以前からずっと気になっていた南インド料理のお店に行ってきました。
東京でも屈指のインド料理店、エリックサウスです。最近ではセブンイレブンでもコラボメニューが販売されるくらい有名になりましたね。
私は以前孤独のグルメの聖地巡礼で初めてミールスやビリヤニを食べて以来、すっかり南インド料理にハマッてしまいました。エリックサウスの存在は以前から知ってはいたもののなかなか来る機会がなく、たまたま東京駅付近に用事があった機会に八重洲店に立ち寄ってみました。
さすがは有名店、休日には開店待ちの行列ができるほどの人気です。
並んでいる間にメニューを渡されます。
インドカレーってプレートの上に数種類のカレーが並んでくるのがカレー好きとしては嬉しい。どのカレーもおいしそうで迷います。
もう一面にはミールスやビリヤニの姿が。
入店までには決めなくてはならないのでちょっと焦る。
というわけで、やはりまずは店名を冠したプレートは外せないでしょう!とエリックミールスを選択。
銀色のプレートの上に様々な料理やカトリ(小皿)が所狭しと並んでいるのが壮観。見ているだけで幸せ。
二種類選べるカレーは定番の「エリックチキン」と「マラバール風キーマカレー」を選んでみました。
バターチキンカレーも好きだけどこういう店に来たらむしろバターチキン以外を頼むべきな気がして。あと羊を食べたかったからマラバール。
そしておきまりの豆カレー、サンバル(野菜カレー)と右下に見切れているのはインドの辛いスープ「ラッサム」です。
実にバリエーション豊かな五種のカレーが勢揃い。
そのカレーを迎え撃つのはターメリックライス、バスマティライス、パパド(薄い煎餅みたいなの)、ワダ(豆のドーナツ)、ウプマ(謎の白い塊)にヨーグルト。
ライス二種とサンバル・ラッサムはおかわり無料という大サービスです。
テーブルにはミールスの食べ方指南書が置かれていました。
そういえば以前食べたときには完全に自己流で食べてしまっていたんだった。まあ食事くらい指示されなくても自分の好きなように食べたいという気持ちはありつつも、一度王道を知っておくというのは悪くない。今日はここに書いてあるやり方に倣ってみることにします。
カトリをどけて、パパドをパリパリ割って準備完了。なんか食べる前の儀式みたいでちょっと楽しい。
まずはカレーを一種類ずつライスやパパドにかけて、そのものの味を楽しむ。その後は砕いたパパドをライスの上に振りかけて食感の変化を楽しむ。カレーもライスもたくさんあるように見えたけど、いろんな食べ方を試していたら意外と足りないことに気がつき始めました(笑
そこでターメリックライスとバスマティライスをおかわり!
今度はこの上でいろんなカレーやヨーグルトを少しずつ混ぜながら楽しんでいきます。
どのカレーも期待を裏切らないうまさ。さすがは東京における南インド料理の第一人者だけのことはある。
とてもおいしかったので、日を改めてまた来てみました。
今度はもちろんビリヤニ。ここのビリヤニもおいしいに違いないという確信がありました。
パラパラに炊かれた長粒種の米にしっかりスパイスの香りと味が染みこんでいます。これ単体でもおいしいじゃないですか。
通常サイズでも 300g あるということだから大盛りにはしなかったけど、これ大盛りでも軽く食べられてしまいそうなほどうまい。
カレーは通常のカレープレートやミールスと共通の選択肢から選べますが、さらに「ビリヤニ専用カレーソース」なるものがあるということでそれにしてみました。どうやらこれエリックチキンをベースにビリヤニ向けに調整されたカレーらしい。
ついでにチキンティッカも頼んでみたけど、チキンビリヤニにチキン系のカレーにチキンティッカでチキンがダブってしまった…いや、おいしいから全然無問題。
あと、ビリヤニといえばライタ(刻み野菜入りヨーグルト)。これ通常は(私にとっては)ビリヤニとよく混ぜるとめちゃくちゃおいしいのに単体で食べても微妙なのですが、この店のライタは単品でもちゃんとおいしいのにおどろきました。もちろんビリヤニと混ぜたらもっとおいしい。
これは追いスパイスですかね?ホールシナモンはどう使ったらいいか分からず放置しちゃったけど、種子っぽいほう(カルダモンとかだと思われる)をビリヤニに混ぜると香りがさらに立ってイイ。
今まで何店か食べてきたビリヤニの中でもこの店のは一番じゃないですかね。すごく気に入りました。
今まで食べに来たことがなかったことをちょっと後悔するくらいおいしかったです。近隣に用事がなくてもわざわざ食べに来る価値があると言えます。
少なくとも、東京駅周辺に来る機会があったら食事の選択肢には必ず入れることにしよう。
ごちそうさまでした。
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