『閃光のハサウェイ』に登場する連邦軍の量産機、グスタフ・カールのHGモデルを組み立てました。
HG 1/144 FD-03-00 グスタフ・カール 00型
マフティーのメッサーと対になる格好の量産機。ジェガンの発展系という設定ですがアイセンサーのゴーグル形状以外の共通点はかなり少ない。まあメッサーも含め元々が小説向けの設定で、他の宇宙世紀ガンダムシリーズのデザインラインとは流れが異なりますからね。
重厚長大を地で行くタイプのモビルスーツです。シャアの反乱後の軍縮時代にあえて大型のMSが量産化された理由は何なんでしょうね?映像的にΞガンダムやペーネロペーとのサイズバランスを取る必要があったというメタ的な理由は置いておくと、軍縮によるMSの建造数減少に対して単価を上げることで収益を確保したかったアナハイムの都合…といったところでしょうか。アナハイムなら連邦軍からの天下りも相当数あっただろうし、それくらいの便宜は図っていてもおかしくない。
この3月に発売されたばかりのキットということもありHGでも色分けはしっかりされています。部分塗装が必要だったのはバーニアノズルの内側の黄色と白くらい。これはAKリアルカラーマーカーのイエローとフラットホワイトでサクッと塗り分け。
あとは近年のガンプラにしては珍しく対応するガンダムデカールが早いタイミングで発売されたからディテールアップに活用しました。
グスタフ・カールは映像作品としては『ガンダムUC』で先行配備型がシャイアン基地の哨戒にあたっていたのが初出で、その後『NT』にも登場。当時の機体(13型)はロービジっぽいグレー系の配色で、鮮やかブルーな00型よりも個人的にはあっちが好きでした。00型がこんなにビビッドな青なのは、ダバオ(フィリピン)やオーストラリアといった海が近いエリアでのロービジ性を意識してのことなんでしょうかね。
ちなみにUC版のHG グスタフ・カールとの共通部品はごく一部で、パーツのほとんどが00型向けに新造されています。
グスタフ・カールの特徴はなんといっても量感ある全体像。同隊も腕も脚もマッシブを超えて「鈍重」と表現したくなるほどに太い。でも重装化に対応すべくジェネレーターの大出力化やスラスターの増設が行われていて機動力は悪くない(ジェガン以上?)という設定です。
一応設定上はこの機体は「重装型」ということになっていて小説版デザイン準拠な「軽装型」が別途存在するらしいのですが、閃ハサ映画の三作目に登場したりしますかね。バンダイのガンプラ商売の都合を考えれば出てきてもおかしくない(笑
脚部には側面の装甲が展開するギミックが仕込まれています。この展開部の境目がシールでの色分けになっているのですが、装甲展開時に引っかかって剥がれてきやすいから遊ぶつもりなら塗装した方が良さそう。
この脚部装甲を展開すると中に仕込まれた3基(両脚で計6基)のスラスターノズルが露出します。これによりホバー移動やジャンプ能力の向上が図れるとか。もしかすると映像上でも空中戦時にこの装甲が展開してたりしましたかね?暗くて判別できませんでしたが…。
左肩にはフレキシブルアーム経由で大型のシールドを装備。連邦軍のシンボルマークが大々的に記されているのが目を引きます。
この形のショルダーシールドといえばザクIIのイメージが強いですが、モビルスーツの始祖であるザクの象徴であるショルダーシールドをグスタフ・カールが、もう一つのスパイクアーマーをメッサーが、というように閃ハサの量産MSがそれぞれで継承しているのは興味深い。
HG グスタフ・カールに付属する武装はビームライフル、バズーカ、ビームサーベル×2というMSとしては標準的なもの。しかしビームライフルはジェガン用とほぼ同型で、大型化・大出力化したグスタフ・カールにはちょっと小さすぎる気も。ドムっぽさもあるグスタフ・カールにはバズーカを持たせておく方が似合いますね。
劇中ではメッサー以上のやられ役という印象が強いグスタフ・カール。でもオエンベリにいたキンバレー部隊のグスタフ・カールはまるで的のようにΞガンダムに撃墜されていたのに対して、ウルル(エアーズロック)でのグスタフ・カール隊はハサウェイに墜とされはしたもののΞガンダムに肉薄する接近戦を演じており、部隊の練度や指揮次第で精鋭にも雑魚にもなることがアニメーションで巧みに表現されていました。
それにしてもメッサーやグスタフ・カールの立体物を手に入れると、劇中に登場したサブフライトシステムであるギャルセゾンやケッサリアも欲しくなってきますね。地味な機体だけどキット化してくれないかなあ。










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