いよいよ来週末は延期になっていた F1 2020 年シーズンがようやく開幕するわけですが、私はゴールデンウィークから作っていたレッドブル・RB15 のペーパークラフトをようやく完成させました。
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なんだかんだで二ヶ月近くかかってしまいました。とはいってもずっと作っていたわけではなく、あまりの難しさに途中三週間くらい放置していた期間があるのと、プラモデルと違ってボンドが固まるまでの待ち時間があるせいでどんどん進めるわけにはいかなかったという事情はあります。
ホンダ公式に掲載されているのは展開図と簡単な説明図、それと完成品写真だけなので初心者にはとても難しかった。完成が近くなってからこのペーパークラフトを設計したご本人が組み立て手順を公開されていることに気づいたわけですが、時すでに遅し。何やら当初公開されていたデータにはパーツの左右や山折り・谷折りの指示が間違えていた箇所があるようで、道理でうまくできなかったところがあるわけだ(;´Д`)。
ともあれ、最終的には実車写真やモデルカーなども参考にしつつ、雰囲気で形にしました(笑。今にして思えば、いきなりノーズ→ボディカウルという最も造形が複雑で難しい部分から組み立て始めたけど、最初は単純な形状のフロアやタイヤから始めてビルドアップしていくような作り方にしたほうが、全体的な仕上がりは良かったかも。ある程度作り慣れてきた頃にフロアやディフューザーといった見えにくい箇所を作るのはちょっと虚しかったです…。
ペーパークラフトならしっかりした紙のほうが良いでしょと思って深く考えずにエプソンの写真用紙を使用したわけですが、逆に紙がしっかりしすぎていて F1 マシンのような曲面を多用したボディを組むのにはあまり向きませんね。もう少し薄くて癖のつけやすい紙の方が良いと思います。なおエレコムからそのものズバリペーパークラフト用紙というのが発売されているようで、最初からこれを買っておけば良かった。
なお私は写真用紙は光沢で、RB15 のマット塗装とはあまりに質感が違いすぎるのと、光沢紙を使うとはみ出したボンドやペンでタッチアップ(紙のエッジを塗装)した箇所が目立ってしまったので、完成後にプラモデル用のつや消しトップコートをかけて誤魔化しました(笑。結果的に RB15 らしい質感になって良かったかな。
最初からいきなり難易度の高すぎるものを作ってしまったので、細かいところを見ると粗だらけです。でも自分の手でレッドブル・ホンダのマシンを形にできたのは嬉しいし、マシンの構造についてより深く理解できた気がします。多少コツが掴めたからもう一度作ればもっとうまくやれる自信はありますが、もういいかな(笑
ちなみにほぼ同時期に作られた RB15 の立体物という意味では『機動戦士ガンダム サンダーボルト』などを手がけたアニメーション監督・松尾衡氏が 3D プリンタを用いて 1/12 スケールの RB15 をフルスクラッチされていて、このクオリティがすごい。一度是非実物を拝見してみたいものです。
RedBull RB15 1:12 Scaleフルスクラッチ作成記録 / Twitter
というわけでいよいよ来週は開幕戦オーストリア GP。レッドブル・ホンダの活躍に期待しています!
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