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SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS 購入

買っちった。

シグマ / 100-400mm F5-6.3 DG DN OS | Contemporary

去年からの宿願だった超望遠ズームレンズの買い換えをついに決行しました。スポーツイベント等で何度か試して、もう EOS 7D2+APO 50-500OS よりもミラーレスの動体追従 AF に頼った方が歩留まりが高いことは確実。加えてそろそろ重量級の装備を振り回すのがしんどくなってきたこともあって、このコンパクトなシグマ 100-400 DG DN に以前から目をつけていたのでした。

今回は買い増しではなく買い換えのため、あまりキャッシュアウトせずに機材を入れ替えることに成功しました。
今まで使っていた APO 50-500OS を買ったのは 2011 年のことなので、実に十年ぶりの買い換え。50-500OS は各種スポーツイベントや野鳥撮影など、本当にいろんなところで活躍してくれました。今までありがとう>50-500OS

100-400mm という超望遠域のレンズでありながらフィルター径は 67mm。フルサイズ対応レンズとしてはごく標準的な大きさに留まっています。
レンズコーティングはアンバー系。最近のシグマ製レンズのトレンドとなっているナノポーラスコーティングは採用していませんが、シグマのフレア・ゴースト対策を専門に行う通称「ゴーストバスターズ」によって対策が行われているとのことで、高コントラストな画質が期待できます。

Contemporary ラインに属する比較的リーズナブルなレンズでありながら、AF/MF や OS(手ブレ補正)の切り替えスイッチの他にフォーカスリミッター、AF ロック、ズームロックスイッチまで備えています。今まで使っていた 50-500OS ではフォーカスリミッターも AFL もなくて困る場面が少なくなかったので、これは嬉しい。
ズームロックはワイド端(100mm)での固定のみ。これが一眼レフ用の 150-600mm や 60-600mm であれば任意の焦点距離でロックすることができて天体撮影時に便利なのですが、100-400mm ではそういうのはナシ。まあレンズ自体が軽いためテレ端で真上を向けていても縮んでくることはまずなさそうですが。

α7 III に装着したときのサイズ感はこんな感じ。この長さで最長 400mm まで撮れるというのは素晴らしい。
レンズ径がそれなりにあるため α7 III につけると置いたときにボディが若干浮いた状態になります。↑の写真は Peak Design のスタンダードプレートを取り付けた状態で、これなら安定感があります。

付属のフードは円形。フードの長さがレンズ全長の 1/3 程度あり、レンズ自体がコンパクトな分フードをつけると物量感が出てきます。
このフードは指がかりを意識した形状になっていて、フードの根元を掴むことで直進ズーム的な使い方も可能。動体撮影だと焦点距離を素早く変えたい場面も少なくないので、ゴースト対策よりも操作性向上のためにフードは常用する価値があると言えます。

ソニー FE 70-200/F4G と比べると、意外にもサイズ感は大差ないことが判ります。重さは 100-400DN のほうが 300g ほど重いですが、これくらいの差であれば 200mm で足りるかどうか怪しいような撮影では躊躇なく 100-400DN を持ち出すことができます。FE 70-200/F4G のほうは F4 固定とかボケの美しさといったメリットがあるので超望遠までは必要ない場面で引き続き使うでしょうが、出番は半分くらいになる予感。

今までの動体撮影装備(EOS 7D2+バッテリーグリップ+50-500OS)と比べると一回り以上コンパクトになります。レンズフードを装着した↑の写真ではそれほどの差に見えませんが、フードを外すと確実に短い。重量も 3.4kg→1.8kg とほぼ半減、これなら肩や腰にかかる負担もずいぶん軽い。それでいて AF 性能は α7 III+100-400DN のほうが高いわけですから、乗り換えない理由がありません。焦点距離だけは EOS 7D2+50-500OS が換算で 500×1.6=800mm 相当から半分に下がってしまうのがデメリットですが、多くの場合 400mm あれば十分なんですよね。どうしてももっと望遠が必要になった場合はボディ側を α6600 なり α6400 といった APS-C にすることで 600mm 相当まで延びるので、来年復活するエアレースに向けてはそういった装備も検討しようと思います。

「ライトバズーカ」の異名を取るだけあってとにかく 400mm としては異様に軽いこのレンズ、とても気に入りました。50-500OS は本当に気合いが必要な撮影にしか持ち出せませんでしたが、100-400DN はこれだけ軽快ならばもっと幅広い場で活躍してくれそう。案外スナップ撮影で超望遠を使う表現もアリかもしれません。今まで望遠レンズを持っていかなかったような場所にもこのレンズを連れて行ってみますかね。

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