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チェンソーマン レゼの足跡を辿る

チェンソーマン レゼ編』に『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』と立て続けに観たらなんか情緒がグチャグチャになってしまいました。ある種のロスと言っても良い状態。まあある程度予想通りの展開ではあるのですが、レゼやギギの空気感をもっと感じたいわけです。とはいえ閃ハサの世界であるダバオや香港、エアーズロックにはそう簡単に行けないので、もう少し身近にあるチェンソーマンの聖地を追ってみました。

映像を見ていてなんとなく舞台は山手線環内、中央線沿線っぽいなあ…と思いつつ調べてみたらやはり水道橋~神保町界隈がメインでした。まずは神保町から水道橋方面に向かって少し歩いたところにある公衆電話。

公衆電話

デンジが雨宿りに入った電話ボックスの中がレゼとの出会いの場所。チェンソーマンの映像は現実の風景をそのまま再現したものではなく多少のアレンジが施されているようですが、この電話ボックスがモチーフとみて間違いなさそう。
ちなみにドアには「公衆電話ボックス内や周りに花束等を置かないでください」との貼り紙がされていました。映画の公開以来、レゼのシンボルでもあるガーベラをここに持ってきたファンが跡を絶たなかったということでしょう。

葵ビル

そしてレゼのバイト先である喫茶店「二道」へと向かう道。右手の「葵ビル」は劇中では「翠ビル」となっていましたがほぼそのまんまですね。左手のビルが現在は工事中だったのがちょっと残念。

ちなみにここ、先日孤独のグルメ関連の聖地巡礼で食べに来た蕎麦屋のすぐ裏手なんですよね。ついこないだ来たばかりの場所に別の聖地巡礼で来ることになろうとは。

女坂

そこからレゼが上っていった階段。「女坂」と名付けられています。
寺社の参道には急坂だけど最短距離を行く男坂と少し迂回するけど緩やかな女坂が対になっていることがよくあり、ここもすぐ近くに「男坂」があります。が、この女坂もかなりキツい!途中に二カ所踊り場があるだけで傾斜は男坂と大差ないのではという厳しさ。男の私でも太腿にちょっとクるくらいのハードな階段です。

女坂

劇中にこのアングルからのカット、ありましたよね。
ボムの能力を使えばこれくらいの坂はひとっ飛びできるのに、この道をレゼが一歩一歩踏みしめながら歩いて行くところに情緒があるシーンでした。あぁ思い出しただけで切ない。

ちなみにこの界隈、作品のファンと思われる人々がひっきりなしにやってきては写真を撮っていました。映画の公開から四ヶ月以上経つのにまだ巡礼者が絶えないということに作品の影響力を感じます。

喫茶エル

そして、狭い路地の突き当たりにバイト先の喫茶店。…劇中ではこういうルートになっていましたが、実際には坂の上にはそのような場所はありません。
↑は逆にその坂の下を神保町方面に行ったところにある路地。狭くて古い路地の奥に喫茶店があるという条件はよく似ていますが映像と完全一致ではない。劇中はおそらく女坂周辺の風景だけは実在する場所に基づいて描いたけど、それ以外の場所(特に二道とその周辺)は実在するいくつかの場所をモチーフにしつつ創作されたのではないでしょうか。この道がそのモチーフの一つになった、というのは女坂との位置関係を考えるとありそうに思えます。

喫茶エル

突き当たりの喫茶店は昭和からやっていそうな感じのレトロな雰囲気、というのは二道に似ています。でも外観は全然違う。
ただ、店先にはジンジャエールやコーラの瓶に多数のガーベラが活けられていて、少なくともこの店がレゼ編の聖地の一つとみなされていることが分かります。レゼに手向けられた花に見えてほっこりしつつも少し寂しくもなる。

トロワバグヴェール

もう一つ、猿楽町浅野屋の裏にひっそりと存在する喫茶店も作品のファンの巡礼先となっているようです。
ここも店構えは二道と違うけど、女坂のすぐ近くにあって雰囲気がそれっぽいことで聖地化した模様。今でも行列ができるほど人気っぽい。

