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Canon EOS 40D

キヤノンから EOS を含むデジタルカメラの新製品群が一斉に登場。

キヤノン、デジタル一眼レフカメラなど秋モデル発表会 (デジカメ Watch)
キヤノン、2,110万画素になったフルサイズデジタル一眼「EOS-1Ds Mark III」 (デジカメ Watch)
キヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」 (デジカメ Watch)
キヤノン、超広角「EF 14mm F2.8 L USM」をリニューアル (デジカメ Watch)

今回のはちょっと「キターーーーー!!」という感じです。
1Ds と L レンズは手が出ないのでとりあえず置いておいて(ぉ、やっぱり気になるのは 40D。

  1. 1,010 万画素の APS-C サイズ CMOS センサ搭載
  2. 14bit ADC と DIGIC III 搭載
  3. 液晶モニタが 3.0 インチに大型化
  4. AF にも対応したライブビュー機能搭載
  5. 待望のアンチダスト機能搭載
  6. 防塵防滴のマグネシウムボディ
  7. 連写性能が 6.5 コマ/秒 に高速化
  8. ファインダ倍率が 0.95 倍にアップ。しかもスクリーン交換に対応
  9. AF センサは全クロスセンサ化、中央は縦横 F2.8 対応

5 番目くらいまではだいたい予想がついていましたが、それ以外の改善ポイントが大きすぎ。連写性能アップ(私の場合はモータースポーツの撮影くらいでしか使いませんが)、ファインダ改善とスクリーン交換対応、および AF センサのパワーアップはインパクト大きいです。特にファインダ周りはニコンやペンタックスと比較したときの弱点になっており、個人的にも MF レンズの使いにくさを実感していたので、ついにそこに手を入れてきたかという感じ。正直、予想できていた範囲では 30D からの買い換えはガマンできるかなと思っていましたが、これはかなりくらくら来てしまいました。基本性能据え置きでブラッシュアップ中心だった 20D→30D の変更とは比べものにならない大バージョンアップなので、これは従来機種から乗り換えるキヤノンユーザーは多いんだろうなー。唯一弱点になり得るとすれば、高画素化したことで高感度ノイズにどの程度の影響が出ているか未知数なところでしょうか。

私はこないだ KDX を買ったばかりで、それ自体は全然後悔してませんが、ちょっとこの 40D はやばいですね。正直、α-7000 を手に入れたのをきっかけに、この秋は機会をみてαの中級機に手を出してみようかな・・・と思っていましたが、むしろ 30D の買い換えを優先に考えたくなってきてしまいました。これだけパワーアップしていながら価格は 30D から据え置きなんだから、キヤノンさんもにくいことをしてくれたもんです。


同時発表になったレンズは入門クラスに IS が搭載されています。

キヤノン、IS搭載のデジタル専用低価格ズーム2本 (デジカメ Watch)

従来の 18-55mm、55-200mm から大きな重量アップなしに IS ユニットを内蔵。55-250 は EF-S マウントになってしまいましたが、それよりも望遠側の焦点距離延長が歓迎されるはずです。IS 化と引き替えに USM を失ってしまったのはどうかと思うところもありますが、他社のボディ内手ブレ補正の(システムとしての)価格競争力を考えると、USM よりも低価格に IS を搭載することを優先したことは理にかなっていると言えます。
とはいえ、このレンズはクラス的には 40D と組み合わせるよりも KDX 向きでしょうね。近々 KDX にこのレンズをセットにしたキットが発売されるか、あるいは来春頃に KDX 後継機種とのキットが登場することでしょう。発表会ではエントリー機の今後に関しても言及されていますが、あるいは来春時点では KDX はとりあえず据え置きのまま、ニコン 40D 対抗で下位ラインアップを追加するか、KDX の価格を下げつつ 40D との間に 1 ラインアップ置きにくるか、という可能性もありますね。
そういえば、だいぶ前から噂されている 5D の後継(あるいは廉価版)は今回もありませんでしたが、これだけの大モデルチェンジに同時発表がないということは、来春かなあ。

ちなみに、同日にソニーからも APS-C センサが発表になっています。

ソニー、APS-Cサイズの有効1,247万画素CMOS (デジカメ Watch)

こちらはついに CCD から CMOS に移行してきたかという感じ。近日中には D200 の後継機種やαの中位機種が発表されるんでしょうね。

それからコンデジもどかっと発表。気になったものだけピックアップ。

キヤノン、1,210万画素になったIXYフラッグシップ「IXY DIGITAL 2000 IS」 (デジカメ Watch)
キヤノン、3型液晶を搭載した広角28mmモデル「IXY DIGITAL 910 IS」 (デジカメ Watch)
キヤノン、RAW記録に対応した多機能コンパクト「PowerShot G9」 (デジカメ Watch)

コンデジの買い換えもずっと悩んでるんですよね。最後にコンデジを買ったのは DSC-T9 で、もう 2 年近く経つし、もう少しまともな画質のコンデジが欲しいと思っているので(そのうち半分くらいの用は KDX で事足りるようになっちゃいましたが)。
正直、IXY-D 2000 IS や PowerShot G9 を買ってしまうと手持ちのカメラの中で最大解像度のセンサ(1,210 万画素)になってしまうのでどうかと思いますが(笑)、この中のどれかか近々出るであろう Cyber-shot の秋モデルのどれかを買おうかなあと考えています。
910 IS はバランス的に最も堅いセンではあるんですが、広角 28mm スタートはそこまで必要としていないし、2000 IS との価格差も少ないので悩みどころ。広角で無理をしていない 2000 IS のほうが画質的には無難そうな気もします。

というわけで、久々に物欲がふつふつと沸いてきたのでした。いや、相変わらずいろいろ買ってはいますが、新製品発表時にこれだけココロ動かされたのも、久しぶり・・・。

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