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WF-1000XM5 のノイキャン性能を北陸新幹線で試す

先日金沢に帰省した際に、いい機会だと思い WF-1000XM5 の新幹線でのノイズキャンセリング性能を試してきました。

ソニー / ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM5 (ブラック)

第一印象:音質は明らかに先代 WF-1000XM4 より良いけど、ノイキャン性能はあんまり変わってないっぽい?少なくとも走行中の新幹線車内のノイズ除去具合は M4 と大差ないように聞こえました。
でも、ふと「これはイヤーピースが合っていないのでは?」ということに思い当たり。Headphones Connect アプリに入っているイヤーピース判定機能を使ったところ、私の耳には L サイズのイヤーピースが適しているようです。

M4 のときは M サイズでちょうど良かったのですが、M5 ではイヤーピースのウレタンの肉厚が薄くなったことで耳穴への密着度合いが弱まっているのが実際の感触としてもありました。L サイズのイヤーピースに交換してみると、確かに M サイズよりもしっかりフィットして密閉感がある。
この状態だと、ノイズキャンセリングの効きは全体的に M5 のほうが高く感じます。ただし M4 とはちょっと傾向が違うように感じていて、

  • 生活音や屋外、通勤電車など日常レベルの音量のノイズは M5 のほうが抑えられている
  • 新幹線で対向車両とのすれ違い時やトンネル通過時など大きめのノイズは M4 よりも M5 のほうが若干大きく感じる

という印象。推測するに、新プロセッサーの採用で ANC(アクティブノイズキャンセル)の効果としては M5 のほうが高い(=日常レベルのノイズはよく消せている)が、本体が小さくてイヤーピースが薄い分、音量の大きなノイズはイヤーピースを貫通して耳に届いてしまう、ということではないでしょうか。抑えたいノイズの成分によっては M4 のほうがノイキャン性能が高いと感じる人もいそうに思います。個人的には、長距離移動時にはよりノイキャン性能が高い WH-1000XM5 を使うことのほうが多いので、普段使いとしては日常レベルのノイズをうまく消してくれる M5 のほうがありがたいです。もしイヤーピースの薄さによるノイズ透過を抑えたければ COMPLY のようなより密閉性のあるウレタン系イヤーピースに交換するのが良さそうです(音質にも多少影響出るけど)。

それから少し気になったのが、WF-1000XM5 は Bluetooth の接続安定性が M4 よりも若干劣るっぽいこと。おそらく本体の小型化によって耳から露出する体積が減ったことでアンテナ感度的にシビアになっているということでしょうが、ラッシュ時のターミナル駅等ではブツブツと音切れが発生します。M4 でも起きなかったわけではないけど安定性は M4 のほうが高かったかな。このあたりは今後のファームウェアアップデートで少しでも改善してくれることに期待。

という感じで旧型比では少し得手不得手が異なる印象のある WF-1000XM5 ですが、私としては小型化に伴う装着感改善と音質向上の恩恵が大きいので、今後メインは M5 のほうにするつもりです。

ソニー / ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000XM5

コメント

  1. […] ノイキャンイヤホンで音楽聴いて寝ているのが良いと思います・・。 […]

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