数ヶ月遅れるところ、このRB21 JPN_SPECに関しては両社ほぼ同タイミングで発売されました。どちらを買うかは少し迷ったのですが、いつも微妙な差とはいえMINICHAMPSの方が作りが良いことが多いので今回はMINICHAMPSを選択。それも通常パッケージではなく春開催の鈴鹿を彷彿とさせる桜カラーの京商別注モデルです。MINICHAMPSの台紙って白い部分(もしかするとコーティング剤かも)が数年もすると黄ばんできてしまうのですが、これは大丈夫ですかね…。
ホンダとの鈴鹿ラストランをまさかのポールトゥフィニッシュで決めたフェルスタッペンの1号車にも惹かれたのですが、私はやはり推しである角田の22号車を購入。だってF2からずっと応援してきた日本人ドライバーがレッドブル・ホンダの最終年で日本GPから急遽昇格したわけですから。レースは結果こそついてきませんでしたが、私が鈴鹿を現地観戦した中では初めて行った92年(第二期ホンダF1ラストラン)と同じくらいドキドキしてました。目の前でこのクルマを駆る角田が見られたことは最高の思い出です。
フロントウイングのカーボン地にメタリックレッドに輝くRed Bullのロゴも格好良いけど、ノーズ先端のホンダのHマークが1960年代のもの(ホンダF1初優勝から60周年に因む)であるところに痺れます。レッドブルというよりはもはやホンダのF1マシンに見える。
ホンダRA272をモチーフとした日の丸の中に描かれたカーナンバー「22」。レーシングブルズではなくレッドブルのクルマにこのナンバーが掲げられる日をずっと夢見ていました。それが圧倒的なチャンピオンチームとしてではなく凋落著しいチームに成り下がっていた、という点だけは残念ですが。
角田の日本グランプリ限定スペシャルヘルメットもしっかり再現されています。日本の伝統文化を世界に伝えるための歌舞伎モチーフのヘルメット。今年の鈴鹿はクルマもヘルメットもスペシャルだしレーシングスーツまで白い専用品が用意された特別なグランプリでした。私も買う予定のなかった日本GP限定チームポロシャツをつい現地で買ってしまった(高かった…)。
ヘルメットの後部には歌舞伎俳優の市川團十郎氏が毛筆で描いた「22」が再現されています。しかもかなりの再現度!素晴らしい。
そういえばこのレースからRB21のコクピット脇、オンボードカメラに写り込む場所にホンダのHマークが追加されました。エンジンカウルのHONDAロゴも一回り以上大きくなったし、角田の昇格に伴ってホンダから広告費がガッツリ出たんだろうなあ、と想像される案件。
2021年の「ありがとう号」のボディカラーは単なるマットホワイトでしたが、このRB21 JPN_SPECはホンダRA272のアイボリーホワイトを彷彿とさせるパールっぽい白。そこにメタリックレッドの猛牛マークが輝いているのがメチャ格好いい。光の当たり具合によって微妙に表情を変えるパールホワイトとメタリックレッド、これは写真では質感を伝えきることが難しい。
エンジンカウルのHONDAロゴもRA272と同じ古いゴシック体が使われているのもいいじゃないですか。個人的にはこのJPN_SPECは今シーズンの全チームの通常・スペシャルリバリーの中で最も格好いいと思う。
ずっと眺めていたくなるミニカーです。正直、レッドブルの通常リバリーは毎年代わり映えしないからミニカーを買う甲斐がないのですが(笑)、これくらい突き抜けていてくれると買った感が強い。
角田自身はレッドブル昇格以来苦しいレースが続いていますが、先日のオランダで久しぶりに入賞してジワジワと上昇基調にあると思いたい。次のモンツァはRB21と相性が良いかどうかよく判らないのですが、少なくともオランダよりはマシなはず。イタリア在住の角田にとっては第二のホームレースでもあるし、連続入賞を期待しています。











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