せっかく鎌倉に行ったので帰りにこちらのお店でレーズンウィッチを買ってきました。
鎌倉駅の裏手、江ノ電側にある洋菓子のお店。以前代官山小川軒のレイズンウィッチは食べたことがあり、他の小川軒のも食べてみたいと思っていたんですよね。
ちなみに東京には三系統の小川軒があり、三兄弟がそれぞれに創業したお店らしいのですが、鎌倉小川軒はその親戚筋が代官山からの暖簾分けで開業したそうです。いずれの店舗も主力商品はレーズンとクリームをクッキーで挟んだものですが、それぞれ味に微妙に違いがあったり「レイズンウィッチ」「レーズンウィッチ」と表記に違いがあったりして、その歴史を想像するだけでも面白い。
買ってきたのはレーズンウィッチ(鎌倉のは「レーズン」と長音表記)と焼菓子詰合せ SS サイズ。せっかくだから他のお菓子も食べてみたかったので。
プレーンなレーズンウィッチ 4 個とガレット、マドレーヌオレンジが各 2 個入っていました。
あとレーズンウィッチのバリエーションとしてコーヒー味とキャラメルリンゴ味があったからそれぞれ単品で買ってみました。
鎌倉小川軒のレーズンサンド、クッキーの上にスライスアーモンドが一枚載ってるのがちょっと嬉しい。
クッキーというよりパイ生地的な感じだった代官山に比べると、鎌倉はあくまでクッキー然とした質感で非常にオーソドックス。北海道・六花亭のバターサンドを思い出す感じです。
食べてみると粒子粗めでサクサクのクッキーの間からたっぷりのレーズンと甘いクリームの味。これはおいしい。
代官山のを食べてから時間が経っているから直接比較は難しいけど、代官山はレーズンが洋酒の香り強くて大人の味という印象だったのに比べ、鎌倉はレーズンの主張控えめでクッキーも王道だから食べやすい感じ。ちなみに代官山はウチの娘は食べられなかったのですが、今回の鎌倉はおいしくいただけました。こっちの方が老若男女問わず愛される味だと思います。
開いてみると、レーズンの量自体は代官山に負けず劣らずたっぷり。確かにこれはバターサンドじゃなくてレーズンウィッチです。
代官山のレイズンウィッチは甘味としてだけでなくブランデーやウイスキーのお供にしても良さそうな味だったのに対して、鎌倉のレーズンウィッチは昼間にコーヒーと一緒に楽しむ味ですね。ちなみにコーヒー味とキャラメルリンゴもおいしかったけど、私はやっぱりプレーンが好きかな。焼菓子もおいしくて、今度から鎌倉に行ったら家族へのお土産に買って帰ろうと思いました。
お店によってけっこう明確に味が違うことが分かったので、一度お茶の水・目黒も含めて食べ比べしてみたいなあ。あまり日持ちしないし代官山が日々午前中で売り切れるほどの人気だから、実行のハードルはちょっと高めですけどね。
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