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サントリー山崎蒸溜所に行ってきました

先日京都に行った際に、JR の京都と大阪の間にあるサントリー山崎蒸溜所の見学に行ってきました。

蒸溜所というからてっきり山奥にあるのかと思ったら、実際は JR の沿線にあって駅からは徒歩約 10 分。こんなに見学しやすい立地にあるなら行かない手はありません。

サントリー山崎蒸溜所

しかし行くのを決めたのがけっこう直前だったため、製造工程を含む見学ツアーは終日満員。無料の山崎ウイスキー館見学コース(要予約)だけ若干の空きがあったので、そこに申し込んで入館してきました。

なお、写真は全て α7 III+Vario-Tessar T* 24-70mm F4 ZA OSS で撮影しています。

ここ山崎蒸溜所は、サントリーの前身である寿屋が国産ウイスキー生産のために開業した日本初の蒸溜所です。日本には白州や余市など有名な蒸溜所がいくつもありますが、ここがその祖とも言える場所。

そういう施設だけあって、展示コーナーだけでもけっこうなボリュームがあります。製造工程を見られなかったのは残念ですが、それでもお腹いっぱいになるくらい見どころがありました。


シングルモルトウイスキーといっても「単一の蒸溜所のモルトで作られたウイスキー」なわけで、実際には蒸溜所内にある様々な原酒をブレンドして造られます。これがまた種類も量も無限と言えるバリエーションがあって、どんな組み合わせが理想の味と香りを生み出すのか?その試行錯誤を想像しただけで眩暈がしそうになります。

そうやって生まれた初めての国産ウイスキー「白札」。
ラベルにものすごい時の流れを感じますが、ボトルのデザインは現在の「山崎」でも根本的には変わっていないのがすごい。

館内にはウイスキー開発史だけでなく広告や機関誌の歴史についても展示されていて、ああやっぱりお酒って大衆文化とは不可分なものなんだなあ…というのを感じます。

山崎ウイスキー館にはミニチュアによるウイスキー製造工程の解説展示があり、実工程の見学ツアーに申し込めなくても概要は理解できます。
でもそれ以上にこの精巧なミニチュア!ポットスチルや樽の質感までちゃんと表現していて、被写体としてもグッと来るものがあります(笑。

この展示コーナーでは外国人観光客向けのツアーが組まれていました。公式サイトから申し込めるツアーにはこれに関する記載がなかったので、旅行会社企画の外国人向けツアーですかね?解説まで全て英語で行われていたようです。
館内をよく見ると来場者は半分以上が外国人。京都に近いこともあり、日本観光の定番ルートの一つとして組み込まれているんでしょうね。どうりで有料見学ツアーの予約が取れなかったわけだ。

こちらは 1F のウイスキーライブラリー。ここのフォトジェニックみ!!!(興奮
旅先だからとレンズ一本で臨みましたが、これはもっと他にもレンズ持ってくるべきだった…と少し後悔しました。

一本一本色が異なる原酒が数千本単位で並べられています。
それぞれどんな味と香りがするんだろう。そしてこれらをブレンドしたときにどんなウイスキーが出来上がるのか…もはや想像の域を超えています。

このライブラリーにはひたすら圧倒されるばかり。
こんなものを見せられたら改めてサントリーウイスキーのファンになってしまいます。近年自宅でキリン富士山麓ばっかり愛飲していてすいませんでした(ぉ

ここまでずっと国産ウイスキーの展示ばかり見てきましたが、世界中のウイスキーがズラリと並べられたこの棚もすごい。
そういえば、五年前のビーム社買収によってサントリーはジムビーム、メーカーズマーク、ボウモア、ラフロイグ、カナディアンクラブなど世界中のウイスキーを傘下に持つ一大グループになっていたんでした。でもペルノ・リカールグループ傘下であるはずのバランタインが何故ここに?と思ったら、日本ではバランタインだけはペルノ・リカール・ジャパンではなくサントリーが販売権を持っているんですね…ややこしい(;´Д`)。

ともあれ、近年はバーに行くことも随分少なくなり、スピリッツ類も自宅で嗜む程度になってしまった私。昔はホームバーを持つことが夢だったなあ…(学生時代、酒類やグラス類の収集だけはしてた)。
久しぶりにこれだけのウイスキーに囲まれて、ちょっと幸せな気分です。

山崎ウイスキー館の 1F には有料のテイスティングカウンターも設置されています。
ここがまたお昼前にも関わらず大盛況で、多くの来場者がウイスキーの味と香りを楽しんでいます。

こうしちゃいられない、私も早くあそこに行って山崎を飲まなくては。

カウンターの奥には山崎や響が大量に並べられています。
普段からそう飲む機会がある銘柄でもないのに、これだけの種類が揃っているのを目にするのもほぼ初めて。期待が高まるというものです。

まずは山崎ブランド体感セット。山崎のノンエイジ、12 年、18 年を 15mL ずつ飲み比べられるセットで、900 円。
テイスティンググラスに注がれた少量の液体だけでも色合いが全く異なるのが分かります。

ノンエイジは…山崎というには若くて、これなら無理に山崎でなくとも他においしいウイスキーは他にもあるような…という感じ。
しかし年数が大きくなるに従って、香りは深くなり、味はまろやかさを増していきます。18 年は多分初めて飲みましたが、スコッチのシングルモルトがあまり得意でない私でもこんなにおいしいと思えるのか…!という驚きがありました。さすがは日本人が日本人のために造ったシングルモルトです。

そして、そこらのバーではこの値段ではまず飲めないであろう響 21 年(600 円/15mL)と、サントリーが新しく発売した「碧 Ao」(200 円/15mL)。

まずは碧 Ao からいただきます。国産ウイスキーの原酒枯渇に対応するために、世界の五大ウイスキーの原酒をブレンドして造った新しいウイスキー。前述のとおり世界各国の蒸溜所を傘下にもつサントリーにしか造れないブレンデッドウイスキーです。
飲んでみると、確かにブレンデッドらしいまろやかさ、飲みやすさで案外悪くない。国産が足りないからって混ぜれば良いってもんでもないだろうと思ってたけど、これおいしいのでは?

…と思ったのも束の間、その直後に飲んだ響 21 年が全部持って行きました。何この深い味と香り。碧 Ao の印象が一気に遠くに…さすがは国産ウイスキーの王。
自宅でも飲みたいけどちょっと買える値段じゃないんですよねえ。でもこの貴重な一杯を飲めただけでも幸せでした。

というわけで、展示と試飲の両面で山崎蒸溜所を堪能しました。想像していた以上に楽しかったし、おいしかった。
ここは繰り返し来る価値がありますね。次回来るチャンスがあったら早めに予約して、製造工程から見学したいところです。

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