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∀ ガンダムの北米版 Blu-ray

閃光のハサウェイを観て以来、ああいう完成度の高いガンダム作品をもっと摂取したいけど閃ハサの次回作はまだまだ先だし、代わりにこちらの Blu-ray を手に入れました。

Turn A Gundam: Collection 1 [Blu-ray]
Turn A Gundam: Collection 2 [Blu-ray]

ターンエーガンダム、テレビシリーズの Blu-ray です。劇場版の BD は持っているんですが、あれはダイジェストすぎてじっくり観たいときには食い足りないんですよね。「世界名作劇場」とも言われるこの作品はガンダムシリーズの中でも特に群像劇の側面が強くて、様々な登場人物の生き様が丁寧に描かれているのが良い。それを堪能するならやはりテレビシリーズを観る必要があるわけです。
なおテレビシリーズの BD-BOX は 2014 年に一度発売された商品が 9 月に復刻予定ですが、合計で 7 万円。さすがに買えません。それなら安価に売られている北米版の Blu-ray を買えば良いんじゃねと考え、米 Amazon.com から直接購入しました。これなら送料込みでも 1.2 万円程度ですからね。ちなみに日本の Amazon.co.jp でもマーケットプレイスで北米版が販売されていますが、Amazon.com から直接買ってしまった方が 3,000 円ほど安いです。

北米版 BD は三枚組×2 のセットになっていて、第 I 集には 1~25 話までが収録されています。ちょうど「ウィルゲム離陸」までの地球上でのエピソードですね。話の進み方がゆっくりしていて、まさに世界名作劇場っぽいのが前半の特徴。
ブックレット等が付属しない簡素な内容ですが、ジャケット裏にはキャラクターデザインの安田朗氏によるイラストがプリントされていますし、ディスクもピクチャーレーベル(こちらも安田朗氏)なのが嬉しい。

第 II 集も同様。ちょっと寂しい気もしますが本編重視ならばこれくらい簡素でも十分ではないでしょうか。置き場所も BD トールケース二本分だから場所を取らないし、良いことずくめな気がします。
内容的には 26~50 話、核爆弾のエピソード「夜中の夜明け」から舞台を月に移して物語が核心に突入していきます。

ちなみにジャケット裏のイラストは日本版 BD-BOX のジャケットに描かれているものと同じです。

メニューは全編英語だけどそれほど難しいこともありません。
特典映像はノンテロップ OP/ED と、第 II 集のほうにはメカニックデザインの故シド・ミードのインタビューが収録されています。富野監督や声優陣ではなくシド・ミードのインタビューなのが北米版らしいところ。

北米版の仕様は日本語音声・英語字幕(英語吹替はなし)で、デフォルトで英語字幕が表示されます。映像自体は字幕を切ってしまえば日本版と同じなので、北米版であることを全く意識することなく試聴できます。

逆にあえて英語字幕ありで観るのも英語の勉強になって良いかもしれませんね。

OP/ED には英語字幕に加えてなんと日本語のアルファベット表記字幕まで!
そうか、主題歌を原語で歌いたいというニーズにこれで応えているわけですね…。

日本版と違うのが、各話の ED 後に英語クレジットが流れること。それなりに長いから連続視聴する場合はいちいち早送りするのがちょっと手間ですが、逆に日本版との違いと言えばこれくらいです。

なお、Blu-ray のリージョンコードはアメリカも日本も同じく「A」なのでルール上は日本国内の BD プレーヤーでこのディスクを再生することはできるはずなのですが、本作(および多くのアニメ BD がそうらしい)はリージョンコードではなく国コードで再生制御しているらしく、機器によっては↑のようなメッセージが出てディスクを再生することができません。私の場合はソニー製 BD レコーダー(BDZ-ZT1500)で再生することができませんでした。レコーダー側に国コードを変更する機能がなく、設定をいじってもダメ。一方で再生専用機である UBP-X800M2、BDP-S5100 や PlayStation 4 では問題なく再生できました。

ターンエー、劇場版はたまに観るけどテレビシリーズを最初からじっくり観るのは随分久しぶり。もう 20 年以上前の作品だから映像は 4:3 だけど、作品自体は今も色褪せませんね。個人的にはガンダムシリーズの中でファーストの次に好き、と言って良いレベルです。

これから連休も夏休みもあるし、ゆっくり堪能しようと思います。

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