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Red Bull RB16 & Alpha Tauri AT01 2020 Show Car

To All Honda Racing Fans

青山のホンダ・ウエルカムプラザにて、2020 年に各カテゴリに参戦したホンダレーシングの車両が展示されているということで見に行ってきました。今年はサンクスデーもオンライン開催だったので実車展示だけはショールームで、という位置づけですかね。
(写真は全て RX100 III にて撮影)

Honda ウエルカムプラザ青山|2020 Hondaモータースポーツ展示

Red Bull RB16 Show Car

まずは F1、レッドブル・ホンダから。RB16 のショーカーと書かれていますが、実際には昨年展示されていた RB13 ベースのモックアップを RB16 仕様のマーキングに変更したもののようでペイント以外は変わっていません。レッドブルからはプロモーション用としてこのモックアップをホンダに譲渡 or 貸与され、それを都度リペイントして使い回しているという感じでしょうか。実車のパーツも一部使われていそうですが、大半がハリボテだと思うとあまりワクワクはしませんね…。

Red Bull RB16 Show Car

2019 年仕様と比べてホンダのエンブレムが一回り大きく表示されるようになりました。タイトルスポンサーであるアストンマーチンとの兼ね合いで当初は扱いが小さかったのが、昨年来のチームへの貢献をふまえて少しずつ変更されてきているようです。アストンマーチンが離脱する来季は名実ともに「レッドブル・ホンダ」体制になるわけで、ジョイント最終年とはいえ「ホンダのワークスチーム」感がもっと出てきてくれることに期待。

Red Bull RB16 Show Car

来シーズンはフェルスタッペン+ペレスという強力なドライバーラインアップを揃え、マシン開発が今季終盤の延長線上でうまくいけばホンダの最終年に有終の美を飾るチャンスはありそう。最強のライバルであるメルセデスが技術的にどの程度先行しているか分からないし、レーシングポイント改めアストンマーチンは脅威だろうし、フェラーリもこのまま沈んでいるばかりとも思えないのでレッドブルにとっては平坦な道ではないでしょうが、何とか結果につなげてほしい。

Alpha Tauri AT01 Show Car

続いてアルファタウリ。このショーカーは 2020 年のレギュレーションに合わせて一部の空力パーツが撤去されていますが、STR13(実車)のリペイント品ですね。ベースは二年前のマシンですが、やはり実車には実際にレースを戦ってきた生々しさを感じます。

Alpha Tauri AT01 Show Car

純白×濃紺のツートンカラーが美しい。このカラーリング、私は本家レッドブルよりも好きだったりします。全体がマット仕上げなのかと思ったら、ホワイト部分は艶出しでネイビー部分だけがマットなんですね。

Alpha Tauri AT01 Show Car

来シーズンはこのカラーリングのマシン(AT01B?AT02?)を角田裕毅が駆ることになります。F1 デビュー早々に大きな成果を出せるとまでは思っていませんが、できるだけ早い時期にマシンやレースに慣れ、ガスリーに迫る速さを見せてほしいところ。角田が今季 F2 で見せた学習能力の高さを F1 でも発揮できれば非現実的なことではないように思えますし、その先にはレッドブルへの昇格の道も見えてくるはず。とにかく今は期待しかありません。

Alpha Tauri AT01 Show Car

アルファタウリのカラーリングで特に気に入っているのがこの赤い HONDA HYBRID ロゴ。全体的にモノトーンのマシンの中で群を抜いて目立っていて、アルファタウリというチームのホンダへのリスペクトが表現されているようです。レッドブルのアストンマーチンに配慮したホンダロゴの扱いとは対照的で、こういうところを見てもレッドブル以上にアルファタウリに肩入れしたくなってきます。

Alpha Tauri AT01 Show Car

この AT01 ショーカーの個人的なハイライトは、ステアリングが取り外されて内部のクッションが露出しているところだったりします。ドライバーはこの窮屈な中に脚を伸ばしてアクセルとブレーキを操作しているわけで、脚を動かす度にモノコックに膝が当たるはず。その衝撃を緩和するためのクッションですが、F1 といってもこういう部分に手作り感が垣間見えるのが三十年以上前から変わらないのを感じられて、なんかイイ。

Takuma Sato INDY500 2020

佐藤琢磨のインディ 500 優勝車も展示されていました。今月上旬からずっと展示されていたようですが、2017 年の優勝車との同時展示はあの二日間だけだったようで、いいチャンスに恵まれました。前回は展示の都合で右側面と後部からしか見ることができませんでしたが、今回は 360° 全体を見ることができます。

そういえば今年はル・マン 24 時間レースで中嶋一貴(+ハートレー/ブエミ)が優勝しているので世界三大レースのうち二つで日本人が勝った年にあたるんですよね。モナコ GP は中止になってしまいましたが、いつの日かその表彰台の中央に角田裕毅が立ち、三大レースを全て日本人が制覇する夢を見ずにはいられません。

SF TEAM DANDELION 2020

国内四輪レースに移ってスーパーフォーミュラのチーム・ダンデライオンより山本尚貴車。これと、

RAYBRIG NSX 2020

スーパー GT のチーム国光。2018 年に続き、山本尚貴が両カテゴリの年間タイトルを獲得するという快挙を達成しました。3 年間で 2 カテゴリ制覇を 2 回ってちょっとすごくないですか。もうちょっと若ければ F1 への道も開けたのかもしれません。

RAYBRIG NSX 2020

NSX-GT は先日 2018 年仕様のペーパークラフトを作ったところで、構造がだいたい解っているだけにしげしげと眺めてしまいました。あのペーパークラフト、なかなか難しかったけどディテールまでかなり忠実に再現されていたことを改めて認識しました。あれはクルマ好き・模型好きであれば一度挑戦してみる価値あると思います。

REPSOL HONDA 2020

MotoGP をはじめ二輪のマシンも多数展示されていました。私は二輪レースはあまり見ないのですが、プラモだけは時折無性に組みたくなるんですよね。外装だけ塗装済みのキットとか出てくれれば絶対買うんだけどなあ。

JMX HONDA Dream

全日本モトクロスで 2020 年のシリーズチャンピオンを獲得したホンダドリームレーシングベルズの山本鯨選手のバイクも展示。今季の全日本はホンダがワークス活動から手を引いてしまい準ワークス扱いのプライベーターからの参戦になりましたが、こういうところにはちゃっかり展示されるんですね。
JMX はホンダが成田・山本体制で過去 5 年間シリーズを支配してきましたが、ワークス撤退とそれに伴う一部選手の移籍、および成田選手の引退など来季以降はどうなるんでしょうね。埼玉でのレースはまた観に行きたいところです。

来年はホンダの F1 活動最終年。撤退後は個人的には F1 に限らずレースそのものへの興味が半減してしまいそうですが、その先は角田の活躍次第ですね。ホンダ撤退後もトップドライバーと伍する戦いを見せて「ホンダが早く復帰して角田をサポートしないと」という空気を作ってくれることを期待しています。

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