先日の再販タイミングでHG エグザベ専用ギャンの2機目が手に入ったので、以前からやってみたかったことを実行に移しました。
近衛部隊所属のギャン一般機です。GQ世界のモビルスーツでギャンが一番好きな私としては、真っ白いエグザベ機とは別に一般機も作ってみたかった。いずれプレミアムバンダイあたりで発売されそうな気はしつつ、その前に作りたかったのでした。
それにしてもエグザベギャン、発売日の争奪戦はひどいことになってたのに最近の再販で随分流通が改善しましたね。それでも量販店に常時在庫があるわけではなく「頑張れば買える」レベルではありますが。
シイコ用軽キャノンで味を占めた「塗り替えで別カラーの機体を作る」のが楽しい。とはいえ今回は完全に全塗装だったから手間がかかりました。エグザベギャンはほぼ真っ白だから本来なら塗装しやすいのですが、一般機の紫色を黒で立ち上げて落ち着いた色に仕上げたかったからせっかくの白い外装も含めほとんどの部品に黒サフを吹くところから始めました。たぶんキットの値段以上に塗料にお金がかかってます。
エグザベ機では白地に金のラインだったところは赤いラインに変更。ちょうどラインが必要なところが凹モールドになっていて塗りやすかったです。
装甲の紫色は缶スプレーだとまだ明るい印象だったから上からスモークグレーを吹いて落ち着かせました。最初から調色してエアブラシ塗装した方が手間が少なかったような気もします。
膝下の赤の塗り分けは軽くマスキングした上で水性アクリルマーカーにて塗装。
この部分に関しては白一色のエグザベ機より凝ってます。
同じGQギャンでもカラーリングが違うだけで全然別モノに見える。光沢で仕上げたエグザベ機の特別感を際立たせたかったので、一般機は対照的につや消しで仕上げました。
この紫色ベースのカラーは正史におけるマ・クベ機からの引用だと思われますが、マ・クベ機よりもグッと渋い配色なのがカッコイイ。
近衛部隊のギャンはエグザベ機も一般機も同じ「MS-15/H」となっています。エグザベ機は隊長機ではあれど差分はあくまでカラーリングのみで基本仕様は同一(多少のチューニングの違いがある程度)という感じでしょうか。
エグザベ少尉、フラナガンスクールを卒業したばかりで実戦経験なし(物語開始時点)にもかかわらず近衛部隊の隊長、というのはどういう設定?と疑問に思ったのですが、キシリアが対ギレンを前提として秘密裏に組織したニュータイプ部隊だとすると既存部隊からの抜擢ではなく実績を知られていないスクールの成績優秀者を集めたのは理に適っていると言えます。
ちなみにエグザベ機は当初無塗装で仕上げたのですが、全塗装した一般機と並べるならと思って脚部パイプの接合部(白)やバーニアのフレーム(金)などは改めて部分塗装しました。金色のワンポイントが入ると背面がさらに映える。
シールドももちろん全塗装。映像では黄赤に見えましたが、他の人が作っていた一般機の例を見ると黄色ではなくゴールドに塗っていたのがめちゃくちゃカッコ良かったからそれを採用しました。
もはやギャンよりもこのシールドが本体、というくらいに美しい。これを塗っているときが一番楽しかったです。
これもしかしてエグザベ機よりも一般機の方がカッコイイのでは…というくらいにイイ感じに仕上がりました。
機雷の発射状態も白一色よりも金赤のツートンの方が華やか。
ハクジ。これもエグザベ機とは違ってグレー系のようだったから全塗装。色味の異なる三種類のグレーで塗り分けています。
「ハクジ(白磁)」というイメージではなくなりましたが、一般機のカラーにはこれくらい落ち着いたトーンが似合う。
スタジオカラー作品ということもあり、マチュのGQuuuuuuXがエグザベ率いる9機のギャンに包囲されたシーンは『旧劇エヴァ』で弐号機がエヴァンゲリオン量産機に取り囲まれたトラウマ場面を彷彿とさせました。GQではその直後にキケロガの加勢によって事なきを得ましたが。でもその前に多数のギャンがハクジでビグ・ザムを突き刺していくシーンもまたエヴァ量産機みがあったなあ。
全塗装は大変でしたが、その手間に見合う満足度の高い仕上がりになりました。色替えキットをただ組むだけとは次元の違う達成感がある。
実はガンプラの塗装仕上げは並行して別機体にも取り組んでいるのですが、それについても近いうちに披露できる見込みです。













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