Razer BlackShark V2 Pro のイヤーパッド交換

在宅勤務用として購入し、間もなく 3 年が経とうとしている Razer BlackShark V2 Pro。丸一日かけていても疲れないほどかけ心地が良いし、ヘッドホンもマイクも必要十分な音質でとても気に入っています。イヤーパッドがファブリック製で水洗いできるのも良いのですが、洗うために何度かつけ外しするうちに固定用のツメが折れたり布地が一部破れたりしてきてしまいました。

この際だから気になっていた INZONE H7 に買い換えることも考えたのですが、ちょっと側圧が強めで私好みではありませんでした。最近発売された H5 は側圧が緩和されているらしくて気になっていますが、まあ BlackShark V2 Pro にさしたる不満があるわけではないからイヤーパッドだけ交換することに。
ただ、調べてみたところ Razer はこの製品用の交換用イヤーパッドを販売していないっぽい？ということで、互換イヤーパッドを買ってみました。

Geekria / 互換イヤーパッド Comfort Razer BlackShark V2, BlackShark V2 Pro

ヘッドホン／イヤホン関連製品を多数リリースしている Geekria の製品です。以前も MDR-1A 用の互換品を利用したことがあり、品質は悪くないだろうと推測して購入。

Amazon で注文したのですが、配達方法が衝撃的でした。

紙袋による簡易梱包なのは別にいいんですが、内容物が箱型だから郵便受けに入るはずもないのに紙袋の端っこを郵便受けに突っ込んで「配達完了」とされていました。これではマンションの郵便受けの後ろ側から抜けないし、郵便受けに入り切っていないから最悪盗難のリスクもある。近年の Amazon の物販は本当に品質が落ちてますね。こんなんだから Amazon でしか買えないもの以外は極力 Amazon 以外で買うようにしています。

さておき。
内容物はイヤーパッド 2 ピースとパッド脱着用のツール、クリーニングクロス程度です。
「I FIXED IT（自分で直した）」というステッカーが同梱されているけど、これどう使うんだ…。

↑写真左が Razer の付属品、右が Geekria の互換品。純正は 3 年弱使ったため新品の状態からは変わっていますが、Geekria は素材感といいファブリック表面のメッシュ柄といい、ほぼ純正品と見分けがつきません。

互換パッド付属のツールを使って元々ついていたイヤーパッドを外します。イヤーパッドの布地やツメが案外脆いので要注意。
外せたら互換パッドを装着します。ハウジングの対角方向についている二つの穴を使って位置合わせするのがスムーズです。

ものの 3 分で交換完了。見た目は純正そのものです。
新しいイヤーパッドの方がクッションに張りがあって密閉性が高いように感じますが、これは以前のものが使い込みと選択によってヘタっていた可能性もあり、本来の差分はよく分かりません。でも新しいイヤーパッドはサラサラしていて付け心地が良い。

BlackShark V2 Pro のイヤーパッドは水洗い可能なのがとても良いのですが、さすがに 3 年間夏場も含めて毎日 8 時間という感じで使っていると洗濯しても素材がヘタったりにおいが落ちにくくなったりしていました。本来ならば Razer から交換用イヤーパッドが販売されていてほしいところですが、Geekria の互換パッドは品質、入手性、価格いずれも合格点だと思います。もしかして Razer 自体がこういう社外品をアテにして保守パーツ販売してないんじゃないかという気もしますね。

私は今後も出社より在宅勤務主体になることは変わらなさそうなので、イヤーパッドが新しくなった BlackShark V2 Pro には当分活躍してもらうこととします。