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劇映画 孤独のグルメ聖地巡礼:韓国旧助羅「ジニ食堂」への行き方

ジニ食堂

先日ついに聖地巡礼してきた韓国・旧助羅の「ジニ食堂」。『劇映画 孤独のグルメ』に登場した韓国のお店です。テレビシリーズを含め作品に登場したほとんどのお店を巡ってきた私にとっても、過去トップクラスに行きにくい場所にありました。
これから巡礼しようという方がどれくらいいるか分かりませんが、参考になればと思って行き方をまとめておきます。
なお「ジニ食堂(진이네식당)」は日本語で「ジニの店」「ジニの食堂」「ジニネ食堂」などの訳し方があるようですが、ここでは作品公式の出版物である巡礼ガイド完全版に倣って「ジニ食堂」と記載します。

まず、釜山方面からジニ食堂に行く場合は(レンタカーやタクシーを除くと)二つのルートがあります。

  • 地下鉄1号線下端(ハダン)駅のバスセンターから古県(コヒョン)行き2000番バスに乗車。90分ほど走った先の巨済消防署(Geoje Fire Station)バス停で旧助羅(クジョラ)行き23番バスに乗り換えてさらに約50分、サムジョン(Samjeong)バス停で下車
  • 地下鉄2号線沙上(ササン)駅に隣接する釜山西部バスターミナルから古県(コヒョン)行き高速バスに乗車。80分ほど走った先の古県バスターミナルで旧助羅(クジョラ)行き23番バスに乗り換えてさらに約70分、サムジョン(Samjeong)バス停で下車

所要時間はどちらも同じくらいですね。私は当初前者のルートで行こうと考えていたのですが、宿泊先のフロントで相談してみたところ海雲台からなら後者のルートがオススメということで予定変更しました。

沙上

海雲台からだと沙上までは地下鉄で1時間くらいかかります。この駅は金海空港から釜山市街地に出る際の乗換駅でもあります。
沙上駅で下車したら5番出口を目指します。日本語表記もあって分かりやすい。

西部市外バスターミナル

5番出口を出たらほぼ正面にあるこの建物が釜山西部バスターミナル。ハングルが読めないと商業ビルにしか見えませんがよく見れば確かに交通機関の施設です。

西部市外バスターミナル

ターミナル内は早朝は比較的空いてました。写真左側が有人の発券窓口、右側が自動券売機になります。

ビル内は昼間であれば土産物や軽食の販売がある他、コンビニ(韓国のコンビニチェーン「CU」)が入っていて乗車前に飲み物等を買っていくことができます。コンビニの店員さんは英語が通じました。

西部市外バスターミナル

自動券売機は日本語対応。言葉が通じるか分からない有人窓口よりもこっちの方が安心感ある。
予約しておいたチケットの発券もできるようですが、今回は予約していないのでこの場で購入します。

西部市外バスターミナル

目的地検索。古県バスターミナルを探しても見つからない…のですがここでは「巨済」が正解。日本で他県からバスタ新宿を目指す際に新宿ではなく東京を選ぶ、みたいな感覚でしょうか。

バスは30分おきに発車しているようですね。料金9,000ウォンって日本の桁感覚だとちょっと怖いですが、日本円換算で千円程度です。

西部市外バスターミナル

座席指定までして決済、発券。支払いには日本のクレジットカードも使えました。VISA、JCB、AMEX等に対応しています。

西部市外バスターミナル

古県行きのバス乗り場は15番。「県」の字体が日本と違いますが、英語表記(Gohyeon)もヒントにして探り当てました。
ハングルが読めなくても漢字と英字表記、あとGoogle レンズの翻訳機能を駆使してなんとか旅ができるものですね。

巨済行きバス

乗り場で待っていると思ってたよりも立派なバスがやって来ました。

韓国はけっこうバス社会らしく、都市間を高速バスで移動して路線バスに乗り換えて各市内を移動、という使い方が一般的な模様。そういえば8年前に全州にビビンパを食べに行ったときもソウルから高速バスに乗ったなあ。
ちなみにこのバスは途中で金海空港を経由します。だから飛行機との時間さえ合えば釜山に入国したら直接ジニ食堂に向かうこともできるし、逆にジニ食堂から直接帰りの飛行機に乗るルートも取れることになります。

