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FINAL FANTASY VII REMAKE 発売

長年待たされた FF7 REMAKE が本日ついに発売日を迎えました。

ファイナルファンタジー VII REMAKE

リアルタイム世代で当時かなりやりこんだ私としては当然購入しています。

FF7 といえば当時は初代 PlayStation、セガサターン、NINTENDO64 の間で繰り広げられたゲーム機戦争で PS のシェア獲得に大きな役割を果たし、これまで四半世紀あまりにわたる PlayStation プラットフォームの礎を作った作品の一つと言っても過言ではありません。が、そうはいってもオリジナルは 1997 年の作品であり、今プレイすると主に 3DCG のクオリティ面で厳しい。これまでにも何度か最新のプラットフォームでリメイクしてほしいと思ったことはあるけれど、こうやって実際に出来上がってくるとちょっと現実味がなく思いつつも感慨深い。それでも今回のもあくまで「何部かに分作されるうちの一作目」にすぎないんですけどね。

冒頭のクラウド登場シーンはオリジナルの流れをほぼそのまんま解像度だけ上げたような見せ方で、ちょっと鳥肌立ちます。かつてはローポリで「ツンツン頭」だったクラウドも、リアル寄りにモデリングされて髪なんてフサフサのサラサラですよ。

そういえば、当時はよく「エヴァっぽい」と言われた FF7 でしたが(実際にエヴァをオマージュしたアイテムがあったりもする)、『AKIRA』を改めて観た直後にプレイすると世界観だったりストーリーの軸になっている部分はエヴァよりも AKIRA ですね…。

まだ二時間ほどしかプレイできていませんが、とりあえず現時点での感想を。

最初の一時間ほどの内容は先月配信された体験版とほぼ同じ、チュートリアルを兼ねた壱番魔晄炉爆破~脱出までのシーケンス。チュートリアルは体験版で学習済みなので、今回はサクサク進んでいきます。

アクションゲーム寄りに変更されたバトルシステムは複雑ですが、ある程度仕組みが理解できたらだんだん爽快になってきました。とにかく弱点を突く攻撃やバースト攻撃をして敵をバースト(オクトラでいう「ブレイク」状態)させ、相手の防御力が下がったところでリミット技などの強力な攻撃をたたき込む。体験版プレイ時にはその辺の勘が掴めなくて物理攻撃でゴリ押ししてしまってましたが、少しコツが分かってきたらこのスピード感あるバトルはなかなか楽しい。最初はコマンドベースの「クラシック」モードでプレイしようかとも思っていたけど、これならノーマルモードでも行けそうかな。

ゲームの作りとしては極力ロードを挟まないようになっています。大きな場面転換があるところではさすがにロードが入るけど、できるだけロードを少なくしてストレスを感じないように配慮されている印象。その代わりロード時間はそこそこ長いので、FF7R のために予め PS4 を SSD に換装しておいて正解でした。

壱番魔晄炉から脱出したところでようやくマテリアの付け外しができるようになります。

PS1 版でも新しいマテリアを手に入れたときは嬉しかったけど、こうやってより具体的なマテリアのグラフィックを見るとさらに嬉しさが増しますね。武器や防具にどのようにマテリアがセットされているかグラフィック上から見えるのも良い。

マテリアの装備によってキャラクターのステータスが変化したり、組み合わせて魔法を全体化できたりするのはオリジナルと変わりませんが、REMAKE ではさらにマテリアだけでなく武器にもレベルが存在し、レベルを上げることで武器のマテリアスロット数が増えたり武器アビリティ(必殺技)が使えるようになったりする模様。これは育成の楽しみが増えて面白そう。FF6→7 で防具が鎧や盾からバングルまたは腕輪のみになってしまったのが残念だったので、今回はそれに替わる楽しみが提供されたと言えます。

壱番魔晄炉爆破後のミッドガル八番街はこの惨状。オリジナルのプレイ時にも「テロは良くない」と感じるシーンではあったけど、あれから 23 年が経ち、我々が現実の出来事としていくつものテロを経験し、かつこのクオリティの映像でテロ後の都市の様子を見せつけられると、当時とはまた違った印象を受ける場面です。

この後、クラウドは警戒中の大量の警備員に追いまくられることになるわけですが、そりゃあテロ事件直後の市街地にこんな大剣背負って歩いてたら追いかけられるわ(笑

そして、

なんとこの序盤からセフィロスが登場。

オリジナルではセフィロスはミッドガル脱出後、カームでの回想シーンが初登場だったはずですが、ミッドガル脱出までで終わってしまう一作目で本作の最重要人物であり女性人気も高い(ぉ)セフィロスを出さないわけにはいかなかったのでしょう(笑。もはやプレイヤーの過半数がストーリーを知っていることを前提にしているからネタの早出しは多少は覚悟した上で出してきている感じ。しかしこのエピソードが挿入されたことで、クラウドの行動原理が序盤から一貫していたことが後に分かるわけで、重要な伏線追加のためのシーンでもあります。

今日時点では七番街スラムに向かう列車に乗り込んだところまで進みました。

この感じだと、序盤からクラウドとセフィロスの因縁やエアリスと古代種の秘密にまつわるエピソードを膨らませてきそうで、最終的にどれくらいのボリュームになるのかまだ見当もつきません。が、当初「一作目はミッドガル脱出まで」と聞いてちょっとがっかりした気持ちを良い意味で裏切ってくれる内容になっていそうな期待はあります。まだまだ外出が憚られる日々が続くことでもありますし、しばらくはこの世界に浸ってみようと思います。

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