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カーシェアリングの車内音質向上にアクティブスピーカーを試す

先月から利用し始めている d カーシェア、実際に使ってみたところなかなか便利で隔週くらいで乗るようになっています。家族で買い物に出かけるとか子どもの送り迎えとかいった用事で電車やバスを乗り継ぐよりも早いしラク。我が家の周辺では(特に提携サービスであるカレコ・カーシェアの)利用率が高いようで自宅近くの車両は埋まっていることが多いのがちょっと不満ですが、週末の外出には引き続き利用しようと思っています。
ある程度利用頻度が高いなら d カーシェアよりもカレコと直契約してしまったほうが安上がりなのですが、前述の通りカレコは予約が取れないことが多いので、比較的空いていることが多いオリックスを併用できる d カーシェアが何だかんだ言って便利。当面は d カーシェアを使っていくつもりです。

カーシェアならdカーシェア | ドコモのカーシェアリングサービス

以前も書きましたが、何種類かのクルマに乗ってみてやっぱり気になるのはカーオーディオの音。カーシェアリングで提供されるクルマは当然オーディオは自動車メーカー純正のもので、せいぜい「ラジオの音声が問題なく聞ける」程度の品質しかありません。スピーカーのコーンは紙製、フレームは樹脂製、マグネットも極小とあってはいい音が出るはずもない。五千円程度の市販スピーカーに交換してやるだけでも満足度は大きく向上するものですが、カーシェアリングのクルマを勝手に弄るわけにもいかず。


※写真は全て停車状態で撮影しています

ちなみに今回借りたのはカレコ管理のトヨタ C-HR。ヘッドユニットはトヨタの純正 8inch T-Connect ナビのようでした。オリックスの車両で使われているパイオニア製ナビよりも操作に対するレスポンスが良くて扱いやすかったのですが、音質はやっぱりイマイチ。今まで乗ったことがある車種の音質を体感的に比べてみると、

ホンダ ヴェゼル > ホンダ シャトル ≒ トヨタ C-HR >>> 日産ノート

という感じ。実際に搭載されているスピーカーやアンプはどれも似たり寄ったりでしょうが、たぶん車体によってロードノイズの影響を受ける度合いが変わるのでしょう。上記の中ではヴェゼルが比較的マシでしたが、シャトルと C-HR は停車中ならまだしも走り出すと楽曲のヴォーカルはまあ聞こえるけど楽器の音がほぼロードノイズにかき消されます。日産ノートに至っては Bluetooth オーディオであっても AM ラジオ的な音で聴くに堪えませんでした。そもそもそういうことを期待して乗るクルマではないということでしょうが、あまりにも残念。

それならば先日 SRS-ZR7 の導入に伴い本来のポータブル用途に戻した SRS-X33 を持ち込んでみれば少なくとも各クルマの純正オーディオよりは多少マシなんじゃね?と考えて、走りながら比較してみました。

まずはこの状態。SRS-X33 はスリムなのでクルマのドリンクホルダーに収まってしまうんですよね。

SRS-X33 はクルマのビルトインスピーカーに比べて明らかに中~高音域がクリアになり、音楽として楽しめる感覚があります。低音も純正スピーカーよりも出てはいるけど、それでもロードノイズにある程度かき消されてしまう感じ。これなら車体を通じて身体で振動を感じられる純正スピーカーのほうが、低域に限っては良いかもしれません。

また音の定位については曲がりなりにもステレオ感のある純正スピーカーに比べると、ドリンクホルダー配置の SRS-X33 は「運転席の左脇でモノラルスピーカーが鳴っている」感覚に留まってしまい、カーオーディオとしてはちょっと物足りません。
もしこの状態でそこそこ満足できる音が鳴るならば、円筒形でドリンクホルダーへの収まりが良さそうなソニー SRS-XB23JBL FLIP 5 あたりを買ってみようかと思っていたのですが、ちょっと期待とは違いました。

それなら、ということでダッシュボード上に配置してみました。運転席側は各種メーターがあるから設置できず、ダッシュボード中央はナビが鎮座しているので助手席側に。

これはなかなかイイじゃないですか!ビルトインスピーカーほどじゃないけどそこそこステレオ感もあるし、純正スピーカーよりもそもそもの音質が良い。
ただ、この配置だと運転席からはやっぱり音源が遠い感じはあります。

※追記:ダッシュボード上にアクティブスピーカーを設置する場合は、エアバッグの飛び出し位置に注意してください。この助手席ダッシュボード上は本当はよろしくなさそう。

そこでナビの画面に遮られることを承知でダッシュボード中央に置いてみました。
これが意外にも、画面によって音が遮られる感覚があまりなく、定位感とステレオ感のバランスがいい感じ。SRS-X33 自体が小さな筐体でステレオ感が出るように正面よりも横方向への音の広がりを重視した作りになっていることが奏功しているのかもしれません。
ダッシュボード上だと走っているうちに転がってしまわないか心配だったのですが、少なくとも最高 60km/h くらいの範囲でゆっくり加減速している範囲ではスピーカーが滑ることはありませんでした。実際は車内用の滑り止めマットを敷いた方が安心でしょうが。

難点を挙げるとすれば、カーオーディオならば再生操作や音量調整はヘッドユニットを操作すれば良いから運転中でも問題ないのに対して、アクティブスピーカーだとスマホやウォークマンを触らなくてはならないから運転中に操作することが難しいことでしょうか。あと、クルマの返却時に車内にスピーカーを置き忘れそうなのも危険(笑。

しかしアクティブスピーカーのほうが音が良いことは確認できたので、運転の目的・時間や確保できた車種次第では積極的にスピーカーを持ち込もうと思います。

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