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室屋義秀が「エアレース X」立ち上げへ

エアレース世界チャンピオン室屋義秀選手、5次元モータースポーツ「エアレースX」を立ち上げLEXUS PATHFINDER AIR RACINGとして参戦 – Car Watch
「エアレースを取り戻したい」、世界チャンピオン室屋義秀選手が「エアレースX」を立ち上げた背景 10月8日~15日の福島からスタート – Car Watch

AIRRACE

元エアレース世界チャンピオンの室屋義秀選手が他のエアレースパイロットと共に新シリーズ「エアレース X」を立ち上げることが発表されました。

エアレースといえば 2019 年を最後にレッドブル主催のシリーズとしての開催を終え、その後別のシリーズとして「ワールドチャンピオンシップ・エアレース」として開催されるはずでした。しかし昨年 7 月に開催される予定だったイギリス大会が直前になってキャンセル、その後のシリーズ開催も立ち消えになってしまっていました。当初は COVID-19 が開催中止の理由として挙げられていましたが、昨年の海外での COVID の状況(少なくともほぼ誰もマスクはしていない)を考えればそれはあくまで方便でしょう。開催地契約、プロモーター契約、スポンサー獲得、ロジスティクス…などお金も人も時間もかかるスポーツイベント、それも世界転戦型の大会をまとめ上げるのはそれだけ難しいということです(その背景に COVID-19 による経済的混乱はあったのでしょうが)。レッドブル主催なら開催できていたけど、それ以外の主宰者のもとで復活はもう無理かなあ…と半ば諦めていたところに意外なアプローチが来て驚いています。

とはいえ開催は段階的に行っていくようで、2023 年は 10 月開催の「デジタルラウンド」1 戦のみとなる模様。デジタルラウンドは従来のような世界転戦ではなく、各エアレーサーがそれぞれの国で飛行してタイムを競うスタイルになるそうです。場所ごとに地形も気象条件も違うのにフェアなレースになるのか?とか、複数の選手が出てくるわけでもないのに現地観戦して楽しいのか?とかいろいろと疑問や不安もありますが、転戦型だけに頼らない形でシリーズとしての持続可能性を追求していくやり方は悪くないと思います。そして 2024 年以降は従来型のリアルラウンドも組み合わせた形でワールドチャンピオンシップとしての開催を目指していくとのこと。

正直なところ現時点では分からないことが多すぎて何とも言えないのですが、少なくともエアレースを復活させようという意気込みと、それをよく分からない団体ではなくエアレーサー自身が主導しようという点は買いたいと思います。10 月のデジタルラウンドでは室屋選手はふくしまスカイパークから参戦するとのことで、観に行きたいけどどんな形か分からないのに遠征するのもなあ。8 月に発表されるという詳細をとりあえず待ちましょうかね。

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