「ジンギスカン。それはいい、とてもいい」
放送直前に巡礼してきた武蔵小杉のジンギスカンが本当においしかったので、もう一度行ってきました。この店、Season8 の登場店の中でもトップクラスにおいしいんじゃないでしょうか。
確保できた席はカウンター。店員さんの仕事ぶりを眺めながら食べられるというのもまた乙なものです。
なおこの日は予約なしで入ろうとして断られているお客さんが少なくとも十組以上はいました。『孤独のグルメ』登場店はどこもそうですが、特にこの店は都心からアクセスが良く、かつドラマでも人気の焼肉回ということで注目度が高いんでしょうね。でも基本的にはドラマの公式サイトに書かれている訪店時の注意に従うのがお店にも迷惑をかけず、かつ確実に入店するためのコツです。放送後は店舗も電話も混んでしまうので、私は最近は放送前に巡礼するか少なくとも予約までは済ませるようにしています。
ラム肉のすばらしい効能…うん、これだけ身体にいい食材ならばいくら食べても実質ゼロカロリーだよね!(ぉ
でも実際、羊肉と馬肉は牛肉や豚肉と比べても胃もたれしづらく、いくらでも食べられるように感じます。だから私は羊肉・馬肉好き。
まあ、何はなくともビールから。
今年も一年お疲れさまでした!
肉が出てくるまでのつまみ的に、ザーサイとキャベツ。赤味噌キャベツ、おいしいですよね。
本当は自家製のヌカ漬けも食べたかったんですが、前回も今回も売り切れ。食べられないとなると余計にどれほどのヌカ漬けなのか気になってしまう。
ラムのタタキ。このさっぱりとした食感と、肉肉しい味と香り!
改めて、ラムの虜になってしまった自分がいる。
そして運ばれてくる七輪と網。
今からこの網の上で行われる儀式に想像が及んで、早くも胸が躍る。
でもって、チャックロール!前回食べて感動したやつ。
前回はシンプルに網焼きにしたけど、今回は網焼きとネギ塩焼きを一人前ずつ。
確かに、よーく見るとネギ塩焼きのほうが少しだけ薄切りになっているのが分かります。
ほわほわな柔らかさと肉肉しさが同時に存在する、摩訶不思議な羊肉・チャックロール。
獣くささも皆無だし、本当にこの肉、どういうことになっているんだ?
今まで食べてきた様々な肉の中でも、トップクラスに属すると言っても過言ではないうまさ。
さらにネギ焼き。焼くのはチャックロールだけで、その上に火を通さないネギ。
羊肉をストレートに味わえる網焼きも良かったけど、ネギの香ばしさがプラスされることでまた新たな味わいが広がってくる。
ラム肉の網焼きネギ乗せ、こんな世界があったとは。
もう、どんどん行こう。次は前回食べられなかったラムのハム。
羊肉のハム、っていうのも珍しいけど、さらに燻製かつ骨付きとは。
これはどういう味がするんだ?
ハムの脂がブクブク泡立つまで炭火であぶって、いただきます。
うおぉぉあぉ〜、これはまた。ラムをハムにしてさらに燻製にすることで、羊のうまみがギュギュッと凝縮されている。
歯が、顎が、止められない。べらぼうにうまい。
羊の肉をハムにして燻製にしてブクブクさせて食う、一体誰が考えたんだ?
そしてメインのジンギスカン。
もやしの山の上のラム肉、この幸せな光景。
この様子を見ながら煙の匂いを嗅いでいるだけでもたまらないけど、肉が焼け過ぎてしまう前に早く食べないと。
チャックロール同様にめちゃくちゃ柔らかうまいジンギスカン。
羊肉のうまみと香りを受け止めたシャキシャキのもやしも良い。
あーうまい。いやおいしい。人間って、本当においしいものを食べたときは致命的に語彙力が低下する生き物なんだ。
飲み物は最近自分的ブームになりつつあるレモンサワーに移行。
ハイボールもいいんだけど、レモンサワーのこの酸っぱさが口の中の脂を分解して、また新たな気持ちで肉を楽しませてくれる気がする。
ジンギスカンを完食したら、前回も食べておいしかった羊肉の生ウィンナーとおかわりもやし。
チャックロールとは対極にある、羊の脂とうまみをギュッと濃縮したようなガツンと来る味。〆に向かって、うまさが加速していく。
ラストはチャックロールおかわり。
網焼きも良かったけど、ひとしきりジンギスカンをやった鍋でチャックロールを焼き、タレで食べるのもまた良し。
本当に何度食べても驚く、新鮮なうまさがある。チャックロール、恐るべし。
欲望のままにわがままに、羊をかっ喰らう。
調子に乗って食べ過ぎたけど、不思議と胃は重くない。これがラムの良いところなんだよなあ。
今回もごちそうさまでした。
きっとそのうち三回目も来てしまいそうな予感がします。
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