「こうして揚げ物をモリモリ食べられることが、俺の健康の証」
久しぶりにこの店のとんかつを食べたくなって東急田園都市線に乗って宮前平にやってきました。二年ぶりの坂の上のとんかつ屋。
ここのとんかつは定期的に食べたくなるけど、もともと人気店だったところに『孤独のグルメ Season8』に登場したことでさらに混むようになり、今ではふらっと来て入れるような店ではないようです(昼よりは夜が多少入りやすい模様)。
現在の入店は記名制になっており、昼の部は午前 10 時、夜の部は午後 4 時から店頭に設置される用紙に名前を書きます。今回私は 9:50 頃に到着したところ十組あまりが先に並んでいて、11 時台の一巡目にギリギリ滑り込めました。だいたい 10 時前後に並んでおけば入店できないことはない、という感じですかね。ドラマの再放送があった直後だとそうはいかないかもしれませんが。
というわけで、しばし時間を潰して 11 時に再来店。昼の部は 11/12/13 時各スロット最大 15 名で記名順に最初の 10 名が先にカウンターに着くことができ、残りの 5 名は待機席。空席ができ次第案内されるというシステムです。
私は 11 時台のちょうど 10 人目でカウンターの端っこに着席。
さて、今日は何を食べようか…いや、今日は最初から決めてきてあるんだ。
まず最初に出てきたのはクリームコロッケ。私の中ではこの店といったらとんかつ以上にこのクリームコロッケが好きかもしれないくらいに大好き。
見渡す限り、カウンターに座っているお客さんの八割方がこのクリコロを注文しているようで、もう押しも押されぬ定番メニューという感じ。
イカ、タコ、エビ、ホタテといった海の至宝がたっぷり入った濃い味のクリームコロッケ。
もはやこれはコロッケの概念を超えた何か。濃厚クリーム仕立ての激うま海鮮フライと呼んだ方が正確かもしれない。
ここに来たらこれを食べずに帰るのはもったいないとさえ思います。
そして今回のメインはかつカレー!
この店にはもう 4~5 回は来ていますが、毎回お客さんのうち一人は必ずこのかつカレーを食べているのを見ていてずっと気になっていたんですよね。
前回 32℃ 豚ロースかつを食べたときに、次はかつカレーにしようと決めてました。
この器からはみ出しているとんかつの存在感。これを見たときから一度は食べてみたかったのです。
さらにカレーがとんかつやライスにかかっているわけでなくカレー皿にしっかりと注がれているのがいい。とんかつに負けず、もう一つの主役としてちゃんと作り込んであることを誇示しているかのようだ。
カレーの箸休めとして福神漬けのほかに干しぶどうを出してくれる店、信頼できる。昔ながらの洋食店のカレーでもこれが出てくるところは多くない。
それも一食で食べきれないほどの量を出してくれるのが嬉しいじゃないか。好きなだけ使っていいですよ、と言われてる気がして。
このカレー、けっこうしっかり辛い。スパイスも感じるけど、強めのコクと塩味を感じるどっしりとした辛さ。
単なるカレーライスとして食べるのではなく、とんかつと組み合わせることを前提に作り込まれた味。ソースの代わりにとんかつにかけるカレーならこの味しかない、と思えます。
一方で定食のロースかつよりも幾分薄いとんかつも然り、カレーとの組み合わせを想定して作られている。
このかつカレー、期待以上だ。とんかつ屋のかつカレーとして、今まで食べてきた中で最高と言って良い気がする。それくらい気に入りました。
食後は前回同様、お店から宮前平駅に向かう途中にある「宮前平源泉 湯けむりの庄」で一休み。もう、しお田でとんかつを食べた後にここで温泉に浸かって帰るのが定番コースになりそう。同じカウンターでとんかつを食べていたお客さんをここでも見かけて内心「そうだよね」と納得してしまいました(笑。
年に一回くらい、おいしいとんかつと温泉でリフレッシュするためだけの日を作ってもいいような気がする。
お店の記名をあえて 12 時か 13 時台にして先に温泉でサッパリしてからビールと一緒にとんかつ、ってのも最高だろうなあ。次回はそうしてみようかな。
というわけで、きっとまた来ます。
ごちそうさまでした。
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