バンダイからあの「エアジョーダン1」のミニチュアガチャがリリースされたということで回してきました。
NIKE Air Jordan 1 High 85 MINIATURE COLLECTION
1985年に発売された伝説的バスケットシューズのミニチュアです。NBAのレジェンドであるマイケル・ジョーダン専用モデルとして開発されたバッシュの第1弾。その後も多数のシリーズが発売、さらには「エアジョーダン」ブランドとしてアパレル等も発売されるに至ったモデルの元祖。その開発に至る経緯はマット・デイモンとベン・アフレックによって伝記映画化もされました。
日本人的にはマイケル・ジョーダン以上に漫画『SLAM DUNK』における主人公・桜木花道のシューズとして知られているのではないでしょうか。同時期に人気を博したナイキのエアマックス95とともにスニーカーブームを巻き起こしたシューズでもあります。
エアジョーダン1のミニチュアガチャは高価格な「プレミアムガシャポン」と位置づけられていて一回800円もかかります（汗）。これはさすがに沼にハマったらヤバいと思い、欲しいのが出ても出なくても三回だけと決めて回してきました。
カプセルを開けるとまずナイキの箱とご対面。実際にシューズを買ったときに入ってくる箱のミニチュアですね。見慣れたナイキの箱が手のひらサイズに縮小されているのがなんだかかわいらしい。
箱の中には本物のシューズと同様にミニチュアシューズが薄紙に包まれています。こういうところのこだわりも楽しい。
まずは爽やかなストームブルーのエアジョーダン1。こういう大胆なツートンカラーがエアジョーダン1らしい配色だと思います。
あまりによくできていて写真だとミニチュアに見えないかもしれませんが、
実際はこんなサイズ感。
本来は人間の足の大きさがあるシューズが手のひらにちょこんと載ってしまう感覚はとても楽しい。
くるぶしの「AIR JORDAN」のシンボルマークが精密なプリントで再現されています。
各所のステッチがしっかりモールドで表現されているのもスケールを忘れる精細感に繋がっています。
シューレースの重なり具合がかなりリアル。こういうところの造型をやらせると最近のバンダイは本当にうまい。
さすがにレザーの素材感は同じくバンダイのスケールモデル（しかも塗装でなく金型で表現）ほど出せてはいませんが、プラモとはスケールも値段も違いますからね。というかあのプラモの設計データを元にこのガシャポンも開発されたんでしょうかね。
よく見るとインソールにもナイキのロゴが印刷されている！
ハイカットだからうっかり見落とすところでした。
靴底もぬかりなし。
写真で見ると本当に「履けそう」な気がしてくるところがスゴイ。
2個目はメタリックネイビーでした。こういうシンプルな配色だとエアジョーダン1っぽさは薄れますが、エアジョーダン1の足にフィットする細身のフォルムが際立って見えます。似たようなデザインでもエアフォース1のフォルムはもっとぽってりしてる。
3個目はメタリックパープル。紫だとブルズっていうよりはそこはかとなくレイカーズ感。
そういえばエアジョーダン1が出てくる前のバッシュってこういうシンプルな白主体が標準だったんですよね。というかレギュレーションで「白の面積が80%のシューズを着用すること」と決められていて違反すると1試合につき$50の罰金を科せられていたのが、ナイキが罰金を肩代わりすることでジョーダンにカラフルなシューズを履かせたことがエアジョーダン1の伝説の始まりでした。みんな白いシューズを履いている中で一人目立つシューズを履くエースが活躍…罰金をプロモーションフィーと捉えて逆利用する、まさにアメリカらしいマーケティング逸話。
本当は桜木花道の黒赤（ブレッド）かブルズらしい赤白（シカゴ）が欲しかったんだけど仕方ない、これもガチャです。まあシークレットも含めて18色もあるからそうそう当たるものでもありません。
とりあえず昔からの憧れだったエアジョーダン1のミニチュアが手に入って満足。本当は実物も欲しいけど、この歳になってエアジョーダン1履いてるのも痛いかなあ…と思って踏み出せずにいます。
数え切れないほどのカプセルトイを出しているバンダイの中でも最近スニーカーのミニチュアはけっこう続いていて、ナイキ ダンク、コンバース オールスターなどもリリースされているようですね。個人的にはポンプフューリー、エアジョーダン1と来たら1990年代スニーカーブームの中心にあったエアマックス95もカプセルトイ化してほしい。バンダイさん、待ってます。
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