ソニー、Webカメラ化ソフト「Imaging Edge Webcam」公開 – デジカメ Watch
VLOGCAM ZV-1 の発表時に「7 月リリース予定」と予告されていたソニー製カメラを Webcam 化するユーティリティ「Imaging Edge Webcam」が一度の延期を経てようやくリリースされました。延期されている間にキヤノンだけでなくニコン、オリンパス、富士フイルムが続々と同様のソフトウェアをリリースしたため完全に後発になってしまいましたが、ついに。
私は引き続きリモートワーク生活ながら最近は VC で顔出しする機会もほとんどなくなりましたが(Zoom 飲み会もみんな飽きたのか開かれなくなっちゃったし)、待っていたソフトウェアなので早速インストールしました。
セットアップしても Windows のスタートメニューにアイコンが現れなかったのでちょっと戸惑いましたが、要するにこれは単体動作するアプリケーションではなく EOS Webcam Utility と同じくカメラをビデオチャットアプリに Webcam として認識させるためのユーティリティという位置づけなんですね。Zoom などのビデオチャットアプリでカメラの選択肢に「Sony Camera (Imaging Edge)」が出てくるので、それを選択すると接続したソニー製カメラの映像が表示されます。
Imaging Edge Webcam 自体は設定画面を持たないため、カメラの設定は全てカメラ本体上で行う必要があります。PC での VC 時に自撮りできるようにカメラを設置したら自分ではカメラの操作がほぼ不可能になるので、せめてホワイトバランスや AF モードくらいは PC 上で変更できてほしかった。マニュアルにはカメラはオートモードに設定するよう指示があるので、基本的に設定は弄らずカメラ任せにする想定で作られているのでしょう。手元でいろいろ弄りたい場合は以前紹介した Imaging Edge Remote+OBS Studio を使う方法で Imaging Edge Remote 上から設定を変更する方が扱いやすいと思います。
なお Imaging Edge Webcam はカメラ側の PC テザー撮影の仕組みを流用しているようなので、対応機種はテザー撮影対応機種に限定されます。つまり Imaging Edge Remote+OBS Studio が使えるのと同じ機種が対応であり、純正ソフトウェアだからといって少し古めの機種まで幅広く使えるというわけではありません。また音声は取り込んでくれないので、PC の内蔵カメラを使うか外付けマイクを用意する必要があります。
このソフトウェアが提供する機能自体は今までもイレギュラーなやり方で実現できていたことですが、OBS Studio を使う方法は初回セットアップが少し面倒なのと、使うたびに複数のソフトウェアを起動する必要があるのがひと手間でした。その点 Imaging Edge Webcam はカメラを USB 接続して Zoom などの VC アプリを起動するだけで使えるのがイイですね。
VC で顔出しすることも滅多になくなった昨今ですが、家族以外の人と会食しなくなってそろそろ半年が経つし、久しぶりに Zoom 飲み会でも企画してみようかな…「一眼レフ/ミラーレスでの自撮り限定」とかいう縛りで(笑。
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