モニターヘッドホン MDR-M1 国内発表

ソニー、密閉型モニターヘッドフォン「MDR-M1」。米著名スタジオがリファレンス – AV Watch

ソニーのモニターヘッドホン「MDR-M1」が国内発表されました。海外では一年前に発売されていたモデルが遅れて国内にも導入される格好です。
このモデル、国内では六年前に発売され私も愛用している「MDR-M1ST」のバリエーションといえるヘッドホンで、M1ST とはハウジングやヘッドホンなどの外装がほぼ共通、違うのは振動板とイヤーパッド程度に見えます。まあ実際には音質チューニングのために線材が変更されていたりするのかもしれませんが。音質のリファレンスは M1ST がソニー・ミュージック乃木坂スタジオなのに対して M1 ではニューヨークの Power Station ということで、洋楽中心に聴くなら M1 の方が相性良さそう。

ベースが共通ながら国内と海外で別々のモデルとして発売されているモニターヘッドホンと言えば、この M1 シリーズの前身である MDR-CD900ST（国内）と MDR-7506（海外）もそうでした。私は両方持っていますが、とにかく音の聴き分けに特化したカリカリ音質の CD900ST、ややマイルドでマスタリング向きの 7506、という印象。それに対して M1 シリーズの音質は上記 AV Watch のレビューを信じるなら M1ST が中域ヴォーカル重視、M1 はクリアさ重視で高域・低域ともに伸びる、という感じっぽい。旧型とは逆に海外版の方が音質的にはピーキーなのかな？という気もしますが、たぶん私の好み的には M1ST よりも M1 の方が合っていそうなんですよね。

とはいえ M1ST に比べて値段もガッツリ上がっているからおいそれと買うわけにはいきません。が、秋葉原の e イヤホンには既に試聴機が用意されているらしいので、近いうちに一度聴きに行ってみますかね。