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F1 サウジアラビア GP 2021

F1サウジアラビアGP決勝:タイトル候補が同点で最終戦へ……波乱が波乱を呼ぶレースでハミルトンをフェルスタッペン下す
F1第21戦サウジアラビアGPの決勝レースが行なわれ、大荒れのレースをルイス・ハミルトン(メルセデス)が制し、今季8勝目を挙げた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は14位だった。

2021 年の F1 も残り 2 戦、クライマックスで初開催となったサウジアラビア GP。高速レイアウトの市街地サーキットというあまり例のないコースで荒れそうだなあ…と思っていたら、予選は今シーズン随一の名勝負が繰り広げられ、対照的に決勝は SC/VSC 出まくりで主にトップ争いとスチュワードの裁定が大荒れというグダグダなレースになりました。正直あまりコメントしたくもありませんが(…)、一応書き記していきます。

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

SC/VSC や赤旗が導入されるたびにハミルトンとの形勢が入れ替わるめまぐるしいレースでした。決め手はハードタイヤとマシンの相性で、赤旗中断リスタートからダッシュを決めたかったマックスはソフトタイヤを、ハミルトンは定石通りハードタイヤを選択したのが勝敗を分けたと言えます。再スタートでフェルスタッペンは目論見通りハミルトンをオーバーテイクし、途中なんやかんやありながらも首位を走っていましたが、ミディアムタイヤがタレてきたところでハミルトンに攻め立てられて為す術なし。予選ではあと一歩で PP というスーパーラップを見せるなど一発の速さはありましたが、ロングランはやはりメルセデスに分があったということかと思います。

それよりも気になったのは幾度となく見せたフェルスタッペンのダーティな、というより幼稚なドライビングではないでしょうか。前戦カタールでも物議を醸した場面が何度かありましたが、今回はもっとひどい。メルセデスとハミルトンにもアンフェアな行為はあったとはいえ、マックスの抜き方・守り方はちょっと目に余るものがありました。最終戦はクリーンなレースで勝ってチャンピオンを手にしてほしいですが、かつてのセナプロのような結末も正直あり得ると思ってしまいます。
レーサーは極限状態になるとエゴや闘争本能を剥き出しにするし、それも F1 の醍醐味だとは分かっていても、最終的には競技の結果としてチャンピオンが決定してほしいと切に願います。

■セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

予選はトップ 3 に及ばず 5 番手、決勝でもフェルスタッペンとハミルトンの争いに絡むこともないまま赤旗リスタート時にクラッシュしてノーポイント。今回のペレスはほとんど良いところなしのレースでした。シーズン後半はボッタスよりも安定感のある走りを見せてコンストラクターズポイント獲得に貢献していたのに、ブラジル以降は急ブレーキ。メルセデスとのポイントは 28 点差まで開き、レッドブル・ホンダのコンストラクターズチャンピオンはほぼ絶望的となってしまいました。

■ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

決勝ではほとんど国際映像に映ることもなかったものの、予選・決勝ともに 6 位、しかも 5 位のリカルドとは 1.5 秒差という好レースでした。実際の走りが見られなかったけどまさにいつものガスリーの安定感。今回は決勝のセットアップに失敗することもなくレースペースも良かったようです。もうドライバーズもコンストラクターズも順位の変動はほぼない状況なので、最終戦は思い切って攻めていってほしいところ。

■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

ここ数戦の流れどおり、フリー走行から予選までは非常に良い形で組み立てていくことができていました。FP では僚友ガスリーを凌ぐタイムを見せ、予選も今季初めてミディアムタイヤで Q2 を突破し、初めてのサーキットであればベテランドライバーとも遜色ない速さがあることを証明してみせました。
しかし決勝ではスタートで出遅れ、ヴェッテルにオーバーテイクを仕掛けた際に接触するなどあまり良いところがないまま 14 位フィニッシュ。オーバーテイク時のクラッシュは角田が 100% 悪いわけではないように見えましたが、無理めに仕掛けに行ったという点でカタールでのストロールとの接触と同様の流れ。予選までの組み立ては安定してできるようになってきたので、残るは決勝スタートとクリーンで確実な抜き方を学ぶ必要がありそうです。
後半戦はいい流れにありながらもポイントに結びつかないレースが続いていたので、最終戦は是非とも入賞してポジティブな気持ちでシーズンオフを迎えてほしいものです。

最終戦アブダビはもう今週末の開催、しかもドライバーズチャンピオンシップは同点で迎えるという最高にドラマチックなグランプリになります。第四期ホンダ F1 のラストレース、ここまで来てチャンピオンを逃して終わることは絶対に避けたい。全てを出し尽くしてクリーンなレースをした上で、結果を残してくれることを期待します。

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