なお高速バスは出発前に運転手さんがチケットを確認し、購入者が全員乗っていることを確認したら定刻前でも発車するようです。予定より早く走り出して驚きました。

巨済行きバス

車両は背もたれの高い革張りのシートで、日本の高速バスよりも座り心地がいいくらい。
千円やそこらでこれに乗って連れてってもらっちゃっていいの?という感じ。

巨済島

出発したらひたすら高速を飛ばして巨済島(コジェド)へ。
離島といっても本土とは橋で繋がっていて、まるで本州から瀬戸大橋で四国に渡るような感覚です。

ただ…日本の高速バスに比べると運転が荒い!
とにかく飛ばすし、前の車を煽るくらいにビタビタに車間距離を詰めるし、車線変更も急。ひっきりなしに揺れるわ弾むわで生きた心地がしませんでした。特に大橋の上でやられたときが怖かった…ただでさえ高いところ苦手なのに。
これが単にこのときの運転手さんのスタイルなのかと思ったら、この後乗った路線バスも帰りのバスも似たような感じだったからこれが韓国のバス文化なのでしょう。シートの座り心地が良い理由が分かった気がしました(汗。

古県バスターミナル

というわけで何とか古県バスターミナルに到着。釜山西部に比べると幾分古くて小規模なターミナルです。

これだけ都市部から離れると各種掲示物の日本語・英語・中国語表記がほぼなくなってハングルのみに。これが台湾の田舎町なら漢字でなんとなく分かるところですが、ハングルはぜんぜんわからん(汗)。もうここからはGoogle レンズの翻訳機能が大活躍しました。

古県バスターミナル

ここから先は路線バスだからチケットはなく、乗車時に支払います。
モニターの表示を見ると23番のバスは17分後に発車する模様。でも乗り場に番号が書いてないからよくわからない…と思いつつ、ハングル文字の形を見比べていったらちょうどこのモニター左の乗り場から発着することが分かりました。「구조라」が旧助羅(構造羅と書く場合もあるらしい)ですね。

構造羅行きバス

23番のバスが到着。
正面に路線番号が日本のバスよりも大きく、しかもカラフルに表示されていて分かりやすい。

構造羅行きバス

料金表。Google レンズによると大人一般で市内バスの場合は一律1,700ウォンでした。
ただ支払方法はT-moneyカード(韓国の交通系ICカード)か現金のみでクレジットカードのタッチ決済には非対応。かつ、現金でも使えるのは1,000ウォン紙幣と硬貨のみ(!)。私は5,000ウォン紙幣しか持っていなかったので運賃箱に入れようとしたら運転手さんに制止され、途方に暮れていたら近くの席に座っていた親切な韓国人のおばちゃんが「これ使いなさい」という感じで運賃を恵んでくださいました。親切が身に染みる…おばちゃん、ありがとう。今度自分も日本で外国人が困っていたら手を差し伸べようと思いました。

構造羅行きバス

意外だったのが路線バスにも関わらず壁にUSB-Aの充電ポートが用意されていたこと。高速バスならまだしも路線バスですよ。でもメッチャ助かる。日本の路線バスにも導入してほしい。

サムジョン

そんなわけで路線バスもけっこう飛ばし気味に走って、予定時刻より早く(いいのか?)目的地であるサムジョン(Samjeong)バス停に到着。劇映画の中で五郎が連絡船から降り立った遊覧船ターミナル駐車場の真ん前です。
釜山西部バスターミナルから2時間半、出発地点だった海雲台駅から乗り換え待ち時間も含めると3時間半、長かった…。

ジニ食堂

バス停から振り返って徒歩1分足らずのところに「ジニ食堂」があります。
こうして先日のエントリーに続くわけです。

遠かったけど、松重監督が映画のストーリーの鍵と位置づけたファンテヘジャンクは釜山からはるばる食べに来る価値のある味でした。

Uber Taxi

なお、遊覧船ターミナル前のバス停からは帰りのバスはかなり本数が少ないようで、しばらく待ってみても古県行きのバスが来ませんでした。周辺の別のバス停からであれば古県に戻れるバスがもう少し出ているようなのですが、「バスよりもUber Taxi呼んだほうが早くね?」ということになりタクシーを利用。周辺にはタクシー乗り場はありませんがUber Taxiは10分足らずで迎えに来てくれました。
タクシーはバスとは違って迂回せずにバスターミナルに向かってくれるので、お店から30分ほどで古県に到着。料金は20,700ウォン(2,400円程度)。韓国のタクシーって日本より全然安くて気軽に使えますね。これなら行きも古県からタクシーにすれば良かったと思ったほど。

古県から釜山市街地までは再び高速バスに乗って帰りました。

ちなみに、今回の旅程を立てるにあたっては日本のファンとして初めてジニ食堂を巡礼した「える」さんのレポートを参考にしました。最終的にはホテルの推奨ルートである沙上→古県ルートを選びましたが、下端→巨済消防署ルートを使う場合はこの一連のポストが役に立つと思います。

私のこのレポートも、これから旧助羅を目指す誰かのお役に立てると幸いです。

ごちそうさまでした。

『孤独のグルメ』聖地巡礼 全店レポート
ドラマ&漫画『孤独のグルメ』の聖地を実際に巡礼してきた本人によるまとめです。(一部未巡礼店あり)。ドラマ『孤独のグルメ』漫画『孤独のグルメ』

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