ソニー「Video & TV SideView」アプリ、’27年3月30日でサービス終了 – AV Watch
ソニーのレコーダー向けアプリ「Video & TV SideView」が2027年3月30日をもってサービス終了することが公表されました。
2013年に最初のバージョンが「TV SideView」という名称でリリースされてから12年余。主に外出先からのレコーダーへの録画予約、録画番組をスマホやタブレットに転送してオフライン視聴できる「おでかけ転送」、自宅内/外でスマホ等を使ってレコーダーの録画番組をオンラインで直接視聴できる機能等、BD/DVDレコーダー(およびnasne)を活用できるアプリとして長らく愛用していましたし、現在も使っています。個人的には、新規で録画予約する際には仮に自宅内であってもスマホからリモート予約しているくらい。リモコンでポチポチ操作するよりも番組の探しやすさやUIのレスポンスという面で扱いやすかったんですよね。
近年ではVODでテレビ番組を視聴する機会が増え、わざわざ録画することも確かに減りました。NetflixやPrime Videoが扱っていない番組でも放送後一定期間ならTVerやAbema TVで見られることが多く、録画するのはテレビ放送から配信まで少しタイムラグがあるドラマ/アニメくらい。おそらくこのままジワジワとレコーダーの利用機会が経ていずれは録画そのものの必要を感じなくなるんだろうと思ってはいましたが、それよりも先にレコーダーの重要な機能の終了が宣告されてしまうとは。私としては録画番組はテレビで見るよりもスマホやタブレットで見ることの方が多いので、これでいよいよレコーダーを使わなくなりそうです。
実際のところ、レコーダーの販売台数は年々右肩下がりと言われているし、私のようにVODへの依存が増えてレコーダーの利用率自体も下がっているのは事実でしょう。若い人はもうテレビを見る習慣自体がほぼないと思うし、我が家でも習慣的にテレビを点けるのは毎朝の食事や身支度の時間に情報番組を流す程度。今でもレコーダーをヘビーに使っているのは、一部の全録ユーザーを除けばシニア層くらいなのではないでしょうか。であれば、確かにコストをかけてスマホアプリを維持(アプリ単体ではなく外出先のスマホと自宅のレコーダーを仲介するサービスの運営を含む)するのはもう厳しいんだろうなあ。テレビの録画自体、もう日本でしか需要がないというし。
サ終まであと一年半。それまでに私のレコーダー利用率は今よりもさらに下がっていそうな気もしますが、全く使わなくなるという予感もまだちょっとありません。ただ幸いにしてnasneで同様の機能を利用可能な「torne」のサービスが終わることにはまだなっていないので、今まではサブ機として使っていたnasneを今後は徐々にメインにしていきますかね。まあ、torneも後追いでサ終を発表する可能性もないとは言えないのですが…。いずれにせよ私が使っているSIE製nasneも2027年7月までしか使えないことが確定しているので、ここはひとつ応援の意味も込めてバッファロー製nasneを一本買うべきなのかもしれません。



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