Une fleur

その喫茶店の隣には花屋があり、聖地巡礼のお供としてガーベラを絶賛売り出し中。
商魂たくましいと思うけど(笑)、なんだか地域全体が作品の聖地化を歓迎しているようにも感じられます。ここで紅白のガーベラを買って巡礼するのは雰囲気あってすごくいいと思う。でも下の方に書いてあるとおり、巡礼後は持ち帰って自宅に飾るのが良いでしょう。

そして二道のモデルになったのではと言われる喫茶店がもう一軒あります。猿楽町から少し西にずれ、飯田橋と九段下の中間に位置するこちらのお店。

珈琲美学

珈琲美学

青いレンガ造りという点は違えど店構えは先ほどの二店に比べれば二道にかなり近い。でも単に偶然似ているだけかもしれず、聖地巡礼でここまで来ている人も多くはなさそう。
でも私は最近「カフェ」よりもこういう昔ながらの喫茶店が好きになっていることもあり、聖地巡礼じゃなくてもちょっと楽しみ。

珈琲美学

店内は、白とグリーンでナチュラルな感じだった二道とは異なり歴史を感じる重厚な雰囲気。でも窓際にソファ席があるレイアウトは二道に近い。

二道はレゼに「モーニング以外誰も来ない」と皮肉られていましたが、お昼時にこの店に来たところほぼ満席。人気店じゃないですか。
ちなみにこの店は喫煙可(分煙はされていない)ということで喫煙者に愛されているお店のよう。でも私が行ったタイミングでは紙煙草よりも加熱式を吸っている人の方が多く、煙や匂いはそれほど気になりませんでした。

珈琲美学

コーヒーはスペシャルティコーヒーみたいなものはなくブレンドがメインというあたりが昔ながらの喫茶店らしくて良い。でもブレンドだけで数種類あるところにこだわりを感じます。
フードはシチュー、カレー、トースト系が中心でスイーツはコーヒーゼリーくらい。やはり「カフェ」ではなくコーヒーと煙草を愉しむための店ということでしょう。

珈琲美学

「モーニングセット」発見!
この界隈にいくつかある二道のモチーフっぽい喫茶店の中であえてここを選んだのは、店のつくりだけでなく劇中同様にモーニングが用意されているのがポイント高かったのでした。

珈琲美学

そういえば二道のフードメニューにはカレーやチャーハンがあったよなあ…と思ってカレーセットを注文。普通のカレーと迷った挙げ句、チーズがおいしそうな「焼きカレー」を選んでみました。
カレーの上にチーズを溶かしてさらに焼き目をつけた焼きカレー。ちょっとカレードリアっぽさもあっておいしい。真ん中にドカンと載っかった牛すじもかなりうまい。これなら、近くにあったら一週間通い続けてもいいくらい。

珈琲美学

フードメニューをセットにするとビターブレンドがついてくるようです。ビターというけどそこまで苦すぎず、薫り良く飲みやすいコーヒー。こういう喫茶店らしいコーヒーが最近好き。

珈琲美学

マスターは二道よりも年齢層高め。スタッフはそのほかに二人いて、落ち着いていながらも活気のある感じで良かったです。少なくともモーニング以外閑古鳥が鳴いているという感じではありませんでした(笑。

ここ雰囲気も良くて気に入ったなあ。飯田橋って滅多に来ないんだけどこの周辺に来ることがあれば立ち寄りたい店になりました。

ガーベラ

映画を観て何とも言えない気持ちになった今の自分にとって、もしかするとこの街に本当にレゼがいたのかも…と感じられる散策でした。今までいろんな聖地巡礼をしてきたけど、こういう心持ちで歩いたのは初めてかも。

キルケーの魔女は少なくともあと一回は観に行くつもりでいるけど、レゼ編も上映しているうちにもう一回観てこようかなあ…。

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