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『劇映画 孤独のグルメ』舞台挨拶と魚介とんこつ鍋スープ

劇映画 孤独のグルメ』映画祭からの通算四回目の鑑賞に行ってきました。今回は TOHO シネマズ川崎での上映で、松重さんの舞台挨拶つき。個別レポートはしないつもりと書きましたが想定外に来場者向けのポートレートセッションが用意されていたので写真掲載がてら軽く触れておきます。

劇映画 孤独のグルメ

東京国際映画祭での登壇は実質的にはマスコミ向けで松重監督もやや改まった感じでしたが、今回の舞台挨拶はマスコミ取材なしということで完全に松重さんとファンの交流の場という雰囲気。観客も思っていたい以上に親子連れが多く、『孤独のグルメ』が今やもうファミリー向けとしても浸透したコンテンツになったことを実感します。約 30 分の舞台挨拶の時間はほぼ来場者から松重さんへの質問タイムに充てられました。質問者はお子さんが選ばれることが多く、今や孫を持つおじいちゃんである松重さんはもう監督でも俳優でもなくおじいちゃん目線での言葉掛けになっているのが微笑ましかった。
質疑の内容はこれまで各種インタビューや対談で語られているものも多かったのですが、ここが初出(?)というネタとしては本作のクライマックスに登場するラーメンは一風堂が監修し、実際のロケ時にも一風堂がキッチンカーを用意して調理したラーメンが使われたとのこと。またオダギリジョー演じる店主が着ていた衣装も実は一風堂のニューヨーク店の制服らしいですね。この渋カッコイイデザインがまさか実在のラーメン店の制服とは思いませんでした。一風堂、しばらく行ってないけど今度近くの店舗に久しぶりに食べに行こう…。

私も挙手したものの残念ながら当たらず。でも私の斜め前の女の子が当たっていて、しかも質問した人には井之頭五郎の松重さんサイン入り名刺を松重さん自ら渡しに客席まで来てくれたため、私も手を伸ばせば握手できそうな距離で松重さんを見ることができました。身長 180cm の私から見ても松重さん(188cm)はデカかった。

さて、今日の本題。映画のネタバレを避けるべく今まで温めていた話題にようやく触れることができます。

ダイショー / 『劇映画 孤独のグルメ』井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ

井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ

映画の公開に合わせて商品化された『劇映画 孤独のグルメ』とダイショーとのコラボ鍋スープ。昨年 9 月から期間限定(たぶんこの冬いっぱいくらいでしょうか)で販売されているもので、我が家でも既に何度か利用しています。ちなみにダイショーは松重さんの出身地と同じ福岡県発祥の調味料メーカーで、数年前から松重さんを CM キャラクターとして採用していますね。

この鍋スープは劇映画でも料理監修として参加されたフードスタイリスト・飯島奈美氏監修のもとダイショーが開発した商品です。劇中の「究極のスープ」をモデルに、とんこつを主体としつつ四種類の出汁の味を感じさせる鍋スープになっているとのこと。

「出汁に使う食材は四つ。海の幸はなにかの海藻と、なにかの魚。山の幸は椎茸の可能性が高くて、もう一つはおそらく豚骨」

井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ

おすすめレシピは豚薄切り肉・レタス・長ネギ・もやしということで、そのあたりをメインに少し具材を追加。鍋にレタス、って珍しいですね。

我が家では既製の鍋スープを使うときは豆乳系にすることが多いので、とんこつ系の鍋というのは新鮮な感覚。

井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ

孤独のグルメとんすいはこの鍋を食べるために買ったようなものです。ただ個人的にはもう一回り大きいと嬉しかった。

とんこつスープは癖が少なめで、言われてみれば確かに一風堂系。そのまろやかなとんこつスープの中にちゃんと魚介の香りを感じる。鰹節や煮干し系の風味は干し鱈のスープとはちょっと方向性が違う気もするけど、とんこつとの相性は悪くない。そして野菜の出汁の向こうに、海が広がる。昆布が横たわる。このスープ、確かに鍋に合う。

豚肉は薄切りじゃなくて豚コマを一緒に煮込んでしまいましたが、確かにこれは煮込みよりも薄切りでしゃぶしゃぶにした方がおいしかったかな。

井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ

〆のラーメン。さすがにとんすいには盛り付けられなかったから小ぶりのラーメン丼を用意しました。劇映画のグッズとして用意されている「さんせりて」のロゴ入り丼ならさらに再現度が高まったことでしょう。
ラーメンは鍋の具材をあえて少し残してタンメン風にしてみました。

井之頭五郎の魚介とんこつしゃぶしゃぶ鍋スープ

ああ…さすがはとんこつベース、ラーメンとの相性抜群。
劇中のスープの完全再現というわけではないけれど、五郎チームや善福寺六郎がラーメンを味わったときはこんな感覚だったのか、というのが追体験できました。でも何よりラーメンとして純粋にうまい。この鍋スープ、限定じゃなくレギュラー化してほしいくらいです。

さらにもう一つ、このタイミングで発売されたコラボフードも買ってみました。

崎陽軒 / 孤独のグルメ×崎陽軒 焼焼売(やきシウマイ) 30 個入

孤独のグルメ×崎陽軒 焼焼売

崎陽軒と漫画『孤独のグルメ』とのコラボ商品です。原作のシュウマイ回で崎陽軒のシウマイ弁当がモデルになったことがきっかけでしょう。本当は焼シウマイではなく原作に登場したジェットシウマイ(現在は絶品)を復活させてほしかったところだけど無理は言うまい。

パッケージは原作コミックのコマが台詞を改変する形で引用されていますが、原作では「ジェットのせいで歯車がズレた」ところが今回は「焼のおかげで歯車が合った」ことになっています。まさかの三十年かけての伏線をここで回収(笑

孤独のグルメ×崎陽軒 焼焼売

「『孤独のグルメ』とは?」じゃねえwww

基本的に通販 or 予約限定販売(例外的にパルコのイベント会場でフリー販売)だから作品のことを知っている人が買うことを前提にしている商品にこの白々しさ(笑

孤独のグルメ×崎陽軒 焼焼売

包装を解くと中には崎陽軒のレギュラー商品である焼シウマイ 15 個入りが 2 パック入っています。
なんのことはないパッケージをアレンジしただけのコラボ商品ではありますが、食品メーカーと公式にコラボすること自体がレアだから喜んで購入。そういえばパルコの展示会でもチェリオとのコラボグラスが販売されていました。久住さんは「『ワザとらしいメロン味』とか言って褒めてないのにコラボしてくれるとは懐が広い」と笑ってましたが(笑

孤独のグルメ×崎陽軒 焼焼売

調理はフライパンでサッと蒸し焼きにするだけ。
小ぶりな焼シウマイは普通の蒸しタイプのシウマイよりも味がギュッと凝縮されてる感じがしておいしい。でも崎陽軒は蒸しシウマイに長年親しんできただけに、私は蒸しの方が好きかな…今度新幹線に乗る際には久しぶりにシウマイ弁当を買っていこう。

ということで、映画を観てグッズを買って、原画展を見てスクリーントーンズの音楽を聴いて…極めつけはコラボフードで味覚でも楽しむ。孤独のグルメ的には過去三十年で最大級のビッグウェーブが来ているだけに、今という期間を最大限に堪能しようと思っています。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(※2017 年大晦日スペシャルの広島編、2019 年大晦日スペシャルの釜山編、2023 年大晦日スペシャルの台湾編、2024 年大晦日スペシャルの飯田・穴水編、劇...

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