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外食テイクアウト需要とお店をつなぐ「テイクアウト&デリバリー MAP」

おいしいものを食べるのが好きな私にとって、ろくに外食できないこの三ヶ月の生活はとてもつらい。週末とか少し時間のある日は近所のお店でテイクアウトを買ってきて自宅で食べるのがせめてもの楽しみであり、また外食産業を直接応援できる数少ない機会となっています。特に先日友人に配達してもらった豚組しゃぶ庵のホームセットは涙が出そうなほどに嬉しかったなあ…。

先日も書いたとおり、私はこういう状況下で苦しんでいる外食産業を自分にできる範囲で応援したいと思っています。今後日常が戻ってきたときに行きたい店がなくなっていたとしたら、悔やんでも悔やみきれません。かといって「食べて応援」したくても、日常的にできるのはせいぜい徒歩圏内のお店でテイクアウトするか、出前館や Uber Eats を利用するか、保存がきく食品であれば通販を利用するかくらい。他に何かないか…と考えていたところ、私も時々利用している飲食店の予約台帳サービス「トレタ」がこんな Web サービスを開始しました。

【新型コロナウイルス対策】 「テイクアウト&デリバリーMAP」 業界で初めて、飲食店の詳細情報のオープンデータ化を実施 本日よりMAPを活用した大阪府との公民連携スタート | 株式会社トレタ

そう、まずは自分の日々の食生活を充実させるために、自宅からの徒歩圏内でどんなお店がテイクアウトやデリバリーに対応しているか知りたかったんですよ。既存のグルメサイトの多くはこういう情報を網羅しておらず、今のところ唯一(?)Retty がテイクアウト・デリバリー導入店舗の情報掲載を始めた程度。ただし自由に動き回ることができない今の状況では従来のグルメサイトにあるエリアから絞り込んでいく探し方よりももっと具体的に「自宅や勤務先の徒歩圏内にあるお店」が知りたい。トレタのテイクアウト&デリバリー MAP は地図上で探せるのが良いし、この情報をオープンデータとして自治体や事業者、個人を問わず利用できるよう無償開放するというのも素晴らしい。

テイクアウト&デリバリーMAP Powered by Toreta

↑このように、Google マップの上にテイクアウト/デリバリーに対応した飲食店の情報が配置されていて、ある地点の周辺でどんな店がテイクアウト/デリバリーに対応しているかが一目瞭然。昔からこの手の地図マッシュアップサービスが好きな私としては二重の意味で楽しいサービスです。
始まったばかりということもあって登録されているデータは首都圏中心で、量的にもまだまだ十分とは言えません。しかし店舗関係者に限らず誰でも店舗情報を入力できるし、自分がインプットした情報が近所の誰かの役に立ったり、逆に誰かが入れておいてくれた情報で自分が助かったり、というのがこういうマッシュアップサービスの醍醐味。私はとりあえず自宅近くの店と自分が贔屓にしている店からデータ入力し、この情報を必要としている誰かとお店の営業に貢献できればと思っています。ちなみにまず最初に登録したのはいつもの横浜 BAR THE GINTONICX でした。ここも近所だったら定期的におつまみボックスを買いに行くんだけどなあ…。

なお入力したデータは自動反映ではなく一度チェックプロセスを経てから反映されるようで、登録してから中一日くらいかかる模様。それでもサービスレベルは日々着々と改善されているようです。COVID-19 の影響で苦しんでいる外食産業を少しでも応援できるよう、私も可能な範囲でこのマップを充実させていこうと思います。
首都圏でもあと一週間ほどで緊急事態宣言が解除される可能性があるようですが、飲食店的には三密を避けるには座席数を減らしたりする必要がありそうなので、宣言解除後も店内飲食とテイクアウト/デリバリーを併用するお店は多いはず。そうやって飲食店の営業様式が変わった後にこそ、多くの人に役立つサービスになるかもしれません。

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