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VANGUARD Quovio 26 レビューのまとめ

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VANGUARD「Quovio 26」のレビューをそろそろまとめたいと思います。

VANGUARD / Quovio 26

実はこの一ヶ月、土日も忙しくてあまり写真を撮りに出かけられていないのですが、それでもムリヤリ機材を詰め込んであちこち出かけるときに持ち歩いていました(笑。

まず前回、「標準ズームをつけたボディ+望遠ズームだとちょっときついけど入る」と書きましたが、フルサイズセンサ搭載の EOS 5D3 はやっぱり背が高かったようで、APS-C 機ならば中級機クラスでも比較的余裕あります。α77+標準ズーム(VS16-80)に 70-300G ならご覧の通り、けっこう余裕。小さめの単焦点 1 本またはコンデジくらいなら追加で入ります。どちらかというとフルサイズよりも APS-C 中級機ユーザーあたりを想定して作られたバッグなのかもしれません。


実際のサイズ感はこんな感じ(鏡越しに撮った写真なので、画質がイマイチなのはご勘弁を)。横幅が狭くてスクエアな形状のおかげで、正面から見るとけっこうコンパクト。あまりカメラバッグらしくないカジュアルなデザインもあって、比較的使いやすいです。

ただ厚みはやっぱり厳しい。カメラバッグだからある程度仕方ないとはいえ、混雑した場所や公共交通機関の中ではけっこう引っかかって他人に迷惑をかけがちです。単にマチがあるだけならまだしも、形状がしっかりしていて角張っているので、余計にあちこちぶつけやすいのだと思います。まあ外装がソフトな素材なので、誰かに怪我をさせる危険性は低いでしょうが。

そしてこのフラップは非常に使いやすいですね。カバンを肩から提げた状態で、フラップが向こう側に開いてくれるので、鞄の中身がとても確認しやすい。一般的なメッセンジャータイプのカメラバッグだと、フラップが邪魔になりがちなので、これは助かります。今後カメラバッグはこういうタイプのものを積極的に選んでいきたくなりました。

実際に使ってみると、他にもストラップのギミックや気の利いたところについているハンドルなどが非常に使いやすくて気に入りました。ただ、ウエストに固定するためのベルトは、あって困るものじゃないけどこのサイズのカメラバッグを腰に固定したいシーンが思い浮かびません。写真撮影を兼ねた山歩きならもっと容量のあるカメラバッグやザックを使うだろうし、ちょっと中途半端な気が。同じ Quovio シリーズでも上位機種はかなりプロ用を意識した仕様になっていますが、個人的にはこのサイズ感ならばもう少しタウンユースを前提とした仕様(スマホや iPod などを想定したポケットがついているとか)ならもっと使いでがあっただろうな、と思います。あと、マチのあるポケットがもう少しだけ欲しかったです。

というちょっとした不満はないわけでなないですが、このくらいの容量で作りが良く、タブレットを想定したカメラバッグというのはありそうでなかったので、けっこう気に入りました。ちょっとした撮影にいろいろ機材を持って行った挙げ句、単焦点 1 本と望遠 1 本しか使わなかったというケースはかなり多いので、実はこのクラスのカメラバッグが普段使いとしては最も出番が多いのではないかと思います。

同クラスの他社製品も比べてみたいところですが、ひとまず購入の候補に挙げておいて損はないかな。

VANGUARD / Quovio 26

■関連エントリー
VANGUARD Quovio 26 レビュー(外観編)
VANGUARD Quovio 26 レビュー(内装編)

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