「久しぶりだな、回転寿司」
先日オクトラのオーケストラコンサートで三軒茶屋に行きました。三茶って普段あまり行かないからランチタイムといっても飲食店のアテがない…と思ったけど、そういえば孤独のグルメ Season6 に登場した回転寿司のお店があったじゃないですか。言われてみれば三茶に降り立ったのもあれ以来な気がします。というわけで、すずらん通りの奥にある「台所家」へ。
今回は特に行列もなく入店できました。が、席はけっこう埋まっていて、変わらぬ人気店であることがうかがえます。
隣席との距離が近いコンパクトなカウンターの回転寿司、やはり原作コミックに登場した吉祥寺の天下寿司を思い出す。
レーン上をギュウギュウ詰めで回ってくる寿司たち。座ってるだけで回遊してくる魚を釣り放題だ。
こうやってレギュラーで回ってくる寿司がありつつも、基本的には注文して握ってもらうのが中心のようでひっきりなしにいろんなお客さんのオーダーが飛び交っています。こうなるとあえて回す意味とは…と思わなくはないけれど、回転寿司におけるコンベアってもはや様式美のための存在なののかもしれない。
さーて、今日は何で口火を切るかな。
では、ちょっと変わり種からスタートしてみようじゃないか。
軍艦の上にほぐしたサーモンといくらが載っているこれは「サーモンファミリー」。寿司版の親子丼、といったところか。こういう変化球的ネタは回転寿司ならではだから、積極的にチャレンジしていきたい。
続いては王道のまぐろ赤身とはまち。どちらも安定のおいしさ。
定期的にぶり成分を摂取していたい富山人としては、ぶりの出世前の名前であるはまち(北陸ではふくらぎ)をこういうところで食べられるのは大変ありがたい。舌が、胃が喜んでいるのを感じる。
そして私の大好物であるところのいわしの握り。
いわしって、ちっちゃいのに脂乗りとうまみが凝縮されていて寿司で食べるとたまらんですよね。おろし生姜やネギと合わせるのもいい。
ああ、うまい。いわし。いわすなぁ、いわし。
こちらはメニューに載っていなかったのですがいわしの炙り寿司ですよね。
さっきの生いわしとは違って皮付きで炙ってあることで香ばしさが立ってうまい!生とはまた違った良さがある。これ、たいそう気に入りました。
しかし、お寿司を炙るようになったのっていつからだろう。
さらにまぐろ三種。前回も食べたけど今回もこれは外せません。
赤身、中トロ、大トロを順に食べていくことで味のグレードアップ感を堪能できるのが良い。最後に大トロに行き着いたときの、頂点を極めた感。
回転寿司屋の贅沢食い。
世相を反映して 7 年前(580 円)からは値段が上がってしまったけど、マグロ三貫で 800 円。いいんじゃないの。
最後はまたサーモンに戻ってきて、炙りトロサーモン・マヨポン酢。
回らない鮨屋では邪道と言われるサーモンだけど、回転寿司じゃむしろ王道だい。それをさらに炙ってマヨネーズで…まさに回転寿司の醍醐味。自分は、ちょっと良いものもこういうものも両方楽しめる人間でありたい。
レジ前には放送直後に来たときにはなかった松重さんと濱田岳さん(ドラマでは『釣りバカ日誌』からのゲストで浜ちゃん役として登場されてましたね)のサインが飾られていることを確認しました。
いやはや、久しぶりの回転寿司、楽しかった。
東京で回転寿司って滅多に食べに行かないのですが、たまにはこういうのも良いですね。また来よう。
ごちそうさまでした。
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