パナソニック、フルサイズミラーレス「LUMIX S」を海外で正式発表 – デジカメ Watch
昨年の photokina で予告されていたパナの L マウントカメラ「LUMIX S1/S1R」が海外で正式発表されました。
スペックは photokina の時点で既に出ていたのでさほど新しい情報はありませんが、サイズと重さ・価格(海外での)が明らかになりました。価格はドルベースながらだいたい α7R III/α7 III やニコン Z 7/Z 6 と競合するラインに置いてきたのはまあだいたい想定の範囲内。日本円だともう少し高くなる可能性もありますが。
そしてサイズ感が…これが思っていたよりでかい。
誰も喜ばない完全に俺得な画像だけど、#Panasonic #LumixS1 & #LumixS1R(148.9×110.0×96.7mm)と #CANON #EOS #5D2(152.0×113.5×75mm)のサイズを比較してみた。グリップはS1&S1Rの方が大きいけど、全体的にはそれぞれの24-105mmF4レンズを装着した状態でもほぼほぼ同じボリュームだね。 pic.twitter.com/vMT4zKPkTS
— foxfoto (@Fox_now) 2019年1月31日
Foxfoto さん作成の画像が秀逸だったから引用してしまいますが(笑)ほぼ EOS 5D シリーズと同じ。現存するフルサイズミラーレス機の中では群を抜いて大きいです。「FULL-FRAME WITHOUT COMPROMISE」のキャッチコピーから察するに小型化することでトレードオフが発生するよりは画質と性能に振り切ったからこその大きさでしょうが、それにしても大きい。キヤノンやニコンがボディをそこそこのサイズ感でまとめつつ、レンズとの組み合わせも含めてコンパクトさを(多少は)訴求しているのとは対照的です。まあ後発だからこそ中途半端なことはせずに画質にステータス全振りという差異化は間違っていないとは思います。ただ、L マウントアライアンスの三社として見たときに三社とも目指すベクトルが同じで「画質は良いけどデカい、重いシステム」になってしまいそうなのが気がかり。シグマとかフルサイズで小型軽量なレンズ作るつもりなさそうなんだもんなあ(汗
ただ LUMIX の場合、戦う相手は既存のフルサイズミラーレスではなく 4K60p が撮れるシネマカメラを想定しているはずだから(大きいのは冷却のためでもあると思う)、その点においては決して大きく重いわけではない、のかもしれません。このあたりは某専門家先生の見解も伺ってみたいところ。
そしてこうなってくると気になるのがシグマがどんなボディを出してくるか。まあイメージセンサとボディデザイン以外の部分で変化球を投げてくるメーカーではないので(笑)Foveon 搭載の王道フルサイズ機を作ってきそうな気はしますが、続報を楽しみに待ちたいと思います。
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