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DAZN が ¥3,000/月 に値上げへ(ただし for docomo を除く)

DAZN値上げは「適正価格」。配信コンテンツ数5年間で8倍に – AV Watch

サッカーや F1 などのスポーツ中継 VOD サービス「DAZN」が、2 月からの値上げを発表しました。新価格は ¥3,000/月。これまでは ¥1,925/月 だったので一気に 1.5 倍になることになります。ジャンルが違いますが Netflix は最大で ¥1,980/月 なので、さすがに割高感のある価格設定。
値上げの背景は具体的には言及されていないものの、各スポーツの放映権の獲得・継続、独自コンテンツ製作、配信インフラの拡充などいろいろと考えられます。F1 の放映権料だって年々高まっているし、日本と外国の貨幣価値のギャップも広がっているし、Netflix や Prime Video とは違ってジャンルが特定であるが故に顧客基盤の拡大にも限界があることを考えると、値上げ自体はやむを得ないようにも思います。でもいきなり 1.5 倍と言われるとさすがに引きますね…。

ここ 1~2 年の DAZN がコンテンツの拡充に注力してきたのは事実で、F1 に限って言っても昨年からはレース中継以外にサッシャ・中野信治+豪華ゲストで送る F1 情報番組『Wednesday F1 Time』、小倉茂徳・田中健一によるグランプリレビュー番組『F1 ラボ』、さらにシーズンオフには角田裕毅のデビューシーズンを追ったドキュメンタリー『The Birth of an F1 driver』などレースがない日でも楽しめるコンテンツが目白押し。昔から F1 をテレビ中継してきたフジテレビ(現在は CS のフジテレビ NEXT のみで放送)もレース中継以外の番組を持ってはいますが、作りがコアファン向き、内輪向きすぎて長年の F1 ファンである私でさえ全部は見ていませんでした。でも DAZN のレース外コンテンツは新規も含めた幅広いファンが楽しめる作りになっていて良いんですよね(構成もいいけどサッシャ・中野コンビの話がとっつきやすいのが大きいと思う)。サッカー等でも同様にゲーム外のコンテンツが充実しているのはコンテンツリストを見ているだけで分かるし、DAZN がんばってるなあとは思っていたのでした。
ただ、2022 年に関して言えば値上げ以外に DAZN がスクーデリア・アルファタウリとのパートナーシップを解消してしまったようで、昨シーズンのような角田裕毅密着コンテンツが期待できそうもないのもネガティブなニュースだったりします。

これでもし私が F1 とサッカーのファンであれば ¥3,000/月 でもその価値はあると感じたに違いないのですが、基本的にモータースポーツカテゴリーしか見ていない私にとってはちょっと高価い。フジテレビ NEXT で F1 を視聴するのにかかる最低料金は ¥1,749/月(CS アンテナ等の初期費用除く)なので、値段だけ考えたらフジのほうが良いということになります。DAZN でも年間プラン(¥27,000/年=¥2,250/月 相当)を契約する等少しでも安くあげる手段はありますが…個人的には ¥1,500/月 くらいでモータースポーツ限定プランを用意するとか、¥3,000/月 取るなら F1/F2/F3 以外のモータースポーツ(インディや WEC、スーパークロス、あと今年復活するエアレース等)までカバーしてほしいところ。

私にとっての現時点での救いは今回の値上げが「DAZN for docomo」を対象としていないこと。一年半前に DAZN for docomo が税込 ¥1,078/月 から税込 ¥1,925/月 に値上げした際もそれ以前からの契約者は ¥1,078/月 のプランが適用され続けていて、今後追加のアナウンスがない限り私は引き続き ¥1,078/月 で視聴できるようです。もし DAZN で F1 を視聴したければ、今からでも d アカウントを取得して DAZN for docomo を契約するのが最安(¥1,925/月)ということになりそうです。とはいえ DAZN-docomo 間の契約も何かしらの時限条項はあるでしょうから、いずれは値上げを受け入れざるを得ない日が来るはずです。

私はサッシャ・中野体制の DAZN F1 をとても気に入ってしまったのでフジに出戻りたくはありませんが、もし DAZN for docomo の料金まで値上げされることがあったら改めて視聴方法を考え直そうと思います。

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