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VGN-TX90PS を SSD 化する

X505 をゼロスピンドル化した結果に非常に気を良くして、VGN-TX90PS も SSD 化してみました。TX90PS は奥さんとの共用マシンとしてリビングで使っているので、なにげに TZ91S よりも稼働率が高い(笑。さすがに 3 年も使ってくると 1.8inch HDD のパフォーマンスの悪さが気になって、ちょっと重い作業をするたびに HDD がガリガリガリガリ・・・というのには、いい加減嫌気がさしていました。買ってからここまで一度もリカバリをせずにきているのもあるかもしれませんが。

出荷時に内蔵されていた HDD は東芝の MK6006GAH。1.8inch PATA、4,200rpm なので今やもう見劣りしてしょうがない HDD です。対して換装する SSD は SAMSUNG の MCBQE64GKMPQ-M1A。実は少し前に入手だけしていて今まで換装する時間がとれなかったのですが、ZIF 接続の SSD はそうこうする間に流通量も減ってきているようなので、早めに手に入れておいて良かったです。2.5inch/SATA の SSD は最近価格変動が激しいですが、1.8inch(特に PATA)はなかなか下がらないので、ある意味換装したいときが買い時かも。
SSD は ZIF なのですが、本体側が東芝 1.8inch PATA コネクタなので、当然変換アダプタを噛ませてます。X505 を SSD 化したときには aitendo の変換アダプタを使いましたが、今回は SNE の ZIF18HDD を買ってみました。でも、見た感じほぼ同じものっぽいので、aitendo の OEM もしくは OEM 元が同じなのだと思われます。

VGN-TX90PS SSD


この TX90PS はホントに全然手を入れずに使ってきたので、分解もこれが初めて(自分のでなければ、何度かバラシ経験はありますが・・・)。分解手順は今さら説明するまでもないですかね?
SSD の接続方法も、変換アダプタを経由する部分は X505 と同じ。さして苦労もせずに SSD 化できました。SSD をシャシーに固定するステーがないのでちょっと不安ですが、SSD は振動によるダメージとは無縁なので、基本的に配線がシャシーのどこかにショートすることさえ配慮しておけば問題ないでしょう。一応、金具とコネクタが接触しそうな箇所は、ビニールテープで絶縁しておきました。

換装したらいつものとおり CrystalDiskMark。

HDD/SSD1.8inch HDD 60GB1.8inch SSD 64GB
Sequential Read17.00MB/s57.66MB/s
Sequential Write16.65MB/s25.81MB/s
Random Read 512KB12.15MB/s58.08MB/s
Random Write 512KB12.40MB/s18.74MB/s
Random Read 4KB0.27MB/s16.69MB/s
Random Write 4KB0.35MB/s1.57MB/s

ほぼ期待通りの結果に。X505 のときと同じような結果ですね。まあ、X505 を SSD 化する前に使っていた HDD は MK3006GAL、TX90PS の標準搭載である MK6006GAH と同世代なので、同じ傾向になるのも頷けます。リードで約 3.5~5 倍、ライトで約 1.5 倍のパフォーマンスアップなら御の字。むちゃくちゃ快適になりました。Windows XP の起動も数倍高速になって、これならハイバネを使わずに毎回コールドブートでも良いと感じるくらい。Vista×SSD な TZ91S よりも快適なほどなんですが、どうしましょう(;´Д`)ヾ。

SSD は 64GB なら Netbook 2 台分くらいの値段がしますが(32GB でも Netbook 1 台分の価格)、正直このクラスのモバイルノートを既に持っていて、HDD 換装できるスキルがあるなら、手持ちのモバイルノートを SSD 化したほうが幸せになれるのでは?と思ってしまいました。
いや、それでも Inspiron mini 12 あたりはけっこう魅力的だったりするんですがね(´д`)。

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