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SIGMA 35mm F1.4 DG HSM で撮るポートレート

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SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

[ Canon EOS 5D Mark III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 ]
F2、1/50 秒、ISO100

先週末は仕事だったり天候不良だったりで機会が作れなかったので、この週末こそ、自分でも買ってしまったシグマ 35mm F1.4 DG HSM の試し撮りに出かけたいと思っていたんですよ。でも、土曜日の朝から突然の発熱(´д`)。結局まだ一枚もまともにシャッターを切れていません。というわけで、悶々としながら先日の撮影会で撮った写真の残りを現像しています…。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

[ Canon EOS 5D Mark III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 ]
F1.4、1/125 秒、ISO100

モデルはついに NEX-5R 仲間になった紗々さん。

35mm って普通はポートレートに使うレンズじゃないと思うんですよ。でもこの撮影会で最も使いたかったレンズがこの 35mm だし、ということで、このときばかりは心の壁を取っ払って接近してみました(笑。そしたら、今まであまり撮れたことがない雰囲気の写真が出てきて、目からウロコ。35mm のポートレートって面白いじゃないか…!


SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

[ Canon EOS 5D Mark III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 ]
F2、1/320 秒、ISO100

なんというか力のある画が撮れるレンズです。ボケの中からズバッと浮き上がってくる主題、はもちろんですが、それだけでもなく。ストンと落ちていく、けれど潰れず階調が残っている暗部に力強さを感じるんですかね。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

[ Canon EOS 5D Mark III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 ]
F2、1/50 秒、ISO100

あとは絞り開放~F2 くらいまでに見られる周辺光量落ちもその原因のひとつかも。スマホアプリ等でトイカメラ系のフィルタが流行ってるのは単にレトロっぽいから受けているわけじゃないと思うんですよ。これがあることで生きてくる構図もある。軸上色収差を極限まで抑えたのがこのレンズのセールスポイントですが、これで仮に周辺光量落ちまで良好に補正されていたら、少なくとも私は買おうとは思わなかったかもしれません(笑。収差って言い換えればレンズの「味」そのものですからね。どこの部分の性能を重視して、何を残して何を補正するのか、がレンズメーカーの腕の見せ所でしょう。

SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

[ Canon EOS 5D Mark III / SIGMA 35mm F1.4 DG HSM A012 ]
F1.4、1/500 秒、ISO100

開放でコレですからね。ちなみに背後でボケているのは(←写真的な意味で)しょういちさん(ぉ。

F1.4 級のレンズは F2.8 くらいまで絞ってからが本領発揮、というものが多いですが、これならピントさえ外さなければ開放から自信を持って使っていける画質です。周辺光量落ちを活かすならむしろ開放から積極的に使っていきたいくらい。F1.4 といっても 35mm ならば 50mm や 85mm に比べると被写界深度も深めなので、開放でも画が比較的作りやすいのもメリットかと思います。

というわけで、早くカゼ治して次の週末こそ写真撮りに行きたいです、安西先生…。

シグマ / [Art] 35mm F1.4 DG HSM (キヤノン用)

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コメント

  1. Kiyo より:

    Sigma 35mm F1.4仲間のbさん
    このレンズの浸透率が凄いですね。
    Canonのポートレイト講座仲間でも、発売当日に数人購入されていました。
    また、嫌な意味でなく、皆さん興味心身で、注目度が高いです。
    このレンズ、まあ、広角気味で寄れるので(30cmとはいえ)、非常にポートレイト向きです。
    従来から、明るい準標準のEF35mm F1.4、明るい広角のEF24mm F1.4は、難しいのですが、
    ポートレイトに多用されてきています。
    難しいのは、中央以外に配置されたモデルさんの体にパースがつくこと。
    これを排するためには、モデルさんを出来るだけ中央に寄せて、あおらないこと、また、不自然でない周辺を目指すことです。
    この準標準とも言われる35mmでも、少しでもあおると、パースが掛かってしまいます。

    言ってみれば、この手のレンズでのポートレイト撮影は、ピントと露出あわせ以外に、
    モデルさんと背景と、パースとのせめぎあいを落ち着かせる事に腐心しなければならない苦労があります。
    結果として、望遠や超望遠レンズの浮かび上がらせる立体感には及ばないこともあります。
    それでも、背景を活かした、モデルさんの生の息遣いを活かした、素晴らしい一枚が撮れる気がします。

    絞って風景だけではもったいないレンズだと思っています。
    そのうち、一緒にポートレイト撮影に行きませんか?

  2. B より:

    いやあこのレンズ面白いですよ。というかこのレンズでのポートレート撮影が楽しかった(^^;;
    仰るとおり、中望遠レンズで圧縮効果効かせて撮るのとはまた違った構図になるのが面白いですね。
    個人的には、このエントリーの 2 枚目・4 枚目のように少しだけパースを付けたほうがダイナミックさが出たり、手足の長さが強調されたりしてインパクトのある写真になるような気がしてます。

    ただ背景はどこまで入れるか(入れたくなくても入ってしまう)の判断が難しいですね。
    多人数での撮影だと、あれこれ試行錯誤してられないので、何度かじっくり撮ってみる機会を作って身体で覚えたいなと…。
    ただ、いつも誰かと撮影に行くときは風景やイベントが多くて、ポートレート撮影はほぼみんぽすか東京カメラ部の撮影会でしか撮ったことがないんですよね…。
    もし良さそうな機会があったらご紹介ください!

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