イタリアGP決勝:アロンソとハミルトン、敵地で完璧な1-2勝利! (GPUpdate.net)
ミハエルのいなくなって初めて迎えた聖地モンツァは、ティフォシの願望を裏切りアロンソが完璧な週末を組み立ててマクラーレンが 1-2。前戦トルコでのフェラーリ 1-2 の借りを完全に返す形となりました。
惜しかったのはライコネン。セーフティカーで燃費が助かったことを利用して中盤にピット戦略を変更、1 ストップの奇策が功を奏してセカンドピットストップでハミルトンをかわすことに成功したものの、アロンソとの点差を少しでも守りたいハミルトンの執念に負けて最終的には逆転ならず。FP3 での大クラッシュで T カー走行を強いられただけでなく、本人も首を傷めていたということですから、セットアップの完全でないクルマと身体でよく健闘したという見方もできますが、非常に悔しいところ。チームメイトのマッサは序盤に予定外のピットインをした後、コース復帰もペースが上がらずそのままリタイア。ギアボックスかエンジン、あるいは燃料周りのトラブルのようでしたが、残り 5 戦でのこのリタイアはもう完全にチャンピオンシップ争いから脱落と言って良いでしょうね。
結果残り 4 戦となって勢力図はハンガリー終了後の状態に逆戻り。以降のスパ~富士はフェラーリ有利なサーキットとはいえ、フェラーリにとってはいよいよ後がなくなりました。ライコネンが首の皮一枚で残っているだけで、ドライバーズタイトルはほぼマクラーレンの 2 人に絞られたと見るべきかもしれません。
ホンダ勢は HRF1 のバトンが今季 2 度目のポイントゲット。Q3 進出も久しぶりでしたが、バトン 8 位・バリチェロ 10 位はようやく光明が見えてきたというべきか。SAF1 も琢磨が Q1 落ちしたとはいえ、2 台ともレースペースは悪くなかったので、今後に期待が持てます。わずか 3 週間後に迫った富士に向けて、最後のアップデートを続けていってほしいところです。
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