ドイツ・ケルンで photokina 2008 が開催されてますね。今年はもうα900 と EOS 5D Mark II の登場で、フルサイズ DSLR 一色になってしまうかと思っていたのですが、意外にいろんなところで盛り上がりが広がっている様子。
ペンタックス、APS-Cセンサーで最小ボディの「K-m」 (デジカメ Watch)
ペンタックスから APS-C サイズでは最小の DSLR「K-m」が。オリンパスの E-520/420 があってマイクロフォーサーズも出てしまったタイミングなので、正直ちょっと苦しいかとは思いますが、そこはデジイチ世代での元祖パンケーキレンズを持っている K マウント。レンズの選び方次第では面白い使い方ができそうです。
オリンパス、マイクロフォーサーズ試作モックアップを展示 (デジカメ Watch)
マイクロフォーサーズ第 1 弾の LUMIX G1 とは違い、こちらはレンズ交換式レンジファインダというか、「一眼ではない」スタイルの小型・薄型カメラを模索している模様。試作機とはいえレトロすぎるデザインはちょっと好きになれませんが、それでもマイクロフォーサーズの良さを殺している LUMIX G1 とは対照的なアプローチで面白い。リコー GRD やシグマ DP1 などの高級コンパクトの流れに乗れれば、一つのカテゴリを形成するような気がします。
個人的には DSLR+コンパクトズーム機という組み合わせが馴染んでいるのでこっち方面にはあまり興味がありませんが、製品化が楽しみなジャンルではあります。
【速報】ライカ、AF搭載デジタル一眼レフ「S2」を発表 (デジカメ Watch)
こちらはライカの DSLR「S2」。ライカのことなのでたぶん私みたいな貧乏人は眼中にない価格になりそうですが、一度は触ってみたい。パナの OEM ではなさそうなので、ちょっと安心(ぉ。
シグマ、新画像処理エンジン搭載の「DP2」など開発発表 (デジカメ Watch)
こちらはシグマ。相変わらずがんばってますが、「DP1」の後継が早くも登場するようです。DP1 は写りは最高だけど操作性最悪という評判のカメラで(実際に私も触ってみてそう感じました)、操作性やレスポンスの改善が急務。DP2 は光学系や撮像素子には変更がなく、主に画像処理エンジンやソフトウェア、操作性のブラッシュアップが中心みたいですが、どの程度扱いやすいカメラになっているのか。「この不便さを楽しむ」という楽しみ方もあるんだとは思いますが、私のような未熟者には快適に撮れないカメラは持ち歩いていないのと同じなので、改善を望みたいところ。
シグマ、「24-70mm F2.8 EX DG HSM」を発表 (デジカメ Watch)
なにげに今回の photokina に出てる製品の中で(5D2 とα900 を除いて)一番気になっているのはこの製品だったり(笑。シグマの 24-70mm F2.8 EX が 4 年ぶりにモデルチェンジして、マクロ機能を失った代わりに HSM と円形絞りを手に入れました。
私はこの春に Vario-Sonnar 24-70/2.8 ZA を少しだけ試してみてから、24-70mm F2.8 というレンズの意外なほどの使い勝手の良さをかなり気に入ってしまい(まあ、使ったのがよりにもよってツァイスだったのも墓穴でしたが)、以来このクラスのレンズはずっと気になっていました。F2.8 通しの標準ズームといっても APS-C 向けの 18-50mm クラスじゃちょっとテレ端が物足りないし、広角ズームや 17-70mm の標準ズームを持っていれば広角はそっちに任せて 24-70mm F2.8 でテレ端の明るさを取ったほうがバランスが良さそうなんですよねえ。あと、いつの日かフルサイズに移行するかもしれない可能性も考えると、一本持ってても良さそうな気がし始めています(さすがに VS24-70 は買えませんが・・・)。
カメラメーカー純正の 24-70mm F2.8 クラスよりもかなり安価になりそうなのもポイント。旧型のマクロ機能よりも新型の HSM のほうがメリットは大きいし、発売されたらちょっと狙ってみたいレンズですね。
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