[ Sony α6700 | Sony E 70-200mm F2.8 GM OSS II + 2x Teleconverter ]
先日の F1 日本グランプリ 2023 で撮影した写真、PC に取り込んでみたら三日間で 15,000 枚を軽く超えていました(笑。このまま死蔵させておくのももったいないので今日は金曜フリー走行のものをいくつか掲載していきます。
鈴鹿の F1 チケットって土日は指定席なのですが金曜日はグランドスタンド以外は自由席扱い。ということで、せっかくだからいろんな場所で撮ってみようと思い金曜は場所を移動しながら撮っていました。
FP1 は 1~2 コーナーの中間あたりで撮影しました。まさに 1990 年にセナとプロストがスタート直後に接触してチャンピオンが決定したコーナーですね。それが今年はセバスチャン・ヴェッテルの呼びかけによって「Buzzin’ Corner」と名付けられ、生物多様性の象徴として蜜蜂用のホテルが建てられていました。小屋のひとつに「VB77」「ZHOU」の文字が見えますが、これらは現役 F1 ドライバーがヴェッテルの企画に参加して装飾を行ったもの。
ちなみに決勝日にヘアピン付近を蜜蜂が飛び交っていたんですが、ここから飛んできたやつでしょうかね。
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ターン 2 内側の縁石もいつもとは違う黄×黒に塗り替えられていました。
でもこの色だと縁石というより立入禁止区域っぽいし、あるいは先日 18 年ぶりにアレした関西圏の野球チームっぽくも見えます。
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この 1~2 コーナー中間のスタンドからはメインストレートエンドから S 字あたりまでが見渡せ、レース展開がある程度掴める場所であることが分かりました。またクルマがぐるっと回り込んでいくコーナーでもあるから正面から側面、リヤに至るまであらゆる姿勢の F1 マシンが見れる/撮れるのも楽しい。来年来るならこの席を狙ってみるのも良いかもなあ。
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FP1 といえばフロービズ(空気の流れを可視化するための塗料)なわけで、蛍光塗料でガッツリ着色された状態が見れるのも面白い。そういえば角田車は FP1 序盤でエアロレーキ(通称「焼き網」とも呼ばれる金網状の空力センサー)を取り付けて走っていました。
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ターン 1~2 はカメラを傾けて撮るとバンクっぽく見せることもできます。実際にはターン 1 は下り坂なんですけどね。F1 マシンを真正面から捉えることのできる、鈴鹿では数少ないスポットのひとつでもあります。
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午後の FP2 では逆にトラック終盤にあるシケインに行ってみました。ここは鈴鹿の中でも S 字に並ぶ難所のひとつで、私はレースゲームでここを納得いく形で抜けられたことが数えるほどしかありません(笑
130R を全開で駆けてきたマシンがこのシケインをどういうラインで、どれくらいの速度を維持したまま抜けていくのかが見物。実際にドライバーによって、またラップによってもライン取りが随分違って見応えがあります。
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マクラーレンのランド・ノリスがシケイン一つめでオーバーステアを出してしまい、カウンターを当てる一瞬。ここはノリス以外にも複数のドライバーがマシンをスライドさせていて、やはり難しいコーナーであることが伝わってきました。
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縁石の使い方もドライバーやチームによってかなり違う。ヘアピンでも感じましたが、全 10 チーム中でメルセデスが最も積極的に縁石を使っているように見えました。その次がアロンソ(アストンマーティン)だった印象。対照的にレッドブルはあまり縁石を使いたがっていないように見えたのは、それだけ車高というか床下の容積にシビアなクルマだということなのかもしれません。
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シケイン席は 130R 以前が全く見えない代わりに、最終コーナーからピットロード入口~メインストレートの前半までの見通しがとても良い。特にピットインする瞬間を見ることができるのは決勝レースでは盛り上がりそうですね。来年はこっちでも良いなあ。
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今までは土曜日以降しか来たことがなかったので、初の金曜自由席を堪能しました。指定席だけだとどうしても写真がワンパターンになってしまうところ、場所を変えながら撮れるのは楽しいし写真的にも手応えが感じられて良いですね。金曜なら持ち込みカメラの制限もそれほど厳しくないし(他のお客さんの迷惑にならないのが大前提ですが)、来年以降も来るなら絶対金曜から現地入りするのが正解だと思いました。
日本グランプリ関連のエントリーはもう少し続きます。
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