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Keychron K1 SE を触ってきた

先日来購入を検討している Keychron のメカニカルキーボード。買うとしたら一度触って納得して買わないとね、と思って実機展示のあるところに行ってみました。
Keychron のキーボードは種類が多く、同じモデルでもキースイッチの違いでバリエーションがあるからできるだけ多くの種類が展示されている場所がいい…と思い調べてみたところヨドバシ Akiba にありそうだったので、一路秋葉原へ。

Keychron

おおー、壁一面 Keychron というくらいたくさんある!他のヨドバシでも店舗によっては Keychron コーナーがありますが、アキバが最も充実しているようです。
K シリーズの主要モデルは(スイッチまで全種類網羅されているかは不明ながら)だいたい展示されている模様。一通り見て、やっぱり私の要件を満たすのは K1 SE であることを再確認して K1 SE を中心に触ってみました。

Keychron / K1 SE ワイヤレス・メカニカルキーボード

Keychron K1 SE

カーソルキーが独立したテンキーレスキーボード。私が好きなのはこれですよ。
一口に K1 SE といっても配列の違い(US/JIS)、バックライトの違い(RGB/White。これによってキートップの色も変わる)、キースイッチの違い(赤軸/茶軸/青軸)というバリエーションがあってこれだけで 2×2×3=12 機種ということになります。さらにキースイッチのホットスワップ対応モデルと非対応モデルまであり、いざ買うとなったところで間違えずに購入するのも至難の業。

Keychron K1 SE

そしてこちらは K1 SE の限定モデル(?)のホワイトバージョン。US 配列・White LED・ホットスワップ不可だけど軸の種類だけは選択可能。またキーキャップが通常モデルとは違って非アイソレーションタイプで、ダブルショット PBT というより耐久性の高い仕様(樹脂の素材が違い、さらに印字がプリントではなく二色成型だから消えない)とのこと。私は見た目的にはアイソレーションタイプのほうが今っぽくて好きですが、案外黒よりも白のほうが埃の付着が目立たなくて良かったりするんですよね。

Keychron K1 SE

キースイッチごとに打ち比べてみました。まずは本命と思っていた赤軸(静音)から。このキースイッチは Gateron 製ですが、軸の色とキャラクター(クリック感の有無や重さ)はデファクトスタンダードである Cherry と揃えてあるんですね。

赤軸は私が自宅で使っている REALFORCE と同じく 45gf となっていますが、ロープロファイルでストロークが短いからか REALFORCE よりも軽く感じました。リニアスイッチだからキーを押し込むときのクリック音はないけど底打ちするときのペチペチ音は多少ありますね。私はたぶん打圧が強い方なので、調子よく文章を打っているときはちょっとうるさいかもしれません。まあ底打ち音はどんなキーボードでも出るものだけど、ちょっと甲高いペチペチ音は耳障りかも。

Keychron K1 SE

定番の茶軸。重さは 55gf でタクタイル(軽いクリック感のある)スイッチ。
ロープロファイル赤軸だとちょっと軽すぎるかなー、と感じる私にとってはこれくらいがちょうど良さげ。また赤軸に比べると微かなクリック音はするものの、底打ちしたときのペチペチ音は赤軸よりも少なめ?だから打鍵時の音の総量としては赤軸も茶軸も大差ないような。ヨドバシの騒がしい店内だと聞き分けるのが難しかったですが、そんな印象を受けました。

Keychron K1 SE

クリッキースイッチの青軸。
打鍵するごとに「パチパチパチ…」といういわゆるメカニカルキーボードの音がします。明確なクリック感のあるタッチはけっこう好きだけど、夜にリビングに隣接する書斎で使うことが多いことを考えるとこのうるさいキースイッチはないなあ。独り暮らしだったら逆にこういうキーボードを好んで使っていたかもしれませんが。

Keychron K1 SE

あとは K1 SE 以外のモデルで Keychron 製のロープロファイル光学スイッチが搭載されていたので参考までにそれも見てきました。こちら↑は光学式の茶軸で、さっきの Gateron 製メカニカル茶軸との差は大きくはありませんがこっちのほうが少しだけタッチが軽い…ような…。
打鍵音に関しては、機種が違うとベース部分の構造や素材が違うせいか鳴り方も違って直接比較するのが難しい。

Keychron K1 SE

ちょっと珍しい光学バナナ軸。タクタイルで重さは上記の光学茶軸と同じですが、バンプ(クリック感)が茶軸よりも早めに感じられるタイプ。バンプが早い=キーを押し切らなくても入力した感触が得られるということで、茶軸とは微妙な差だけどこれはこれで好みかも。いずれにしてもバリエーションが多すぎて選ぶのが難しい…。ちなみに光学スイッチは他に白軸(30gf リニア)、黒軸(50gf リニア)、ミント軸(67gf 早期バンプタクタイル)、青軸(48gf クリッキー)、オレンジ軸(55gf クリッキー)があるようです。秋淀には展示はなかったようですが、重めのリニアスイッチである黒軸だと静音でも底打ちしにくかったりするのかなあ。

いずれにせよ K1 SE で製品として販売されているのは Gateron の赤軸/茶軸/青軸しかないので光学スイッチを試したい場合はホットスワップモデルを買って自分でスイッチ交換することになります。でも店頭だと騒音レベルが分かりにくいし、実際に文章を打ってみて初めて判ることもあるはず。お試しだけのために何種類もキースイッチを買うのももったいないけど、全種類のキースイッチが 1 個だけ入ったテスターキットなんかもあるようです。とりあえずキーボード本体だけ買ってみて、カスタマイズは追って考えるかなあ…?

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