Google が Nexus シリーズの新機種を発表した翌日、Apple は iPad Air 2 と mini 3 を発表しました。
Apple、厚さ6.1mmになった「iPad Air 2」 ~GPU性能2.5倍のA8X搭載、Touch ID対応 – PC Watch
Apple、Touch ID対応となった「iPad Mini 3」 – PC Watch
iPad Air 2 は全面リニューアルで、SoC が A8X になり、従来よりさらに薄く軽くなり、カメラ周りのスペックが強化されています。それに対して iPad mini 3 は Touch ID に対応し、新色ゴールドが追加された以外の変更点は特にない、マイナーチェンジ止まり。まあ Air 2 のほうも順当進化レベルでしかなく、プラットフォームを刷新した iPhone 6 に比べて非常に地味なモデルチェンジと言えます。まあ、タブレットはスマホに比べて教育市場や B2B の比重が高いので、コンサバ気味の仕様になるのはそれはそれで納得なわけですが、Apple がこの領域でのイノベーションは当面ない、と思っていることの顕れのような気もします。
私としては、今回はそれよりも米国市場で導入される Apple SIM のほうが大きな話のような気がしています。回線契約の主導権を Apple が握ることになるわけで、これを契機に通信事業者の土管化が進む、なんて未来もあるんじゃないでしょうか。
個人的な話をすると、今手持ちのモバイル機器で最も世代が古いのが初代 iPad mini なわけで、これをリプレースする先をどうするか、が目下の課題。今回は Wi-Fi モデルじゃなくて LTE 版にして MVNO SIM を運用したいのでiPad mini の新型はその最有力候補になるはずだったんですが…Touch ID くらいしか変化がなくて 11,000 円値上がるなら、むしろ旧型を買った方がコストパフォーマンスが高い。でも今さら旧型を買うのも癪だし、どうせ一年後には A8X か A9 搭載の mini 4 にモデルチェンジしてしまうので、投資効率悪いよなあ…と思うわけです。
iOS のテスト環境として 1 台持っておくことにこだわらなければ別に Android でもいいので、そうすると Xperia Z3 Tablet Compact が候補に挙がってくるんですが、こっちは LTE 版がないし。グローバル版が技適を通っていてくれればそっちを買う手もあるけど、その確証もまだないし。Nexus 9 はちょっと重いしなあ。なかなか決め手がありません。
Z3TC の SIM フリー版正式に発売してくれませんかね…。
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