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RedBull RB16B Honda 発表

レッドブル・ホンダF1、新車『RB16B』を発表。ホンダF1“最後の挑戦”がついに始まる!
F1新車解説:レッドブル・ホンダ「RB16B」は前季型と比較して一体何が変わったのか? | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

レッドブル・ホンダが今シーズンを戦う新車 RB16B を発表しました。今季はレギュレーションでメカニカルパーツの開発が制限されているため、RB17 ではなく昨年型の改良版=B スペックとしてナンバリングされる模様。エイドリアン・ニューウェイがこれまでに手がけたマシンで B スペック扱いだったものはウィリアムズ FW14B、FW16B やマクラーレン MP4-17D などベースマシンを上回る結果を残していることが多く、RB16B もこのジンクスの再現が期待されます。

全パーツの 60% は RB16 から継続ということもあり外観の印象は大きく変わりませんが、テクニカルレギュレーション変更によるフロア面積の縮小対策と昨年型の課題だったリヤ周りの安定性改善が主眼のため変更点もリヤに集中しているように見えます。リヤサスペンションの構成が見直され、またエンジンカウル後端の絞り込みがよりタイトになったのが目に付きます。とはいえ近年の F1 は発表時のレンダリング CG と開幕戦仕様では空力周りが大きく変わることが普通になっているため、ここから一ヶ月でまた進化することはほぼ確実でしょう。いずれにせよ RB16B がリヤの安定性を向上した乗りやすいマシンを目指していることは間違いなく、ファンとしてはそれが奏功することを祈るばかりです。

それよりも目を引く変化点はアストンマーチンがスポンサーから離脱したことにより、ノーズ先端の H マークがより目立つ形になったのとリヤウイングに大きく「HONDA」ロゴがペイントされたことではないでしょうか。レッドブルとのジョイント三年目かつホンダの参戦最終年にしてようやくホンダワークスらしいリバリーになったと言えます。特にリヤウイングのロゴは第三期のホンダ/スーパーアグリを思い出させるものがあり、個人的にはグッと来る。このクルマがどれくらい速いかは開幕してみないと分かりませんが、これがレースで先頭を走る姿が早く見せてほしいところです。

角田裕毅のF1“第1号機”がベールを脱いだ! アルファタウリ・ホンダが2021年マシン『AT02』を発表
F1新車解説:アルファタウリ・ホンダ「AT02」は昨年型と何が違う? 期待されたナローノーズ投入ならず | F1ニュース速報/解説【Formula1-Data】

レッドブルに先行すること数日、姉妹チームのアルファタウリも新車 AT02 を発表しています。こちらはカラーリングが昨年型とは異なるため AT01 とは印象が変わっていますが、形状の変化点はレッドブル以上に少なく見えます。アルファタウリはリヤが不安定になることを嫌って昨年型のリヤ周りを継続し、フロントの改善に注力するということだったのが、蓋を開けてみるとノーズは昨年同様に太いまま。目に見えない部分の改良が中心なのか、あるいは開幕までに大きく変えてくるのか。…と思っていたらちゃんとナローノーズも用意していたようですね。実際はこの仕様が本命か。

角田裕毅にとっては RB16B 同様リヤウイングに HONDA ロゴが大きく描かれたこのクルマがデビューマシンになります。昨年コンスタントに結果を出し、イタリアではガスリーが初優勝を遂げた AT01 の発展型。さらに新型のホンダ製 PU を搭載することで昨年以上の成績が期待されます。ガスリー・角田の二人で入賞圏の常連になってくれることを願っています。

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