スポンサーリンク

伊勢神宮詣で #2

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS ]

伊勢神宮、外宮に行った後にはもちろん内宮(ないくう)へ。外宮からはバスで二十分ほどの道のりです。

神宮的にはこちらの内宮が本丸、天照大神が祀られている場所になります。正面入口には大鳥居があり、そこから檜造りの宇治橋を渡って五十鈴川を越えた先が内宮。この光景の時点で既にここが特別な場所であることが伝わってきます。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

宇治橋の上から。なんというか、まるで三途の川を渡って異界へと往くかのような不思議な感覚にとらわれます。この橋を越えたら人間の世界ではない…という覚悟を問われているような。

こういう感覚、六年前に夜の伏見稲荷を訪れて以来だなあ。やはり、長い歴史と多くの人々の想念が積もった場所には不思議な力があるのかもしれません。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

それはそれとして、入ってすぐのところにある神苑は広々としていて、人々の交流の場的な気安さもあって落ち着く。
春~初夏に来たらきっと気持ちが良かっただろうなあ。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

そして内宮、森林の深さが外宮の比じゃない。
外宮の森もこちらを敬虔な気持ちにさせるものがあったけど、内宮の森はその存在感に打ちのめされそうになります。長きにわたってこの地に在り続けた生命の神々しさ。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

祀られている神も社殿の数も、内宮の方が圧倒的に多い。外宮はあくまで外郭に位置する施設にすぎなかったようです。
今回はちょっと強行軍気味のスケジュールだったから内宮・外宮全部回れる自信がなかったのですが、無理しても両方巡って良かった。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

内宮の域内には五十鈴川のほとりに降りられる場所があり、ここの水自体が手水舎と同じく身を清めるのに使えるとのこと。
確かにここも深い森の中にあって突然開けた場所に川が穏やかな流れを見せていて、まさに神の河。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

例によって Google マイマップのモデルコースを辿りながら巡礼していくわけですが、少し歩いては風景に目を奪われて写真を撮り…という感じでなかなか先に進めません。それくらい、ここの森は素晴らしい。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

鬱蒼とした森に囲まれた内宮全体が何かに護られているような雰囲気を感じます。「パワースポット」という言葉が陳腐に感じられるほどに。
だからといって急に信仰心に目覚めるようなものでもありませんが、日本という国に感謝したくなる気持ちは芽生えました。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

内宮・外宮とその周辺も含め、伊勢神宮だけで 2~3 日過ごせてしまいそう。それくらい、ここは俗世とは違う時間が流れています。
昔から「一生に一度はお伊勢参り」と言われるだけのことはありますね。

[ Sony α7 III | Zeiss Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS ]

いやー、実に良かった。さすが、これまで私が訪れた寺社で一番良かったかもしれません。
これは一生に一度と言わず、もう少し歳を取ったら改めて来てみたい。人生の節目に訪れるのに良い場所だと感じました。

コメント

スポンサーリンク