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柿の木坂 南翔小籠包 Hibusuma

先日、以前から少し気になっていたお店に入ってみました。

南翔小籠包 Hibusuma

目黒区柿の木坂の下の方にある、ちょっといい雰囲気の店。何の店だろう?思ったら中にいるお客さんはどうやら飲茶を楽しんでるっぽい。ほほう、一見カフェっぽい佇まいながらそういう方向性のお店ですか。これは一度入ってみたい…と機会をうかがっていたのでした。

店内はアンティークのテーブルやチェア、調度品が揃っていていかにも目黒区のちょっといい個人経営系飲食店という感じ。フロアは品の良さそうなママが仕切っています。
客層はどちらかというと女性多め。

壁一面に貼られた猫写真にほっこり。猫写真家の方が撮られた写真を展示しているようです。
常設展示なのか他の写真家の作品との入れ替えがあるのかは分からないけど、癒やされます。注文してから料理が出てくるまで、この写真でいくらでも待ててしまう。

メニューは基本的に小籠包を軸に麺か飯を組み合わせたセットという感じ。
「南翔」というのは上海系のお店でよく使われる名前(地方名?)のようですが、メニューは上海と台湾のハイブリッドに見えます。

麺類、どれも名前からしておいしそうで迷います。
でもその中になぜか存在するカレーがやたら気になる。ここまで自信満々に出してくるからには絶対おいしいやつだろうなあ…。

せっかくだから前菜も頼んでみました。五香牛肉(牛スネ肉の香り煮)。
ほろほろになるまで煮込まれた牛スネに様々なスパイスの香りと甘めの味付けがよくしみて、いくらでも食べられそうなおいしさ。これはアルコールが欲しくなる。

辣椒麺(ラージャンメン)。
いかにも辛そうな名前とは裏腹のスキッと澄んだスープにびっくり。飲んでみると一口目は中華らしくダシの利いた塩系スープ…と思わせておいて、後からジワジワとしっかりした辛さが追いかけてくる。
これけっこう辛い!でも飲み口の良さのせいでどんどん飲みたくなってしまう。柳麺がそんなスープと相性良く、辛くてもスルスルと食べられます。

こちらはトムヤムクム麺(涼)。上海と台湾だと思っていたらまさかのタイ料理まで出てきてしまった。
真っ赤なトマトまで入った色鮮やかな一皿。スープはガチのトムヤムクンでガッツリ酸っぱ辛い!でも冷たいから案外イケル。これ、夏にかなりイイかも。

そして小籠包が届きました。
この蒸籠に収められた白くて丸い幸福!これが食べたかった。

小籠包のおいしい食べ方は、まずレンゲに一つ載せ、皮を破いてまずスープを味わう。そしたらお好みで刻み生姜とタレをつけて本体をいただく。
皮のモチモチと肉汁のうまみ、これが小籠包の醍醐味です。

最近久しぶりに台湾に行きたい欲が高まっていたところ、この小籠包を食べられて少し落ち着いた。

デザートは愛玉子(オーギョーチー)。レモンシロップがかなり酸っぱいけど食後ならこのサッパリ感が逆に締まる。

期待通りのいい店でした。料理もどれもおいしかったなー。
この辺に用事があるときにまた食べに寄りたいと思います。今度はやっぱりカレーを試してみようかな。

ごちそうさまでした。

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