「両国。昔の男の子は、もれなく相撲と野球に夢中だった。テレビの前で手に汗握ったっけ」
相変わらず甘党でもないくせになぜか甘味パートから攻めている(笑)こどグル Season2 聖地巡礼の旅ですが、今回も先日放送になったばかりの第 8 話の甘味処、両国の「國技堂」に行ってきました。
23 区の東側にはなかなか縁がない私ですが、人形町といい、小岩といい、そしてこの両国といい、なかなか昔ながらのお江戸の雰囲気が残っていて楽しいですね。軽く散策して、小腹が空いたところでお店に突撃。
建物は二階建てで、喫茶コーナーは 1F、2F どちらにもありましたが、私は 2F に通されました。もうこれ以上ないくらいに両国っぽい湯呑みでほうじ茶をいただき、ほっと一息。
そして近くのテーブルでは明らかにこどグルファンと思われる先客が独りでだんごセットをを食べていました(笑。お仲間じゃないですか…。
お品書き。
どのメニューもボリューム感があるように見えるのは、やはり力士をはじめとした大食漢が集まりがちな街だからでしょうか(笑。おせんべいアイスのせクリームあんみつ…盛ってくるなぁ~。
そして放送時から気になっていた「カレー・ハッシュドビーフ合い盛り」がやたらうまそうです。
あんこあられといい、おせんべいアイスといい、戦わせるよなあ。これも、両国スタイルか。
こちらはあんことコーヒーの取組(笑。でも想像すると意外となしではないんじゃないかな?という気もしますが、私は甘いコーヒーは全然飲めない人なので、ガマン。
注文してしばらく待ったところで、
カレーとハッシュドビーフの合い盛り、さあ、時間いっぱいです。
カレー皿の向かって左手がカレー、右手がハッシュドビーフ。ご飯の土手で、まるで中華火鍋のように仕切られています(笑。でも、甘味屋さんのカレーとは思えないような、美味しそうな見た目と香りが食欲をそそります。
まずはカレー。オーソドックスに辛さで寄り切ってくるかと思ったら、意外にもマイルドで深みのある味付け。具もポーク、よく煮込まれた玉葱、しめじが細かくたくさん入っていて、味と食感のバリエーションに富んでいます。これは、まさに技のデパートだ。
ハッシュドビーフのほうは、逆に王道の味付けで、コクの深い存在感のある味。カレーとハッシュドビーフというイメージから、全く逆のキャラクターを想像していましたが、こういう取組とは恐れ入りました。これは甲乙つけがたい顔合わせだった。
とてもおいしいカレーとハッシュドビーフでけっこうお腹が満たされたところで、
本日の大一番、団子セットの土俵入りです。
あんこ、みたらし、いそべ。
おおぉ、絵になるなあ。三役そろい踏み。
焼きたてでまだ暖かいだんごに、それぞれの味がつけられています。あんこだんごは、素朴だけど品良く甘すぎないあんこで、なんだかほっとする味。だんごの緑と、あんこの小豆色の対比がまた美しいじゃないですか。
ああ…あんこに癒やされてる。
みたらし、好きなんだ。ん~、「みたらし」って、名前通りの味がする。
というか、私はみたらしだんごといえば飛騨高山のみたらしだんご(一般的なものに比べるとかなりしょっぱい)の印象が強いので、こういう甘めのみたらしにはあまり慣れていません。でも、このとろっとした蜜の甘みに、じんわりと和みます。
イソベもいいやつだ。刻みのりタイプは珍しい。
こいつはけっこう塩辛いだんごで、あんことみたらしで少し甘ったるくなった口の中をうまく引き締めてくれます。のりの風味が塩味との相乗効果でまたいい。
おぉ~、うまいぞ、イソベ。
この三種類のだんごを交互に食べていると、それぞれ違った味わいで気分が何度もリセットされて、このまま永遠にだんごを食べ続けられそうな気がする(ぉ
このための匙か…ナイス。
ということで、だんごから落ちたあんこはこの匙ですくって残さずいただきます。
全部うまい。勝敗、つけがたし。
カレーも、ハッシュドビーフも、だんごも、どれもとてもおいしかったです。ここも近所にあったらちょいちょい通っちゃうなー。
ちょっと、元気、出たかも。
ごちそうさまでした。
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