スポンサーリンク

F1 サンパウロGP 2025

ランド・ノリス、メルセデス勢の猛攻凌いで優勝! ピアストリのリタイアでランキングのリード拡大。大荒れの24周|F1サンパウロGP F1スプリント
ランド・ノリスが完勝。初タイトル獲得へ向けて視界良好……ピアストリと24ポイント差に。フェルスタッペンはピットから脅威の追い上げ3位|F1サンパウロGP決勝

日本だと特に夜深い時間の開催となるサンパウロ(ブラジル)GP。リアタイはキツいからフリー走行ならスルーするところですが今年はスプリントがあるためそういうわけにもいかず、週末からずっと寝不足です(泣

■マクラーレン

前戦メキシコに続きこの週末もとにかく強かった!スプリント、レース共にポールトゥウィン。前半戦の不安定さが嘘のような強さでチャンピオンシップを一気に引き寄せました。ここまで付け入る隙がないノリスはデビュー以来初めてでは。
対するピアストリはスプリントではスタート直後に他車と接触してDNF、決勝でも接触による10秒ペナルティが響いて5位。ここ最近全然いいところを見せられていない上に、ノリスとのポイント差は24まで開いてしまいました。残り3レースでこれは厳しい。

後半戦でピアストリが失速した理由は「タイトル争いのプレッシャー」「チームのノリス優遇」「ピアストリが拒否してノリスが採用した新型サスの熟成が進んでノリス車が速くなった」「コンストラクターズタイトル確定以降、ノリスが自車のデータをピアストリに共有しなくなった」などいろいろ言われています。これらの噂のどれか、あるいは複数が原因である可能性は高いと思いますが真相は闇の中。せっかくここまで盛り上がったシーズンなんだから最終戦まで伯仲してほしいのがF1ファンの本音だけど、どうなりますかね。

というか今回のレース、決勝ではピアストリ・角田・ハミルトンがそれぞれ他車との接触で10秒ペナルティを受けていますがどれもそこまで悪質には見えなかったけど厳しすぎやしないでしょうか。近年のちょっとでも接触したらすぐにタイムペナルティを出すレース運営にはうんざりしています。特にピアストリのペナルティはチャンピオンシップにも大きく影響を与えていますしね。こういう形でシーズンが盛り下がるのは虚しい。

■メルセデス(アントネッリ)

今回はアントネッリが速かった。スプリント予選から決勝レースまで全部2位、つまりどのセッションでもノリスの次に速かったことになります。若いドライバーが速さを見せるのはいつの時代もワクワクするものですね。
シーズン中盤はミスやクラッシュも多くて心配したものですが、尻上がりに成績を上げて獲得ポイントはついに100を超え、「ルーキーイヤーでの歴代最高得点」を記録しています。僚友ラッセルは2倍以上稼いでいるとはいえ、1~2年後にはラッセルを上回っていてもおかしくないと思える。そのときにもしフェルスタッペンがメルセデスに移籍したらチームに残るのはどちらか…考えるのも楽しい(性格が悪い)。

■レッドブル

フェルスタッペンの逆転チャンピオンに向けてある程度の勢いを持ってブラジルに乗り込んだはずがノリスに完敗。完全にセットアップ迷子になって予選ではまさかの2台揃ってQ1敗退。その後決勝ではマックスはセットアップ変更&パワーユニット交換を経てピットレーンスタートし、そこからスルスルとポジションを上げて3位表彰台…Q1終了時点でこの結果を予想できた人はいないのではないでしょうか。予選後のセットアップ変更である程度アジャストできたにしても、やっぱりそこからのマックスの絞り出し力がすごい。
それでもスプリント+決勝で最大ポイントを獲得したノリスとのポイント差は49まで広がり、逆転はほぼ絶望的な状況に。まあグチャグチャだったチームとクルマをよくここまで立て直したよ…とは思いますが、もうちょっと接近した状態で最終節を迎えたかったなあ。

一方で角田はスプリント・予選ともにQ1敗退。決勝に向けてマックス同様のピットレーンスタートを選ばなかったのが謎です。そしてレースではスタート直後の混乱をすり抜けてポジションを上げたところまでは良かったが、ストロールとの接触で10秒ペナ→ピットストップ時のペナルティ消化不十分というチームのミスによりさらに10秒ペナ。もう見ていられないレースでした。

必ずしも本人の実力じゃない部分で風当たりが強くなっていっているのが辛いところです。とはいえレッドブルのチーム事情も考慮すると角田のレース結果だけでは残留可否の判断はされないだろうし、もはやそれについて気にしたってしょうがない。残り3レース、一つ一つでとにかく角田自身が納得できるレースをしてくれることだけを願っています。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました