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SonicStage 3.3

ソニー、”ATRACロスレス”対応のSonic Stageを公開 (AV Watch)

SonicStage のバージョン 3.3 が公開されました。
本バージョンの目玉は、先日の A&V フェスタで参考展示されていた「ATRAC Advanced Lossless」への対応ですね。可逆圧縮フォーマットへの対応は最近の業界の流れの一部でもあるのですが、ATRAC もそれに合わせてきた格好になります。

SonicStage 3.3 での対応は上図のような感じ。通常の ATRAC3/ATRAC3plus に加えて、可逆圧縮フォーマットである AAL への変換が可能になっています。AAL 自体は可逆圧縮である拡張層に加え、今までの非可逆圧縮層(通常の圧縮 ATRAC3/plus に比べるとビットレートの選択肢が少ない)を持っており、PC での再生は可逆層、対応ポータブルデバイスへの転送には非可逆層を転送するという仕組みになっています。とりあえず可逆圧縮しておいて、転送時にビットレートをフレキシブルに選択できるという仕組みでないのは残念ですが、それでも今までの可逆圧縮フォーマットに比べると使い勝手が良いとは言えるでしょうか。
残念なのはポータブルデバイス側がまだ可逆圧縮に対応しておらず、必ず非可逆層の転送となるところ。また、VAIO Media によるホームネットワーク上の再生では今までどおり VAIO Media Server が圧縮フォーマットを LPCM に変換してネットワークに送出する仕組みなので、あまり変わりがないとも言えます(まあ、可逆圧縮フォーマットを伸張して送るので、今までの ATRAC3/plus を伸張して送るよりは音が良いわけですが)。

それなりに使えるシーンが限られているとはいえ、可逆圧縮+非可逆圧縮というフレキシブルなフォーマットである AAL はそれなりに使えそうではあります。微妙に今持っている ATRAC3 のライブラリをもう一度 AAL で作り直したい気分にもなっていますが、それもそれで面倒だな(´д`)。

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